おにぎりシュート
提供:MTG Wiki
おにぎりシュートは、日本発の地雷系の瞬殺コンボデッキ。別名「三角シュート」。名前の由来はカードに描かれたPhyrexian Devourerの形状(イラスト)。
製作者は「日本三大地雷」の一人、笹沼希予志。彼が世界選手権99で使用する「予定」だったデッキ。
アーティファクト クリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) 構築物(Construct)
Phyrexian Devourerのパワーが7以上になったとき、それを生け贄に捧げる。
あなたのライブラリーの一番上のカードを追放する:Phyrexian Devourerの上に+1/+1カウンターをX個置く。Xはその追放されたカードのマナ総量である。
インスタント
この呪文を唱えるための追加コストとして、クリーチャー1体を生け贄に捧げる。
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。投げ飛ばしはそれに、その生け贄に捧げたクリーチャーのパワーに等しい点数のダメージを与える。
ソーサリー
この呪文を唱えるための追加コストとして、アーティファクト1つを生け贄に捧げる。
あなたのライブラリーからアーティファクト・カード1枚を探し、そのカードを戦場に出す。その後、ライブラリーを切り直す。
Phyrexian Devourerを起動型能力で大きくして、投げ飛ばし/Flingで致死量のダメージを与える瞬殺コンボ。パワーが7以上になっても、パワーが20以上になるまで続けて起動して即座に投げることで、生け贄に捧げる能力を無視する。第6版でスタックルールが導入されたことで可能になったコンボである。
ルールの変更、さらにウルザズ・レガシーで修繕/Tinkerが登場したことによりトーナメントレベルになった。手札5枚(魔力の櫃/Mana Vault+修繕+投げ飛ばし+土地2枚)で2ターンキルまで可能であった。
しかし、世界選手権99の開催前日に大会限定の特別エラッタが出され、Phyrexian Devourerの起動型能力にも「Phyrexian Devourerのパワーが7以上である場合、それを生け贄に捧げる」と追加されたことで、このコンボは成立しなくなってしまった。開催直前の発表に大慌てした選手は少なくない。その後、1999年11月頃に正式なエラッタが出され、長らくこのコンボは封じられていた。
2011年9月のオラクル更新でエラッタが解除され、現在では再び使用することができる。
サンプルレシピ
メインデッキ (60) | |
---|---|
クリーチャー (2) | |
2 | Phyrexian Devourer |
呪文 (34) | |
4 | 魔力の櫃/Mana Vault |
4 | 修繕/Tinker |
3 | 吸血の教示者/Vampiric Tutor |
4 | 渦まく知識/Brainstorm |
4 | 衝動/Impulse |
4 | マナ漏出/Mana Leak |
4 | 投げ飛ばし/Fling |
3 | リム=ドゥールの櫃/Lim-Dul's Vault |
4 | Force of Will |
土地 (24) | |
2 | 島/Island |
4 | Badlands |
4 | Tundra |
4 | Volcanic Island |
4 | 地底の大河/Underground River |
3 | 真鍮の都/City of Brass |
3 | 宝石鉱山/Gemstone Mine |
- サイドボードは不明。
- キーカードのPhyrexian Devourerが2枚しか入っていないのは、修繕/Tinkerから戦場に出すため。もしPhyrexian Devourerが手札に来てしまったら、渦まく知識/Brainstormでライブラリーに戻す。
- 実際には使用されなかったデッキの詳細が判明しているのは、塚本俊樹が月刊ゲームぎゃざに連載していたデッキを紹介する記事で、このデッキを取り上げたため。