無害な申し出/Harmless Offering
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赤くなった寄付/Donate。ただし対戦相手しか対象に取れなくなったので、空撃ちしたりチームメイトのサポートには使えなくなった。
扱い方としては寄付と同じで、デメリットのあるパーマネントのコントロールを対戦相手に押し付けることで有利を得るコンボに利用する。オリジナルの寄付がエターナルでしか利用できないため、モダン以降の環境ではこちらを利用することになるだろう。
共存する期間こそ短いものの、登場時のスタンダードには悪魔の契約/Demonic Pactという相性抜群の相方がいる。3つのモードを使いきった後に悪魔の契約を対戦相手に押し付けることで、次のアップキープにそのまま敗北させることができる。ターン数がかかる点でやや悠長なので、このコンボに一点特化するよりは、悪魔の契約を用いるコントロールデッキに追加の勝ち手段として採用するのがよいだろう。対戦相手からすれば、契約を除去しなければ危険だが、除去してしまうと契約の恩恵だけを享受させてしまうことになるので、なかなか悩ましい選択を迫られることになる。
リミテッドではまずデッキには入らない。精神壊しの悪魔/Mindwrack Demonなど、渡すことに意義のあるパーマネントもないことはないが、レアカードを使いアドバンテージを失ってまで狙うコンボではないだろう。
- バザールの交易商人/Bazaar Traderと比較して、エンチャントやプレインズウォーカーも渡すことができるようになっている。特にエンチャントを渡せる点は、上記の悪魔の契約などとのコンボの面で重要。
- イラストでは可愛らしい仔猫が描かれており、一見すると正に「無害」に見えるが、よくよく見てみると、不穏な雰囲気がそこら中に漂っている。
- 尻尾が蛇のように牙を剥いている。
- 右後ろ足が怪物の足のようになっている。
- 仔猫を抱く男は両手を負傷し流血している。
- 仔猫の薄笑いを浮かべたような口元には血が付着している。
- 大きなサイズの壁紙で見ると確認しやすい。
参考
- The M-Files: Eldritch Moon, Part 2/Mファイル『異界月』編・パート2(Latest Developments 2016年7月29日 Sam Stoddard著)
- カード個別評価:異界月 - レア