召し上げ/Expropriate
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ソーサリー
動議 ― あなたから始めて各プレイヤーは「時」または「金」のいずれかに投票する。「時」1票につき、このターンに続いて追加の1ターンを行う。「金」1票につき、その票に投票したプレイヤーがオーナーであるパーマネント1つを選ぶ、それのコントロールを得る。召し上げを追放する。
動議によって、追加ターンを得る効果か、対戦相手のパーマネント奪取を行う効果を持つソーサリー。また、効果の解決時に自身を追放する。
自分が「時」に投票することで最低でも1ターンの追加ターンを得られる。使われた方の立場になると、追加ターンを与えるよりかは自分のパーマネント1つをプレゼントする方が「マシ」であるという場合が多いため、多くの場合は追加の1ターンに人数分のパーマネント奪取ということになるだろう。無論、戦況によっては追加ターンの方が選ばれる事もあるし、特に多人数戦では、自分以外の相手が狙われると予想して追加ターンを選ぶような事も有り得る。
時間のねじれ/Time Warp+露骨な窃盗/Blatant Thieveryと考えると、12マナかかるところを3マナ節約できる(しかも色拘束も少ない)ため、かなりお得と言える。土地も選べるため、奪うカードがないという状況も少ないだろう。 また、追加ターンの問題として「ターンを奪った所で場が硬直状態もしくは劣勢で、ドローと追加の土地置きぐらいしか出来ない事がある」と言う点があるが、このカードは相手のフィニッシャーやブロッカーを奪いつつ追加ターンを得られる(もしくは2ターン以上得られる)ので、この問題を回避しやすい。
また、露骨な窃盗と違う点としてこちらは対象を取らないため呪禁やプロテクションを持つパーマネントにも対応出来る。
ネックとなるのはその重さか。多人数戦でこれを唱えた段階で周囲のヘイトがたまるので、コスト軽減等を活用し、有用なパーマネントを奪って得られた追加ターンでなるべく勝負を決めたい。
選択の幻影/Illusion of Choiceと組み合わせれば、プレイヤーの数だけ追加ターンを得られる。また、チーム戦でもチームメイトの数だけ追加ターンを得られる。その特性自体は動議カード全てに共通するが、このカードは特にリターンが大きいため、狙う価値はある。