ジェンリク/Jenrik
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ジェンリク/Jenrikはイニストラード・ブロックおよびイニストラードを覆う影ブロックのキャラクター。カード化はされていない。
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解説
イニストラード/Innistradの名高い天文術士/Astronomancer[1]。人間の男性。
ネファリア/Nephaliaの銀の砂浜/The Silver Beachに立つ月長石の塔に住むジェンリクは、外界との一切の接触を絶ち、謎めいた天体研究に従事している。彼は月の観測を行い、その通り道を星図上に凄まじく緻密に記録している。彼の仮説によれば、イニストラードの月は銀の粒から成る広大な砂漠であるという。また彼は月の持つ奇妙な力が生物に及ぼす影響も研究している。彼は地上の銀はすべて月に由来するものであり、銀の力と月の力との間には関係があると考えている。
護法が彼の塔から狼男/Werewolfを遠ざけており、ストロムカーク/Stromkirk家の吸血鬼/Vampireもこれほどまでに月への深い理解を有する者は実は強大な力を持っているのではないかと考え、その知識を恐れている。彼はイニストラードの未来を予見する者であるとも、故郷に帰ろうとしている霊/Geistであるとも、あるいは天使や悪魔の類であるとも噂されている。
経歴
アヴァシンの帰還
イニストラードを訪れたタミヨウ/Tamiyoはこの次元/Planeの銀の月に心惹かれ、それが生物に及ぼす影響を調べて膨大な記録を書いた。やがて彼女は高名な天文術士ジェンリクを訪ね、彼とともに月の研究を行うようになった。
アヴァシン/Avacynが獄庫/The Helvaultから解放されると、2人はこの天使が世界に与える影響や、彼女と月との関係についての理論を組み立て始めた。
溺墓の寺院/The Drownyard Temple
アヴァシンの帰還から約1年後、イニストラードで様々な異変が発生し、ジェンリクとタミヨウはそれらを調査し始めた。ジェンリクがレム・カロラス/Rem Karolusに依頼して月長石の塔のタミヨウのもとに届けさせた狼男の死体は、必ず起きるはずの死後反転/Death reversionを起こしていなかった。
マルコフ荘園の謎/The Mystery of Markov Manor
ジェイス・ベレレン/Jace Belerenは崩壊したマルコフ荘園/Markov Manorで記憶の残滓のようなものを目にし、ジェンリクの最期を追体験する。
タミヨウは研究内容を記録し続けていた日誌をジェンリクに預け、マルコフ荘園の調査に向かわせた。しかし荘園で彼はマルコフ/Markov家の吸血鬼たちに捕らえられてしまう。さらに折悪く居合わせたナヒリ/Nahiriの攻撃の巻き添えに遭い、彼は石壁の中に閉じ込められて絶命した。
登場
登場カード
フレイバー・テキストに登場
登場作品・登場記事
- Planeswalker's Guide to Innistrad: Kessig and Werewolves/プレインズウォーカーのためのイニストラード案内 ケッシグと狼男(Savor the Flavor 2011年10月5日 Magic Creative Team著、日本語版では「ジェンリック」と訳されている)
- A Planeswalker's Guide to Innistrad: Nephalia and the Undead/プレインズウォーカーのためのイニストラード案内 ネファリアとアンデッド(Savor the Flavor 2011年10月19日 Magic Creative Team著)
- The World of Avacyn Restored: Tamiyo, the Moon Sage/アヴァシンの帰還の世界:月の賢者タミヨウ(アヴァシンの帰還ミニサイト 2012年4月25日)
- Checking in on the Planeswalkers/プレインズウォーカー達の現状(Feature 2014年6月17日 Doug Beyer著)
- The Mystery of Markov Manor/マルコフ荘園の謎(Magic Story 2016年3月30日 James Wyatt著)
- The Drownyard Temple/溺墓の寺院(Magic Story 2016年4月6日 Mel Li著)
- Stories and Endings/物語と結末と(Magic Story 2016年5月11日 Nik Davidson著、名前のみ)
脚注
- ↑ astronomancerは「astronomy(天文学)」と接尾辞「-mancer(占い師)」を組み合わせた造語だろう。記事によっては星術師とも訳されている。