忌まわしき者/Abomination
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解説
黒のバジリスク能力を持ったクリーチャーは、緑に遅れること1年弱、レジェンドで収録されたこの忌まわしき者とInfernal Medusaが初登場である。これはブロック関係を持った対抗色のクリーチャーを破壊する能力がある。
当時のリミテッドなら嫌らしい壁にでもなりえたのだろうが、それでもそのコスト・パフォーマンスはどうしようもない位悪い。タフネス6は頑丈ではあるが、5マナもつぎ込んでパワーが2点ぽっきりで、悪い面ばかりが集約されたクリーチャーとしかコメントできない。廉価版なら戦慄の死霊/Dread Specter、これを上方修正すれば怪奇な混種/Grotesque Hybrid辺りに落ち着くだろう。
- 元々のクリーチャー・タイプが名前と同じであったために、長い間アルファベット順で最初のタイプであった。再録に漏れるなどでしぶとく残り続けるも、遂にローウィン前の大改訂で絶滅、新しくホラーとなった。この改訂によって、2007年9月現在の一番目のタイプはアドバイザーになる。
- 真っピンクでケロイド状の人物を描いた、マジックでも随一のグロテスクな絵として、Mark Tedinの名と共に恐れられている。しかし意外なことに、この絵はペーパーバックの扉絵にあったレオナルド・ダ・ヴィンチの自画像がもとになっているとTedinは語っている。もっとも、その扉絵は年期が経ったせいで、もはや半透明のどろどろした人の顔のように映ったために、それを思い起こしてスケッチした結果がこうなった。→Abomination Art