濫用
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濫用/Exploit | |
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種別 | 誘発型能力 |
登場セット | タルキール龍紀伝 |
CR | CR:702.110 |
濫用(らんよう)/Exploit はタルキール龍紀伝で登場したキーワード能力。クリーチャーが持つ、それが戦場に出たときに誘発する誘発型能力であり、濫用したときに誘発する他の誘発型能力とセットになっている。
Silumgar Butcher / シルムガルの解体者 (4)(黒)
クリーチャー — ゾンビ(Zombie) ジン(Djinn)
クリーチャー — ゾンビ(Zombie) ジン(Djinn)
濫用(このクリーチャーが戦場に出たとき、あなたはクリーチャーを1体生け贄に捧げてもよい。)
シルムガルの解体者がクリーチャーを1体濫用したとき、クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは-3/-3の修整を受ける。
定義
濫用/Exploit は、「このクリーチャーが戦場に出たとき、あなたはクリーチャーを1体生け贄に捧げてもよい。」を意味する。
濫用を持つクリーチャーは、濫用能力をコントロールしているプレイヤーがその能力の解決時にクリーチャーを1体生け贄に捧げるとき「クリーチャーを濫用」する。
解説
青黒のシルムガル氏族/The Silumgar clanに与えられたキーワード能力。
ルール
- どのクリーチャーを生け贄に捧げるかの選択をするのは、濫用の解決時である。
- 1回の濫用で生け贄に捧げられるのは1体のクリーチャーだけである。複数のクリーチャーを生け贄に捧げることは出来ない。
- 濫用能力を解決する前に濫用を誘発させたクリーチャーが戦場を離れた場合、「[このクリーチャー]がクリーチャーを1体濫用したとき、~/When [this creature] exploits a creature, ~」の能力は誘発しない。
- 濫用によって自身を生け贄に捧げても「[このクリーチャー]がクリーチャーを1体濫用したとき、~/When [this creature] exploits a creature, ~」の能力は誘発する。(領域変更誘発)
- 濫用を解決したとき発生源であるクリーチャーのコントローラーが変わっていた場合、「[このクリーチャー]がクリーチャーを1体濫用したとき、~/When [this creature] exploits a creature, ~」の能力は新たなコントローラーの元で誘発する。
その他
- タルキール龍紀伝で登場した濫用に関係するカードはすべて、自身が「クリーチャーを1体濫用した」ことのみを参照する。他のカードが持つ濫用を参照するようなカードは存在しない。
- タルキール龍紀伝でのような使われ方だけであれば、濫用をキーワード能力ではなく能力語として、「濫用 ― [このクリーチャー]が戦場に出たとき、あなたはクリーチャーを1体生け贄に捧げてもよい。そうした場合、~」というような書式の誘発型能力1つで表記してもいいような気もするかもしれないが、2つの能力に分けることで、若干異なる挙動となる。使い勝手が変わるカードもあるだろう。
- 1つの能力で表記された場合とは違い、例えば「生け贄に捧げた後、『濫用したとき』の誘発型能力が解決する前に優先権が発生する」「『濫用したとき』の誘発型能力が対象を取る場合、生け贄に捧げた後で対象を選ぶ」といった挙動になる。
- 具体的なカードで例示すると、死者を冒涜するもの/Profaner of the Deadは、2つの能力に分かれていることで、以下のような挙動を示す。
- もし死者を冒涜するものののルール・テキストが、前述のような1つの能力で表記されていた場合、その挙動は以下のように変わる。