ミシュラのアンク/Ankh of Mishra
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土地の展開を阻害するアーティファクト。自分にも被害は及ぶが、上手く活用すれば無色のダメージソースとして対戦相手を苦しめる。
黎明期では、暗黒の儀式/Dark Ritualから黒の万力/Black Viseとこれを一緒に出すプレイングが知られていた。このプレイングは金澤尚子の漫画でもちらっと出ている。
第6版で再録された時は、ネメシスで登場したパララクスの潮流/Parallax Tideとのコンボ、アンクタイドのキーカードとして活躍した。
フェッチランドに対しても高い効果を発揮する。ショックランドがあった頃のエクステンデッド環境に存在しなかったことが悔やまれる。
- 第6版まで皆勤賞だったが、第7版以降は再録されていない。
- アンクとは古代エジプトで用いられた「生命」の象徴図像であり、エジプト十字とも呼ばれる。かの有名なツタンカーメン王の名前にも使用されている(Tut-ankh-amen「アメンの生ける姿」)由緒正しい図形である。
- 神河物語では、クリーチャー版の罰する者、ゾーズー/Zo-Zu the Punisherが登場した。
- リミテッド・エディション版はGathererのIDが1である(Gathererのページ)。
ストーリー
ミシュラのアンク/Ankh of Mishraは工匠ミシュラ/Mishraの名を冠するアーティファクト(イラスト)。ミシュラ関連のカードとしては最初の1枚。
小説The Brothers' Warでは、このアンクは元々サリンス/Sarinthのシンボルだったもので、サリンス征服後からミシュラはベルトに差して携帯している。このミシュラのアンクは剃刀のように鋭い刃を持っており、ウルザ/Urzaとの最後の一騎打ちでは武器として使ってウルザの額を深く切り裂いた(→仕返し/Retaliation#ストーリー)。
ウルザズ・サーガ再デザインされたミシュラのイラストで右手に握られている刃物がこのアンクである(スタイルガイドのイラスト、ヴァンガードのイラスト、仕返しのイラスト)。
第5版と第6版では装身具ではなくミシュラによる奇妙な建造物として描かれている(イラスト)。タウノス/Tawnosはこの構造物自体がミシュラの発明だと解明した。
タウノスはついにその謎を解き明かした。この異様な構造物の内側に、悪意に満ちたミシュラの発明が収められているのではなく、実は、この構造物自体がミシュラの発明のひとつなのだ。