難題/Vex
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3マナ圏でシングルシンボルの確定カウンター。その正体は単体でアドバンテージを失ってしまう、パーミッションの自爆カード。
大きなデメリットには見えないかもしれないが、カード・アドバンテージを重視するパーミッションにとっては「ウィニーデッキが有利な状況で神の怒り/Wrath of Godを撃つ」ようなもの。ここまでカウンターの性能は落ちてしまったのかと嘆く人は多いだろう。確定カウンターなのはありがたいが、上手く使うのは難しい。正に「難題」である。
融通のきき過ぎたArcane Denialの調整版。コストを重くし、自分の呪文に使って擬似ドローと言う使い方を出来なくしている。しかし、Arcane Denialの利点はまさにその2点にあったわけで、その両方をなくしてしまっては、ただの弱い確定カウンターに成り下がってしまった。
リミテッドでは決して入らないカードではない。致命的なカードへの対応策がこれしかないと言う場合も考えられるだろう。また少数の切り札に頼るデッキが相手なら、それを落とすだけで勝てる場合もある。
- このコラムによれば、実はシングルシンボルの確定カウンター呪文はこれ以外にはArcane Denialしかない。これは、開発側が「確定カウンターは(青)(青)が含まれるべきである」と考えているため(拒絶/Abjureや差し戻し/Remandは、このコラムでは不確定カウンターに分類している)。
- なお、上記のコラムでは、よく使われていたカードなのに、ドロマーの魔除け/Dromar's Charmが完全に忘れられている。