定業/Preordain

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2020年11月8日 (日) 15:58時点におけるブラー (トーク | 投稿記録)による版
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Preordain / 定業 (青)
ソーサリー

占術2を行い、その後カードを1枚引く。(占術2を行うには、あなたのライブラリーの一番上から2枚のカードを見て、そのうちの望む枚数のカードを望む順番で一番下に置き、残りを望む順番で一番上に置く。)


軽く使い勝手のよいドローサポート呪文占術2を行ってから引くので、かなり選択の幅が広い。

血清の幻視/Serum Visionsドローと占術の順番を逆にしたカードだが、即座に手に入るカードを選択できる分定業が勝る。

入れ替わりで基本セット落ちした思案/Ponderと比較すると、掘れる枚数の多いあちらはコンボデッキ向け、必要なカードを選びつつ、不要なカードをライブラリーの一番下に送ることで実質的にデッキ圧縮を行い長期的なアドバンテージを得ることができるこちらはコントロールデッキ向けである。

登場直後は青赤昇天を大幅に強化した他、エターナルでもストームを中心に採用されるなど、コンボデッキでの利用が目立ったが、次第に採用するデッキが増え、青黒青白コントロールでも4枚積みが標準となった。また最初期のモダンでは青赤系コンボが隆盛し、それらの基本パーツとなったが、後述の通り禁止された。

レガシーでも優秀な軽量ドローであり、渦まく知識/Brainstormや思案に次ぐドロー呪文として採用されることがある。またヴィンテージでは渦まく知識と思案が制限カードに指定されているため、しばしばこのカードも採用される。パウパーではレガシーにおけるフェッチランドのような手軽なシャッフル手段が少ないため、渦まく知識などより優先されることが多く、環境でも屈指の採用率を誇る。このように、様々なフォーマットで活躍した優良カードである。

モダンではコンボデッキ弱体化を目的に、エクステンデッドでは直前のスタンダードで猛威を振るったことにより、2011年10月1日より思案/Ponderと共に禁止カードに指定された[1]

開発秘話

公式記事[2]では、血清の幻視を改良する意図で作ったカードだと述べられている。

改良点は2点あり、1つ目は上述の通り「占術と引く順序を入れ替えた」メカニズム面。そして2つ目は、カード名ミラディン/Mirrodinという特定の次元/Planeに縛られないより一般的な名称「Preordain(運命を定めること)」にした点である。

  • カード名の命名について、翻訳記事「占術の大混乱」では「Serum Visions is also not a great name, as we aren't always on Mirrodin.」を「ミラディンのカードの例に漏れず、このカード(血清の幻視)の名前もあまりいいとは言えません。」と訳した間違いがある。原文は「we aren't always on Mirrodin(ミラディンにいつもいるわけではない)」ために相応しくない。つまり、ミラディンの設定を反映した『血清』という名前が他セットへの再録の障害となることが問題であって、ミラディンのカードは一般的に下手な命名である、という意味ではない。

参考

  1. Explanation of September 2011 B&R Changes/2011年9月制限禁止カード変更点について(Daily MTG 2011年9月20日)
  2. Scry Havoc/占術の大混乱(Web Archive)(Daily MTG 2007年7月2日)
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