不吉なとげ刺し/Fell Stinger
提供:MTG Wiki
濫用で痛ましい教訓/Painful Lessonを学べる中堅クリーチャーのゾンビ・蠍。
濫用は通常、同様の効果を持つ呪文に比べコストが重く、テンポ・アドバンテージ面で損をするのだがこれについては痛ましい教訓と同じ。クリーチャーとしても3/2接死となかなか悪くなく、リミテッドであれば単純に汎用性が高く、腐る心配がほとんど無い優良アンコモンとして活用できる。濫用クリーチャーはインスタント・タイミングで除去されると妨害されてしまうので一応注意が必要だが、リミテッドは基本的に除去の搭載率も下がるのであまり心配はしなくてもよい場合が多い。部族シナジーを受けられる点も嬉しく、イニストラード:真紅の契りの主要クリーチャー・タイプのひとつとあって相性の良いカードも大量に存在する。
構築レベルだとクリーチャーとしてはやや後ろ向きではあるが、とりあえずゾンビの頭数として計算できるし、最悪ドローソースになるのでゾンビ・デッキを中心として十分に採用可能な性能。他の濫用と同様、死亡誘発能力を持つクリーチャーを併用しておくと、誘発させつつ手札を補充、息切れを防ぐだけでなく、盤面によっては2点火力としてトドメに貢献するなど、やはり汎用性の高さが売り。
ドローソースとしてだけ使うのであれば、イニストラード:真夜中の狩りで登場した血の契約/Blood Pactの方が、インスタントである分だけ優秀。やはりゾンビ・クリーチャーである点を活用できるよう構築しておこう。