身代わり/Simulacrum

提供:MTG Wiki

2008年7月29日 (火) 14:45時点におけるGariu (トーク | 投稿記録)による版
移動: 案内, 検索

Simulacrum / 身代わり (1)(黒)
インスタント

あなたはこのターン、あなたに与えられたダメージに等しい点数のライフを得る。あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とする。身代わりはそれに、このターンあなたに与えられたダメージに等しい点数のダメージを与える。


後の世では考えづらい、の防御用カード。そのターンにあなた本体が受けた全ダメージをなかったことにして、それと同じ量のダメージを自分のクリーチャーに与える。見かけ上、本体に入るダメージをクリーチャーに肩代わりさせるような呪文。

軽減やダメージの移し変えではないのが独特な点。そのダメージ源についてまったく言及がないので、どんなダメージにでも対応できる。

  • ウルザの激怒/Urza's Rageのような軽減できないダメージでも問題ない。
  • 地震/Earthquakeのような、対象を取らない呪文からのダメージでも問題ない。
  • 黒死病/Pestilenceを5回起動して5ダメージ、というような複数回にわたるダメージでも問題ない。
  • そもそもダメージ源が1つである必要がないので、例えばクリーチャー10体からの戦闘ダメージでも、これ1枚ですべて無効化できる。

今でも強力なカードではあるが、ライフが0になったら即敗北というルールに変わったことで大きく弱体化した経歴がある。昔のルールでは致死ダメージを食らってもフェイズの終了時までにライフを1以上にしておけば問題なかったため、バシバシ攻撃を受けた後に余裕顔でプレイすることができた。

今となってはライフの取得効果に過ぎないので、これを使う前の段階でライフが0を下回ってはいけない。一発の火力で勝負を決めるチャネルボールMoMaズヴィバーゲンなどには対応できないので注意。

  • ライフ取得を禁止する絶望の荒野/Forsaken Wastesなどが張られていると意味がない。
  • 1ターンに2枚以上使用すれば、もちろん使用した分だけライフを得られる。結果的にターン開始時/ゲーム開始時の値を上回るライフになっても問題ない(もちろんクリーチャーへのダメージも更に発生するが)。テキストの修正によって「身代わり」のニュアンスからいうと不自然になってしまったが、ルール上はそうなる。

参考

MOBILE