セレズニア議事会/The Selesnya Conclave

提供:MTG Wiki

2024年1月23日 (火) 02:24時点におけるYoidome (トーク | 投稿記録)による版
(差分) ←前の版 | 最新版 (差分) | 次の版→ (差分)
移動: 案内, 検索

セレズニア議事会/The Selesnya Conclaveは、ラヴニカ/Ravnicaにおける10のギルド/Guildの1つ。緑白で、2色の友好色たるあたりの性格(共同体主義)である。「議事会」の別名を持つ。

目次

[編集] 解説

セレズニアの基本理念は、セレズニア議事会の福音者である狼乗りのトルシミールの言葉に現れている。「我らと共にあるならば、すべてが平等だ。それまでは、お前の存在は無い。」すなわち、共同体であることを何よりも重視し、その中のすべてのものはその役割に関わらず平等であると考えている。その構成員は無私無欲で他人に尽くすものたちであり、それは洗脳的・狂信的集団であるようにも見える。実際に洗脳が行われているかどうかは詳細は不明だが。

また、自然に根ざした団体でもあり、自然と調和しそれを世界全体に広げることを目的としている。しかし、その信念の強さと場所を選ばないやり方から、他のギルドとの紛争の理由にもなっている。

指導者はセレズニアのパルンでもあり、「自然そのものの顕現」「世界魂」とも呼ばれるマット・セレズニア(マトセレズニアとも訳される)、そしてその声を伝えるドライアドのグループである議事会、ひいては部分的に意識を共有しているセレズニアのメンバー全員が指導者と言える。

本拠地は世界最古の巨大樹ヴィトゥ=ガジー。既に枯れているが、魔術により生かされており、その幹には非常に重要な場所が存在している。

[編集] ラヴニカ・ブロック

ザデック/Szadekの計略によりマット・セレズニアは抹殺されかけるが、アグルス・コス/Agrus Kosとその仲間達によってかろうじて阻止された。

[編集] ラヴニカへの回帰

ギルドパクト崩壊の後マット・セレズニアは深い眠りに付き、彼女に接触できるほど深く世界魂に潜れるものはいなかった。またラヴニカの人々のギルドへの不信感はセレズニアのような参加者の力に頼るギルドを縮小させ、セレズニアは消滅するかに見えた。

新たなドライアドの議事会、トロスターニ/Trostaniはセレズニアのパルンへのリンクを回復させ、セレズニア議事会を再興した。 セレズニアは彼らの正当さのための平和的な戦いに従事し、殺風景な建物に自然の美をもたらす事でマット・セレズニアの天恵を広めようとしている。

[編集] 重要地点

[編集] ヴィトゥ=ガジー/Vitu-Ghazi

セレズニア議事会の中心である大樹で、その根はラヴニカ全体に行き渡っていると言われている。ギルド庁舎でもあり、ギルドマスター・トロスターニとドライアド議事会達の家となっている。ラヴニカの歴史を保存する図書館も存在し、ギルドパクト/Guildpactの原典が保管されている。

新ファイレクシア/New Phyrexiaの侵攻時に深刻なダメージを受けたことで休眠状態になる。その後、傷を癒すために規模を縮小しつつもセレズニア領地の公園に移転した。

[編集] スマーラ/Sumala

瞑想のために作られた巨大な庭園。サドルナ/Sadrunaというエルフ/Elfの剪定師により刈り込まれた植物と、セレズニアで最も壮大な建造物のいくつかが調和し、芸術的な光景を作っている。その風景はラヴニカ中に知られている。

[編集] 象牙の樫/The Ivory Oaks

アルビノロクソドン/Loxodon達に守られる聖なる樹木で、またの名をベロコス/Belokosと言う。ロクソドンの戦僧はトロスロン/Troslonという人物をリーダーとしており、象牙の樫から作られた武器(主に鈍器)で武装している。彼らはこの場所で行われるさまざまな契約と儀式を支援している。セレズニアの高位の指導者達はこの樹を自分達のものと主張してやまないが、トロスロンはあらゆるラヴニカ人にこの樹を解放している。樹に敬意を払いたい者や、その魔法的オーラを利用したい者すべてに対して。

[編集] 中央集会場/The Great Concourse

森の樹冠より高い位置にある道路で、最も純度が高く白い「ビジャン石灰岩」により形作られている。中心地には黒花崗岩が埋め込まれており、セレズニアのシンボルとなっている。宗教的な祝祭や信者たちの大規模な集会が行われることもあるが、基本的には市場として利用されている。また、眼下の森を破壊することなく物資や巨大な獣を移動させるための公道としても用いられている。

[編集] 用語

[編集] ヴァーナーディ/Vernadi

セレズニアがラヴニカの各所に築いている小さな共同体。それぞれが小さな樹木の周囲に組織され、ドライアドの指導者に率いられている。

[編集] ゲームでの特徴


Selesnya Guildmage / セレズニアのギルド魔道士 (緑/白)(緑/白)
クリーチャー — エルフ(Elf) ウィザード(Wizard)

((緑/白)は(緑)でも(白)でも支払うことができる。)
(3)(緑):緑の1/1の苗木(Saproling)クリーチャー・トークンを1体生成する。
(3)(白):ターン終了時まで、あなたがコントロールするクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。

2/2


Voice of Resurgence / 復活の声 (緑)(白)
クリーチャー — エレメンタル(Elemental)

対戦相手1人があなたのターンに呪文1つを唱えるたびと、復活の声が死亡したとき、「このクリーチャーのパワーとタフネスは、あなたがコントロールするクリーチャーの総数に等しい。」を持つ緑であり白であるエレメンタル(Elemental)・クリーチャー・トークン1体を生成する。

2/2

自然との調和、共同体主義を表す特徴として、トークンの生産能力に長けるギルド。ラヴニカ・ブロックではセレズニアのトークンといえば大半が苗木であったが、ラヴニカへの回帰ブロックでは2回り大きいケンタウルスを中心に様々なトークンが登場している。また、生産したトークンを活かすような能力も多い。

固有メカニズムとしてラヴニカ・ブロックとラヴニカのギルドでは召集、ラヴニカへの回帰ブロックでは居住を有する。前者が生産したトークンを活かす能力、後者がトークン生産を促進する能力となっている。

  • ラヴニカのギルドでは後の団結に相当する能力がメカニズムになる予定であったが、リミテッドにおける赤緑白を強化しすぎてしまうため変更となった[1]

ラヴニカ・ブロックドラフトを行う場合、最初のラヴニカ:ギルドの都でセレズニアを選んでしまうと、ギルドパクトディセンションで1ギルドずつ取ってうまく3色デッキを作る事ができないという難点がある。3色目をにするとギルドパクト、またはにするとディセンションで選ぶべきギルドがない。

  • ラヴニカで他のギルドを選んだ場合、そのようなことはない。
  • ディセンションのシミックもセレズニアと同様、うまく3色を作れないという問題を抱えている。
    • どのエキスパンションにもギルドで使われていない色がなく、なおかつ上記の条件で3色デッキを作れないギルドが存在しないように、10のギルドを3つのエキスパンションへ割り振ることは不可能である。どうしてもどこかのギルドを犠牲にしなくてはならなかったのだ。緑を含むギルドが2つ犠牲になっているのも、別に緑イジメと言う訳では無く、どう割り振っても一色が割を食ってしまうようになっている。

[編集] 重要人物

[編集] 関連カード・関連デッキ

[編集] ラヴニカ・ブロック

[編集] ラヴニカへの回帰ブロック

[編集] ラヴニカのギルド

[編集] 参考

[編集] Selesnya Week

2012年10月1日~5日に行われた『セレズニア特集/Selesnya Week』から。

[編集] 脚注

  1. Guild to Order, Part 2/支配するギルド その2(Making Magic 2018年9月17日 Mark Rosewater著)

[編集] 関連項目

MOBILE