モックス・ダイアモンド/Mox Diamond

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Mox Diamond / モックス・ダイアモンド (0)
アーティファクト

モックス・ダイアモンドが戦場に出るなら、あなたは代わりに土地カードを1枚捨ててもよい。そうしたなら、モックス・ダイアモンドは戦場に出る。そうでないなら、それをオーナーの墓地に置く。
(T):好きな色1色のマナ1点を加える。


パワー9として君臨していたMoxを調整して新しく登場した亜種。

手札を減らすことにより、行動範囲を狭める」ことでバランスを取ろうとしたようだが、土地を1枚捨てる程度のペナルティでは不十分だったようである。多色デッキにはもちろんのこと、コンボデッキマナ加速手段やウィニーデッキのスピード促進としてもその猛威を振るう。さらにウルザ・ブロックが出てからは、同ブロックの強力なアーティファクトに支えられ、トレイリアのアカデミー/Tolarian Academyの相方になったり修繕/Tinkerの餌になったりとその力に拍車がかかったようにも感じられた。

ただし、戦場に出るに際して手札に土地が必要であるため、デッキ構築の際、単純に土地の代わりとしてこれを入れると戦場に出すことができなくなる可能性があるので注意。同様にCharbelcherのような土地を絞るデッキのマナ供給源としては不向き。

[編集] 禁止・制限指定

1999年10月1日より、タイプ1(現ヴィンテージ)で制限カードタイプ1.5禁止カードに指定される。過去1年間、タイプ1をコンボデッキが支配しており、それらを止めるために高速マナ加速を制限する必要が生じたため[1]。しかし、2004年9月20日よりタイプ1.5から移行したレガシーでは禁止カードに指定されていない[2]。これはアグレッシブなクリーチャーデッキコンボデッキコントロールデッキに対抗する手段を提供するためである[3]

2008年9月20日より、ヴィンテージで制限が解除された[4]。同時に制限解除された金属モックス/Chrome Moxと同様、マナ加速のために追加の手札を消費することが大きな欠点であると見なされたため[5]

統率者戦では2025年2月11日のブラケット制導入に伴いゲームチェンジャー・カードに指定された。極めて強力なマナ加速手段であり、ゲーム展開を加速させてしまうため[6]

[編集] エラッタ

  • 印刷されたルール文章では、土地カードを捨てることはETB能力だったので、手札に土地カードが無くてもこれを戦場に出すことはできた。ただし当時の第5版ルールでは、この方法ではこれのマナ能力起動することはできなかったので、使い捨てでのマナ加速として利用することはできなかった。
  • 第6版でのルール変更にあわせて、「唱える(当時はプレイする)ための追加コスト」として土地カードを捨てるように変更され、唱える以外の方法で戦場に出る場合は土地を捨てる必要はなかった。しかし、1点のマナ加速のために修繕/Tinkerなどが使われることはなく、この変更はあまり問題にはならなかった。
  • その後、2008年4月のオラクル更新で、WotCの「印刷されたカードに近い動きをするようにエラッタを出す」方針により、土地カードを捨てるのは戦場に出る場合の置換を行う常在型能力となった。これにより、唱える以外の方法で戦場に出すときも土地が必要な、最初のルール文章に沿った挙動に戻った。

[編集] 脚注

  1. _DCI_(TM) Banned and Restricted List Announcement(有志によるDCIの引用)
  2. September 2004 DCI Banned and Restricted List Announcement -- Magic: the Gathering(Internet Archive)(DCI 2004年9月1日)
  3. September B&R List Update(Internet Archive)Latest Developments 2004年9月3日 Aaron Forsythe著)
  4. September 1 2008 DCI Banned and Restricted List AnnouncementDaily MTG 2008年9月1日)
  5. Behind the September 2008 B&R Changes(Latest Developments 2008年9月5日 Bill Stark
  6. Introducing Commander Brackets Beta/「統率者戦ブラケット(ベータ版)」導入のお知らせDaily MTG 2025年2月11日 Gavin Verhey著)

[編集] 参考

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