白枠

提供:MTG Wiki

移動: 案内, 検索

白枠(White Border)とは、カード外枠が白であること(カード画像)。またはそれらのカードの通称である。

トーナメントでは、黒枠か白枠、あるいはマジック・イベント規定で使用可能と定められた枠のカードが使用できる。

目次

[編集] 沿革

過去には「再録カードで構成されるセットは白枠」という原則があり、各言語で初めて発売されたもの(英語のリミテッド・エディション、日本語版の第4版限定版、ロシア語版の第9版など)を除く基本セットクロニクルが該当していた。また、ポータル三国志スターター関連は、新規のカードもあったが言語に関わらず白枠で発売された。

第10版は記念として例外的に各言語において初版以来となる黒枠の基本セットとして発売されたが、続く基本セット2010以降では基本セットも全て継続的に黒枠で発売されるようになった[1]ため、2005年に発売された第9版が最後の白枠基本セットとなっている。

2020年Secret Lair Drop Series: April Foolsに諸事情から補填して封入された悪鬼の血脈、ティボルト/Tibalt, the Fiend-Bloodedは白枠で印刷された。

  • アンソロジーなどの再録カードで構成された構築済みギフトボックスに入っているカードも白枠であった。
    • 基本セット2010以降に発売された特殊セットも基本的に黒枠での発売となった。ギフトボックスを継承したデュエルデッキや再録カードのみで構成されたModern Mastersなど。
    • 珍しいところでは、HachetteグループによるMagic Encyclopediaというヨーロッパで販売された雑誌シリーズの付録カードセットにも白枠の物がある[2]2005年から2007年にかけて発売された物が該当。2011年以降発売の物は黒枠で、エキスパンション・シンボルも異なる)。それらは第9版よりあとに販売された白枠となる。

[編集] 逸話

  • 「白枠のカードは銀枠と同じようにトーナメントでは使用できないのか?」といった疑問を抱く初心者は数多い。もちろん本記事の冒頭に記載の通りトーナメントで使用可能である。
    • 古いカードの熱心なコレクター(とりわけデュアルランドなどの極めて希少価値の高いカードのコレクターであることが多い)の口から「白枠のカードはプロキシだからトーナメントでは使えない」、さらには「白枠のデュアルランドからはマナが出ない」「白枠の神の怒り/Wrath of Godで破壊されたクリーチャーは再生できる」などといったたちの悪いジョークが飛ばされることがある。当然そんなことはないので真に受けないように。
    • 中にはあろうことかカードショップの店主(当然白枠のカードも売買している)が上記のような発言をしていたという非常に悪質な例もあった。他人のカードを貶すような発言は冗談でも控えよう。
  • 上記の通り白枠のカードも黒枠のカードと同じようにトーナメントで使えるのだが、アン・セットであるUnstableには枠の守護者/Border Guardianほか少数ながら白枠であることを参照するカードが存在する。

[編集] 脚注

  1. Recapturing the Magic with Magic 2010(Feature 2009年2月23日 Aaron Forsythe著)
  2. Salvat Magic Encyclopedia Inserts(Magic Rarities)

[編集] 参考

MOBILE