テゼレット/Tezzeret

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(登場)
(リンク修正、文章微修正)
10行: 10行:
  
 
===アーティファクト/Artifact===
 
===アーティファクト/Artifact===
テぜレットは工匠であり、様々な[[アーティファクト]]を製作した。その中には、他者の脳の一部を制御する装置や、神経中枢に作用して魔法を使うと気が狂いそうになるほどの激痛を与える装置など、他魔道師の支配を目的としたものもある。カードとしての能力もアーティファクト関連のものばかりである。
+
テぜレットは工匠であり、様々な[[アーティファクト]]を製作した。その中には、他者の脳の一部を制御する装置や、神経中枢に作用して魔法を使うと気が狂いそうになるほどの激痛を与える装置など、他魔道士の支配を目的としたものがある。カードとしての能力もアーティファクト関連のものばかりである。
  
 
===[[無限連合/Infinite Consortium]]===
 
===[[無限連合/Infinite Consortium]]===
テゼレットはかつて、[[ニコル・ボーラス/Nicol Bolas (ストーリー)#Infinite_Consortium|無限連合]]と呼ばれる陰謀団を[[ニコル・ボーラス/Nicol Bolas (ストーリー)|ニコル・ボーラス/Nicol Bolas]]より詐取して、主に[[ラヴニカ/Ravnica]]支部にて率いており、不法な活動に従事していた。その支配は冷酷なものだったが、ボーラスの介入によって彼に対抗する事となった新加入者[[ジェイス・ベレレン/Jace Beleren (ストーリー)|ジェイス・ベレレン/Jace beleren]]の手によって終わった。
+
テゼレットはかつて、無限連合と呼ばれる陰謀団を[[ニコル・ボーラス/Nicol Bolas (ストーリー)|ニコル・ボーラス/Nicol Bolas]]より詐取して、主に[[ラヴニカ/Ravnica]]支部にて率いており、不法な活動に従事していた。その支配は冷酷なものだったが、ボーラスの介入によって彼に対抗する事となった新加入者[[ジェイス・ベレレン/Jace Beleren (ストーリー)|ジェイス・ベレレン/Jace beleren]]の手によって終わった。
  
 
==経歴==
 
==経歴==
 
===Test of Metal(1)===
 
===Test of Metal(1)===
エスパーの貧民街、[[潮の虚ろ/Tidehollow]]出身のテゼレットは、潰し屋/Scrapper(動物や人間の死体からエーテリウムを回収して再利用する不可触民)の父親の下に生まれる。この生まれのため名字はない。アカデミーの教師などは便宜上「潮の虚ろのテゼレット」と呼んでいる。「テゼレット」という名前も潮の虚ろの言葉で「小刀」を意味する単語で、親に名付けられた名前ではない。
+
テゼレットはエスパーの貧民街、[[潮の虚ろ/Tidehollow]]の、潰し屋/Scrapper(動物や人間の死体からエーテリウムを回収して再利用する不可触民)の父親の下に生まれる。この生まれのため名字はない。アカデミーの教師などは便宜上「潮の虚ろのテゼレット」と呼んでいる。「テゼレット」という名前も潮の虚ろの言葉で「小刀」を意味する単語で、親に名付けられた名前ではない。
  
 
===求道者の転落/The Seeker's Fall===
 
===求道者の転落/The Seeker's Fall===
エスパーのヴェクテク市/Vectis Cityの求道者アカデミーの学生であったテゼレットは、求道者になってエスパーのエーテリウム不足を解決するという理想を持っていたが、あまり良くない成績と被差別地区の潰し屋の父を持つという出自から退学させられそうになっていた。退学勧告をしたアカデミーの教師を殺害し、数年後にはカルモット求道団/Seekers of Carmotに潜り込むものの、そこでもアカデミーの同窓生であった俊才[[アラーラの断片サイクルのその他のキャラクター#サイラス・レン/Silas Renn|サイラス・レン/Silas Renn]]の後塵を拝することとなった。
+
エスパーのヴェクテク市/Vectis Cityの求道者アカデミーの学生となったテゼレットは、求道者になってエスパーのエーテリウム不足を解決するという理想を持っていたが、あまり良くない成績と被差別地区の潰し屋の父を持つという出自から退学させられそうになっていた。退学勧告をしたアカデミーの教師を殺害し、数年後にはカルモット求道団/Seekers of Carmotに潜り込むものの、そこでもアカデミーの同窓生であった俊才[[アラーラの断片サイクルのその他のキャラクター#サイラス・レン/Silas Renn|サイラス・レン/Silas Renn]]の後塵を拝することとなった。
  
 
求道団への不信感を募らせるテゼレットはついに求道団の聖域に侵入し、エーテリウム生産の秘儀を探ろうとするも、そこには何も無かった。求道団の真実を知ったテゼレットは駆けつけた護衛に攻撃され、その生命の危機をきっかけに彼の[[プレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Spark]]は点り、[[グリクシス/Grixis]]へとプレインズウォークする。そこで彼はニコル・ボーラスと出会い、従属を求められる。
 
求道団への不信感を募らせるテゼレットはついに求道団の聖域に侵入し、エーテリウム生産の秘儀を探ろうとするも、そこには何も無かった。求道団の真実を知ったテゼレットは駆けつけた護衛に攻撃され、その生命の危機をきっかけに彼の[[プレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Spark]]は点り、[[グリクシス/Grixis]]へとプレインズウォークする。そこで彼はニコル・ボーラスと出会い、従属を求められる。
  
 
===Agents of Artifice===
 
===Agents of Artifice===
無限連合の首領であるテゼレットは己の野望とボーラスに対抗するための手駒とするべく、稀少な精神感応者であるプレインズウォーカーのジェイス・ベレレンを組織に勧誘し、訓練する。テゼレットの莫大な投資を裏切って連合より脱走したジェイスを追跡させるものの、逆にテゼレットが最も素晴らしい支部と考えていたラヴニカ支部を襲撃され、破壊される。テゼレットはその報復としてジェイスの友人たちを暗殺させた。
+
無限連合の首領であるテゼレットは己の野望とボーラスに対抗するための手駒とするべく、ボーラスと同じく稀少な精神感応者であるプレインズウォーカーのジェイス・ベレレンを組織に勧誘し、訓練する。テゼレットの期待と莫大な投資を裏切って連合より脱走したジェイスを追跡させるものの、逆にテゼレットが最も素晴らしい支部と考えていたラヴニカ支部を襲撃され、破壊される。テゼレットはその報復としてジェイスの友人たちを暗殺させた。
  
 
ボーラスによる介入もあって、二人のプレインズウォーカーは対峙する。最終的に、テゼレットは[[神河/Kamigawa]]にてジェイスにエーテリウムの腕を切り落とされて、その精神をほぼ全て破壊された。
 
ボーラスによる介入もあって、二人のプレインズウォーカーは対峙する。最終的に、テゼレットは[[神河/Kamigawa]]にてジェイスにエーテリウムの腕を切り落とされて、その精神をほぼ全て破壊された。

2011年2月14日 (月) 19:06時点における版

テゼレット/Tezzeretアラーラの断片ブロック、およびにエルドラージ覚醒ミラディンの傷跡ブロックのキャラクター。カードとしてはアラーラの断片求道者テゼレット/Tezzeret the Seekerが初出。

目次

解説

アラーラ/Alara断片/Shardの一つであるエスパー/Esper出身の工匠/Artificerプレインズウォーカー/Planeswalker。男性。イラスト

恵まれない出自のためか野心が強く、自分のおかれている立場に満足せずさらなる力を求める性格である。自他の失敗に耐えられず、他罰的な傾向にある。

エーテリウム/Etherium

エスパーの魔道師たちは霊気を封じ込めた神秘の金属であるエーテリウムを体に埋め込み、より高次な存在になろうという思想を持っている。テゼレットはエーテリウム製の右腕を持っており、それによって常人よりも高い膂力や耐久力を持ち、マナの乏しい環境でも彼の魔法を補強する。

アーティファクト/Artifact

テぜレットは工匠であり、様々なアーティファクトを製作した。その中には、他者の脳の一部を制御する装置や、神経中枢に作用して魔法を使うと気が狂いそうになるほどの激痛を与える装置など、他魔道士の支配を目的としたものがある。カードとしての能力もアーティファクト関連のものばかりである。

無限連合/Infinite Consortium

テゼレットはかつて、無限連合と呼ばれる陰謀団をニコル・ボーラス/Nicol Bolasより詐取して、主にラヴニカ/Ravnica支部にて率いており、不法な活動に従事していた。その支配は冷酷なものだったが、ボーラスの介入によって彼に対抗する事となった新加入者ジェイス・ベレレン/Jace belerenの手によって終わった。

経歴

Test of Metal(1)

テゼレットはエスパーの貧民街、潮の虚ろ/Tidehollowの、潰し屋/Scrapper(動物や人間の死体からエーテリウムを回収して再利用する不可触民)の父親の下に生まれる。この生まれのため名字はない。アカデミーの教師などは便宜上「潮の虚ろのテゼレット」と呼んでいる。「テゼレット」という名前も潮の虚ろの言葉で「小刀」を意味する単語で、親に名付けられた名前ではない。

求道者の転落/The Seeker's Fall

エスパーのヴェクテク市/Vectis Cityの求道者アカデミーの学生となったテゼレットは、求道者になってエスパーのエーテリウム不足を解決するという理想を持っていたが、あまり良くない成績と被差別地区の潰し屋の父を持つという出自から退学させられそうになっていた。退学勧告をしたアカデミーの教師を殺害し、数年後にはカルモット求道団/Seekers of Carmotに潜り込むものの、そこでもアカデミーの同窓生であった俊才サイラス・レン/Silas Rennの後塵を拝することとなった。

求道団への不信感を募らせるテゼレットはついに求道団の聖域に侵入し、エーテリウム生産の秘儀を探ろうとするも、そこには何も無かった。求道団の真実を知ったテゼレットは駆けつけた護衛に攻撃され、その生命の危機をきっかけに彼のプレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Sparkは点り、グリクシス/Grixisへとプレインズウォークする。そこで彼はニコル・ボーラスと出会い、従属を求められる。

Agents of Artifice

無限連合の首領であるテゼレットは己の野望とボーラスに対抗するための手駒とするべく、ボーラスと同じく稀少な精神感応者であるプレインズウォーカーのジェイス・ベレレンを組織に勧誘し、訓練する。テゼレットの期待と莫大な投資を裏切って連合より脱走したジェイスを追跡させるものの、逆にテゼレットが最も素晴らしい支部と考えていたラヴニカ支部を襲撃され、破壊される。テゼレットはその報復としてジェイスの友人たちを暗殺させた。

ボーラスによる介入もあって、二人のプレインズウォーカーは対峙する。最終的に、テゼレットは神河/Kamigawaにてジェイスにエーテリウムの腕を切り落とされて、その精神をほぼ全て破壊された。

その抜け殻となった体はボーラスによって回収された。

Enter the Eldrazi

テゼレットの体はボーラスの瞑想領土/Bolas's Meditation Planeにて再生されおり、ボーラスの手による復活を予告された。

Test of Metal(2)

ボーラスの手によって復活したテゼレットは、復讐とエーテリウム探求の旅に出る。

登場

登場カード

デュエルデッキ

フレイバー・テキストに登場

アラーラの断片
輝く根本原理/Brilliant Ultimatum塔のガーゴイル/Tower Gargoyle
コンフラックス
軽蔑するエーテリッチ/Scornful AEther-Lich
アラーラ再誕
飛行機械の鋳造所/Thopter Foundry
ミラディン包囲戦
水銀の噴出/Quicksilver Geyser

イラストに登場

From the Vault:Exiled
修繕/Tinker
エルズペスvsテゼレット
知識の渇望/Thirst for Knowledge

登場作品・登場記事

参考

MOBILE