ファイレクシアの盾持ち/Phyrexian Scuta

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古の強力[[クリーチャー]]、[[Juzam Djinn]]をも超え得る最強の[[スーサイド]][[ゾンビ]]。
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古の強力[[クリーチャー]]、[[Juzam Djinn]]をも超え得る優秀な[[スーサイド]][[ゾンビ]]。
  
[[マシーンヘッド]]や[[Void]]などでよく使用された。当時は[[暗黒の儀式/Dark Ritual]]が[[スタンダード]]で使用できた最後の時代であったため、圧倒的なスピードと爆発力を誇っていた。3点という[[ライフ]]の支払いは、他の[[黒]]の[[クリーチャー]]と比べても軽微で融通の利くデメリットであり、また[[シングルシンボル]]のため、[[タッチ]]黒でも使いやすい。
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[[マシーンヘッド]]や[[Void]]などでよく使用された。当時は[[暗黒の儀式/Dark Ritual]]が[[スタンダード]]で使用できた最後の時代であったため、圧倒的なスピードと爆発力を誇っていた。[[ライフ]]3点の[[支払う|支払い]]は、他の[[黒]]の[[クリーチャー]]と比べても軽微で融通の利くデメリットであり、また[[シングルシンボル]]のため、[[タッチ]]黒でも使いやすい。同じ[[プレーンシフト]]に収録された強力クリーチャーである[[火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu]]で[[焼く|焼かれ]]なくなるのも重要な利点だった。
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*[[能力]]に目が行きがちだが[[クリーチャー・タイプ]]がサポートが豊富な[[ゾンビ]]であることも大きな利点。
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*[[キッカー]]しない場合でも4[[マナ]]で3/3であり、黒のクリーチャーとして見れば標準[[サイズ]]。状況に応じて、[[唱える]]段階で選択できるため柔軟性がある。
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*その性質上、[[バウンス]]がよく使われる[[環境]]の場合、[[Juzam Djinn]]に比べ分が悪い。[[獣群の呼び声/Call of the Herd]]に有効な[[除去]]として[[排撃/Repulse]]が広く使われだすと、このカードもなりを潜めてしまった感がある。もっとも、暗黒の儀式のスタンダード[[落ちる|落ち]]や、[[サイカトグ/Psychatog]]などの他の黒い[[フィニッシャー]]の台頭など、他の要因がいくつも存在した。
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*漫画[[デュエル・マスターズ]]でも登場人物:黒城(デッキは[[スーサイドブラック]])が前述の[[暗黒の儀式/Dark Ritual]]と併わせて使用。2ターン目に登場し、主人公のライフを一気に削った。
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*[[2021年]]6月の[[オラクル]]変更で[[クリーチャー・タイプ]]に[[ファイレクシアン]]が追加された。
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==ストーリー==
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機械と不浄の世界[[ファイレクシア/Phyrexia]]に属する、この'''ファイレクシアの盾持ち'''/''Phyrexian Scuta''は機械化された[[ゾンビ]]兵で、盾を装備している({{Gatherer|id=26477}})。
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[[カード名]]の「scuta」は「scutum」の複数形で元々は「盾」を指す語。転じて「(盾のような)板状のもの」あるいは「esquire」に相当する言葉とされる。「esquire」は「(英国の階級で)ナイトの下の位」、「(盾持ちや随伴員として騎士に仕える)騎士志願者」を意味し、このカードでも「盾持ち」と訳されている。しかし、ファイレクシアは[[ヨーグモス/Yawgmoth]]を頂点とした社会を形成し、[[エヴィンカー/Evincar]]のような階級や「[[ヨーグモス騎士団/Order of Yawgmoth|騎士団と訳されている団体]]」が存在してはいるものの、そこに「盾持ち」階級があるかは不明である。
  
*[[能力]]に目が行きがちだが[[クリーチャー・タイプ]]はサポートが豊富な[[ゾンビ]]。
 
*[[キッカー]]・[[コスト]]を支払わない場合は、4[[マナ]]で3/3という黒のクリーチャーとして見れば、標準[[サイズ]]。状況に応じて、[[プレイ]]の段階で支払いを選択できるため柔軟性がある。
 
*その性質上、[[バウンス]]が横行する環境の場合、[[Juzam Djinn]]に比べ分が悪い。[[獣群の呼び声/Call of the Herd]]に有効な[[除去]]として[[排撃/Repulse]]が広く使われだすと、このカードもなりを潜めてしまった感がある。もっとも、暗黒の儀式のスタンダード[[落ちる|落ち]]や、[[サイカトグ/Psychatog]]などの他の黒い[[フィニッシャー]]の台頭など、他の要因がいくつも存在した。
 
*scutaが盾持ちと訳されているが[[力の鎧/Power Armor]]を装備しているファイレクシア兵であるということが、イラストも盾を持っているだけに訳語から読み取ることができなくなっている 
 
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[ファイレクシア/Phyrexia]]([[背景世界/ストーリー用語]])
 
*[[ファイレクシア/Phyrexia]]([[背景世界/ストーリー用語]])
 
*[[カード個別評価:プレーンシフト]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:プレーンシフト]] - [[レア]]
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*[[カード個別評価:ドミナリア・リマスター]] - [[アンコモン]]

2022年12月29日 (木) 14:34時点における最新版


Phyrexian Scuta / ファイレクシアの盾持ち (3)(黒)
クリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) ゾンビ(Zombie)

キッカー ― 3点のライフを支払う。(あなたがこの呪文を唱えるに際し、あなたは追加で3点のライフを支払ってもよい。)
ファイレクシアの盾持ちがキッカーされていた場合、ファイレクシアの盾持ちはその上に+1/+1カウンターが2個置かれた状態で戦場に出る。

3/3

古の強力クリーチャーJuzam Djinnをも超え得る優秀なスーサイドゾンビ

マシーンヘッドVoidなどでよく使用された。当時は暗黒の儀式/Dark Ritualスタンダードで使用できた最後の時代であったため、圧倒的なスピードと爆発力を誇っていた。ライフ3点の支払いは、他のクリーチャーと比べても軽微で融通の利くデメリットであり、またシングルシンボルのため、タッチ黒でも使いやすい。同じプレーンシフトに収録された強力クリーチャーである火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu焼かれなくなるのも重要な利点だった。

[編集] ストーリー

機械と不浄の世界ファイレクシア/Phyrexiaに属する、このファイレクシアの盾持ち/Phyrexian Scutaは機械化されたゾンビ兵で、盾を装備している(イラスト)。

カード名の「scuta」は「scutum」の複数形で元々は「盾」を指す語。転じて「(盾のような)板状のもの」あるいは「esquire」に相当する言葉とされる。「esquire」は「(英国の階級で)ナイトの下の位」、「(盾持ちや随伴員として騎士に仕える)騎士志願者」を意味し、このカードでも「盾持ち」と訳されている。しかし、ファイレクシアはヨーグモス/Yawgmothを頂点とした社会を形成し、エヴィンカー/Evincarのような階級や「騎士団と訳されている団体」が存在してはいるものの、そこに「盾持ち」階級があるかは不明である。

[編集] 参考

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