レッドゾーン

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=レッドゾーン(Red-Zone)(デッキ)=
 
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[[オデッセイ・ブロック]]期における[[ステロイド]]の亜種。
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[[プロツアーシカゴ00]][[フォーマット]][[第6版]][[マスクス・ブロック]][[インベイジョン]][[スタンダード]])において[[Brian Kibler]](ブライアン・キブラー)が使用したデッキの名前。デッキタイプとしては[[ブラストゲドン]]にあたる。[[ファイアーズ]]や[[リベリオン]]といったマナを伸ばす戦略を採りながら打ち消し呪文を持たないデッキが幅を利かせる中、大型クリーチャー+[[ハルマゲドン/Armageddon]]という昔ながらの戦略で3位入賞を果たした。
従来の[[マッドステロ]][[]][[タッチ]]し、攻撃力と柔軟性を増した構成になっている。
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[[栄光/Glory]]による高い突破力により[[クリーチャー]]さえいれば即射程圏(レッドゾーン)であることからこう呼ばれる。
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{{#card:Armageddon}}
  
{{#card:Glory}}
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{{#card:Rith, the Awakener}}
  
多色化により多少の安定性は犠牲になるが、白を加えることで[[獣群の呼び声/Call of the Herd]][[]][[トークン]]を潰せる[[藪跳ねアヌーリッド/Anurid Brushhopper]]や広汎な[[プロテクション]][[能力]]を付与する[[栄光/Glory]]を使用できるため、クリーチャー戦、特に[[ミラーマッチ]]に絶大に有利になる。
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クリーチャー同士の殴り合いを見越して[[煽動するものリース/Rith, the Awakener]]をメインに積み、[[サイドボード]]には[[アルマジロの外套/Armadillo Cloak]]を4枚用意している。リベリオンに対する[[サーボの命令/Tsabo's Decree]][[野火/Flashfires]]、青白コントロールに対する[[カヴーのカメレオン/Kavu Chameleon]][[抹消/Obliterate]]、とメタゲームを的確に読んだサイドボードとなっている。
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きわめてマナベースがタイトなデッキで、[[リシャーダの港/Rishadan Port]]全盛期に[[真鍮の都/City of Brass]]を4枚入れていたり、にもかかわらず自身もリシャーダの港を4枚入れていたりする。サイドボードのサーボの命令に至っては、真鍮の都4枚と[[極楽鳥/Bird of Paradise]]4枚のたった8枚の黒マナソースからプレイする構成になっていた。[[Zvi Mowshowitz]](ズヴィ・モーショヴィッツ)は自身の記事「My Fires」の中でこのサーボの命令に触れて、「これは無理をしすぎのように私には思われるが、どうやら上手くいっていたようだ」と書いている。PTシカゴ00の準々決勝で、モーショヴィッツはキブラーに敗れている。
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2001年4月、基本セットが[[第7版]]に入れ替わったときにハルマゲドンが再録されなかったため、デッキとしての命運は絶たれた。大きな大会での活躍はPTシカゴ00が最初で最後である。
  
この[[デッキ]]を使用し[[Brian Kibler]]は[[世界選手権02]]で11位に入った。
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=レッドゾーン2K2(Red-Zone 2K2)(デッキ)=
[[デッキリスト]]は[[World Championship Decks 2002]]を参照のこと。
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*Brian Kiblerの用いたレッドゾーンにおける2K2とはKibler仕様の[[増進+衰退/Wax+Wane]]/[[火+氷/Fire+Ice]]チューンを指す。
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Magic Colonyのうちブライアン・キブラーを含むメンバー5人が、[[世界選手権02]]に持ち込んだスタンダードデッキの名前。フォーマットは第7版+[[インベイジョン・ブロック]][[オデッセイ・ブロック]]。オリジナルのレッド・ゾーンとはメインの3色(緑白赤)が同じで、[[マナ加速]]から[[ファッティ]]を連打する勝ちパターンを持っていることまでは共通しているが、カードプールが大きく変わっているためそれ以外の[[スロット]]は殆ど入れ替わっている。
当時[[サイカトグ|黒青]][[ステロイド|赤緑]][[マッドネス|青緑]]などの2色か、それに[[タッチ]]した3色[[構築]]が基本であった当時の[[環境]]において5[[色]]というのはかなり異色であるといえよう。
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[[ビースト#deck|オンスロート]]において[[貪欲なるベイロス/Ravenous Baloth]]や[[賛美されし天使/Exalted Angel]]を獲得したこの[[デッキ]]は、[[赤]]を外し[[白緑ビートダウン]]としなるか[[ビースト]][[デッキ]]に特化するかの2択を迫られる。
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{{#card:Anurid Brushhopper}}
  
*[[マスクス・ブロック]]+[[インベイジョン]]期の[[タッチ]][[]][[ブラストゲドン]]もレッドゾーンと呼ばれていた。
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{{#card:Glory}}
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ジャッジメントから早速[[藪跳ねアヌーリッド/Anurid Brushhopper]][[栄光/Glory]]といったカードを採用し、一方当時の超定番クリーチャー[[火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu]]も4枚積む、という具合に3色のパワーカードを詰め込んでいる。そのうえ生ける願いを用いたシルバーバレット戦術を採用するなど欲張りな構成のデッキだが、世界選手権02においては使用した5人のプレイヤーが6戦ずつして15勝15敗という平凡な成績に終わった。勝つべきデッキとして調整していた筈のサイカトグにも2勝4敗と負け越している。
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キブラーもこの世界選手権02で11位に入っているが、スタンダードの成績は3勝3敗止まりだった。
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[[デッキリスト]][[World Championship Decks 2002]]を参照のこと。
  
 
==参考==
 
==参考==

2009年1月6日 (火) 23:59時点における版

目次

レッドゾーン(Red-Zone)(デッキ)

プロツアーシカゴ00フォーマット第6版マスクス・ブロックインベイジョンスタンダード)においてBrian Kibler(ブライアン・キブラー)が使用したデッキの名前。デッキタイプとしてはブラストゲドンにあたる。ファイアーズリベリオンといったマナを伸ばす戦略を採りながら打ち消し呪文を持たないデッキが幅を利かせる中、大型クリーチャー+ハルマゲドン/Armageddonという昔ながらの戦略で3位入賞を果たした。


Armageddon / ハルマゲドン (3)(白)
ソーサリー

すべての土地を破壊する。



Rith, the Awakener / 煽動するものリース (3)(赤)(緑)(白)
伝説のクリーチャー — ドラゴン(Dragon)

飛行
煽動するものリースがプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、あなたは(2)(緑)を支払ってもよい。そうした場合、色を1色選ぶ。その後、選ばれた色のパーマネント1つにつき、緑の1/1の苗木(Saproling)クリーチャー・トークンを1体生成する。

6/6

クリーチャー同士の殴り合いを見越して煽動するものリース/Rith, the Awakenerをメインに積み、サイドボードにはアルマジロの外套/Armadillo Cloakを4枚用意している。リベリオンに対するサーボの命令/Tsabo's Decree野火/Flashfires、青白コントロールに対するカヴーのカメレオン/Kavu Chameleon抹消/Obliterate、とメタゲームを的確に読んだサイドボードとなっている。 きわめてマナベースがタイトなデッキで、リシャーダの港/Rishadan Port全盛期に真鍮の都/City of Brassを4枚入れていたり、にもかかわらず自身もリシャーダの港を4枚入れていたりする。サイドボードのサーボの命令に至っては、真鍮の都4枚と極楽鳥/Bird of Paradise4枚のたった8枚の黒マナソースからプレイする構成になっていた。Zvi Mowshowitz(ズヴィ・モーショヴィッツ)は自身の記事「My Fires」の中でこのサーボの命令に触れて、「これは無理をしすぎのように私には思われるが、どうやら上手くいっていたようだ」と書いている。PTシカゴ00の準々決勝で、モーショヴィッツはキブラーに敗れている。 2001年4月、基本セットが第7版に入れ替わったときにハルマゲドンが再録されなかったため、デッキとしての命運は絶たれた。大きな大会での活躍はPTシカゴ00が最初で最後である。

レッドゾーン2K2(Red-Zone 2K2)(デッキ)

Magic Colonyのうちブライアン・キブラーを含むメンバー5人が、世界選手権02に持ち込んだスタンダードデッキの名前。フォーマットは第7版+インベイジョン・ブロックオデッセイ・ブロック。オリジナルのレッド・ゾーンとはメインの3色(緑白赤)が同じで、マナ加速からファッティを連打する勝ちパターンを持っていることまでは共通しているが、カードプールが大きく変わっているためそれ以外のスロットは殆ど入れ替わっている。


Anurid Brushhopper / 藪跳ねアヌーリッド (1)(緑)(白)
クリーチャー — カエル(Frog) ビースト(Beast)

カードを2枚捨てる:藪跳ねアヌーリッドを追放する。次の終了ステップの開始時に、藪跳ねアヌーリッドをオーナーのコントロール下で戦場に戻す。

3/4


Glory / 栄光 (3)(白)(白)
クリーチャー — インカーネーション(Incarnation)

飛行
(2)(白):色を1色選ぶ。あなたがコントロールするクリーチャーは、ターン終了時までプロテクション(選ばれた色)を得る。栄光があなたの墓地にあるときにのみ起動できる。

3/3

ジャッジメントから早速藪跳ねアヌーリッド/Anurid Brushhopper栄光/Gloryといったカードを採用し、一方当時の超定番クリーチャー火炎舌のカヴー/Flametongue Kavuも4枚積む、という具合に3色のパワーカードを詰め込んでいる。そのうえ生ける願いを用いたシルバーバレット戦術を採用するなど欲張りな構成のデッキだが、世界選手権02においては使用した5人のプレイヤーが6戦ずつして15勝15敗という平凡な成績に終わった。勝つべきデッキとして調整していた筈のサイカトグにも2勝4敗と負け越している。 キブラーもこの世界選手権02で11位に入っているが、スタンダードの成績は3勝3敗止まりだった。 デッキリストWorld Championship Decks 2002を参照のこと。

参考

レッドゾーン/Redzone(用語)

戦闘に参加しているクリーチャーを置く場所のこと。

参考

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