「変則的な稀少度」を編集中
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− | '''変則的な稀少度'''は、いくつかの[[ | + | '''変則的な稀少度'''は、いくつかの[[エキスパンション]]に見られる[[稀少度]]の形態。 |
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==古いエキスパンション== | ==古いエキスパンション== | ||
− | [[アライアンス]]以前の古い[[エキスパンション]] | + | [[アライアンス]]以前の古い[[エキスパンション]]では、同じレアリティ分類なのに存在量が異なるカードがある。 |
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+ | エラーパックというわけではなく、印刷の都合で意図的にそういう形に作成されている。カードは1枚の大きな紙にたくさんのカード画像を並べて印刷し、後からカードの形に打ち抜いて作成している。この際管理がしやすいように「コモンだけが印刷されているシート」「アンコモンだけ」「レアだけ」というグループ分けをしている。このとき様々な都合で1つのシートに同じカードを複数並べて印刷する場合があり、この時例えば「コモンシート1枚に2枚印刷するカード」の稀少度を「コモン2」と呼ぶ。 | ||
− | + | 従って、この数字はそのままそのレアリティ内での比率となる。例えばコモン2は、コモン1の2倍印刷されており、2倍パックに含まれやすい。 | |
各エキスパンションごとの構成は以下のとおり(いずれも出現頻度が低い順)。 | 各エキスパンションごとの構成は以下のとおり(いずれも出現頻度が低い順)。 | ||
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*[[絵|イラスト]]違いの場合、それぞれの絵ごとにその枚数が刷られているのではなく、1つのイラストは1シート上1枚。例えば、[[フォールン・エンパイア]]での[[トーラックへの賛歌/Hymn to Tourach]]はコモン4なので1シートに4枚印刷されているが、その内訳は4つのイラスト違い版がそれぞれ1枚ずつになっている。 | *[[絵|イラスト]]違いの場合、それぞれの絵ごとにその枚数が刷られているのではなく、1つのイラストは1シート上1枚。例えば、[[フォールン・エンパイア]]での[[トーラックへの賛歌/Hymn to Tourach]]はコモン4なので1シートに4枚印刷されているが、その内訳は4つのイラスト違い版がそれぞれ1枚ずつになっている。 | ||
− | **さらに、同じカードでも複数のシートに分けられて印刷されることもある。例えば、[[アンティキティー]]での[[ミシュラの工廠/Mishra's Factory]] | + | **さらに、同じカードでも複数のシートに分けられて印刷されることもある。例えば、[[アンティキティー]]での[[ミシュラの工廠/Mishra's Factory]]の稀少度は「コモン1、アンコモン3」となっており、その実体はコモンシートに1枚(秋のイラスト)が、アンコモンシートには3枚(春、夏、冬1枚ずつ)が印刷されている。見方を変えると「冬イラストのミシュラの工廠」は、アンコモン1相当と言える。 |
− | * | + | *[[Rare-B-Gone]]では、レアが無いエキスパンションはアンコモン1をレアとして扱うよう裁定が出ている。 |
==[[時のらせんブロック]]== | ==[[時のらせんブロック]]== | ||
:[[時のらせん]]ブースター:レア1枚+アンコモン3枚+コモン10枚+タイムシフトボーナス([[スペシャル]])1枚 | :[[時のらせん]]ブースター:レア1枚+アンコモン3枚+コモン10枚+タイムシフトボーナス([[スペシャル]])1枚 | ||
:時のらせん[[トーナメントパック]]:レア3枚+アンコモン10枚+コモン29枚+基本土地30枚+タイムシフトボーナス3枚 | :時のらせん[[トーナメントパック]]:レア3枚+アンコモン10枚+コモン29枚+基本土地30枚+タイムシフトボーナス3枚 | ||
− | さらに、[[時のらせん]]からは通常の封入比率は保ったままで、コモン・アンコモン・レアの[[プレミアム・カード]] | + | さらに、[[時のらせん]]からは通常の封入比率は保ったままで、コモン・アンコモン・レアの[[プレミアム・カード]]の封入位置がカード本来のレアリティに関らずコモン枠に変更となった。[[ウルザズ・レガシー]]から[[ディセンション]]までは本来のレアリティの枠に配置されていた。タイムシフトボーナスのプレミアム・カードについてはタイムシフトボーナス枠のまま。 |
:[[次元の混乱]]:レア1枚+アンコモン2枚+コモン8枚+タイムシフトアンコモンまたはレア1枚+タイムシフトコモン3枚 | :[[次元の混乱]]:レア1枚+アンコモン2枚+コモン8枚+タイムシフトアンコモンまたはレア1枚+タイムシフトコモン3枚 | ||
<!-- :[[未来予知]]|通常またはタイムシフトレア1枚+アンコモン2枚+コモン8枚+タイムシフトアンコモン1枚+タイムシフトコモン3枚 | <!-- :[[未来予知]]|通常またはタイムシフトレア1枚+アンコモン2枚+コモン8枚+タイムシフトアンコモン1枚+タイムシフトコモン3枚 | ||
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次元の混乱・未来予知のタイムシフトFoilの配置もわからないので、こちらも補間希望。補間後には当コメント削除OK。 | 次元の混乱・未来予知のタイムシフトFoilの配置もわからないので、こちらも補間希望。補間後には当コメント削除OK。 | ||
↑未来予知ですが、タイムシフトのコモンは大抵5枚程度入っていますし、タイムシフトアンコモンが2枚のパックも大量に存在します。次元の混乱はともかく、未来予知は通常のものとタイムシフトを分けて書く必要は無いのではないかと。 | ↑未来予知ですが、タイムシフトのコモンは大抵5枚程度入っていますし、タイムシフトアンコモンが2枚のパックも大量に存在します。次元の混乱はともかく、未来予知は通常のものとタイムシフトを分けて書く必要は無いのではないかと。 | ||
− | + | 余談ですが、未来予知は各レアリティごとに、通常のもの33種、タイムシフトのもの27種です。コモンが平均8:3で封入されているということはありえないでしょう。 | |
未来予知に関しては、レアは未来シフト・通常の区別なくレアのところに1となってます。FOILは入ってるときはFOIL枠(今までどおりどの稀少度でも)コモンとアンコモンも取り立てて枚数の決まりはないように思えます。(封入の並びは「通常コモン」「未来コモン」「通常アンコ」「未来アンコ」・・・になってるけど) --> | 未来予知に関しては、レアは未来シフト・通常の区別なくレアのところに1となってます。FOILは入ってるときはFOIL枠(今までどおりどの稀少度でも)コモンとアンコモンも取り立てて枚数の決まりはないように思えます。(封入の並びは「通常コモン」「未来コモン」「通常アンコ」「未来アンコ」・・・になってるけど) --> | ||
− | + | 時のらせんブロックにおいては過去の変則的な稀少度の再来というわけではなく、あくまでボーナスカードという位置付け。時のらせんではスペシャルと名付けられたレアリティも加わり、ブロック全体にわたって独自の封入比率となった。特殊なレアリティやカード枠、過去や未来のカードの収録といったように、ブロックを表現している。 | |
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==[[イニストラード]]、[[闇の隆盛]]== | ==[[イニストラード]]、[[闇の隆盛]]== | ||
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両面カードには神話レア・レア・アンコモン・コモンのいずれかが含まれる。 | 両面カードには神話レア・レア・アンコモン・コモンのいずれかが含まれる。 | ||
プレミアム・カードについては時のらせんのタイムシフト枠とは異なり、プレミアム・カードの両面カードも通常のコモン枠から出る。 | プレミアム・カードについては時のらせんのタイムシフト枠とは異なり、プレミアム・カードの両面カードも通常のコモン枠から出る。 | ||
− | + | 初登場した両面カードが特徴的な構成。エラーパックでない限り、各パックに必ず1枚以上両面カードが含まれることとなる。 | |
*なお、同じく[[イニストラード・ブロック]]である[[アヴァシンの帰還]]には両面カードが存在しないため、封入比率は通常のパックと同じ。 | *なお、同じく[[イニストラード・ブロック]]である[[アヴァシンの帰還]]には両面カードが存在しないため、封入比率は通常のパックと同じ。 | ||
+ | |||
+ | ==[[ブースターパック#コンパクトブースター|コンパクトブースター]]== | ||
+ | :ランダム枠1枚(神話レア・レア・アンコモン・コモン)+アンコモン1枚+コモン3枚+基本土地1枚 | ||
+ | ランダムカードの封入比率としてはレア:アンコモン:コモンで2:1:2となり、コンパクトブースター5パックでブースターパック2パック分の設定。さらに神話レアとレアでは通常通りに1:7の比率となり、20パックにつき神話レアが1枚ということになる。ただし、あくまで封入確率であるのでパックごとの偏りは当然に見受けられる。 | ||
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+ | 日本語版[[エルドラージ覚醒]]ではコモン5枚という内容もあり得、アンコモン枠がアンコモンまたはコモンによる準ランダム枠化をしていると見られる。この影響による封入比率の変化は不明。 | ||
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+ | ゲームカードには含まれないが、通常のブースターパック同様に1パックにつき1枚の[[トークン・カード]]または[[豆知識カード]]も封入されている。ゼンディカーおよびワールドウェイクにおいて封入される基本土地カードは通常のブースターパック同様にゼンディカーでの全面イラストのバージョンとなる。 | ||
==[[ゲートウォッチの誓い]]== | ==[[ゲートウォッチの誓い]]== | ||
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イニストラード・ブロックと異なりプレミアムカードでなくても1パックに両面カードが2枚入る場合があり、両面カードの開封率は1.125となっている。 | イニストラード・ブロックと異なりプレミアムカードでなくても1パックに両面カードが2枚入る場合があり、両面カードの開封率は1.125となっている。 | ||
− | ==[[ドミナリア | + | ==[[ドミナリア]]== |
− | + | レアまたは神話レア1枚+アンコモンの[[伝説のクリーチャー]]1枚+アンコモン2枚+コモン10枚+基本土地1枚 | |
− | + | エラーパックでない限り、各パックに必ず1枚以上のアンコモンの[[伝説のクリーチャー]]が含まれる。そのため、1つのパックからプレミアム・カードとあわせて5枚の伝説のクリーチャーを得られる可能性がある。 | |
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==その他== | ==その他== | ||
===[[神話レア]]=== | ===[[神話レア]]=== | ||
− | [[アラーラの断片]]から採用された[[神話レア]]も、[[レア]] | + | [[アラーラの断片]]から採用された[[神話レア]]も、[[レア]]の代わりにパックに封入されるという点では、古いエキスパンションにおける変則的な稀少度に近い。カードの入手確率から計算すれば、レア8枚に対し神話1枚の割合で封入されているが、上記の「シートに印刷される枚数」とは関係が無い。 |
===[[プレミアム・カード]]=== | ===[[プレミアム・カード]]=== | ||
通称Foil。[[エキスパンション]]によって封入率や封入枠が異なり、封入に関してもっともランダム性をもつ存在といえる。詳しくは該当ページを参照。 | 通称Foil。[[エキスパンション]]によって封入率や封入枠が異なり、封入に関してもっともランダム性をもつ存在といえる。詳しくは該当ページを参照。 | ||
− | ===[[ | + | ===[[チェックリストカード]]=== |
− | + | [[両面カード]]が収録されたブースターパックは、基本土地カードの代わりに[[チェックリストカード]]が入っていることがある。土地とリストとの封入比率はセットにより異なる。 | |
− | + | *各パックに必ず1枚以上両面カードが含まれるセット([[イニストラード]]、[[闇の隆盛]]、[[イニストラードを覆う影]]、[[異界月]])は、土地とリストとの封入比率は約1:3とされる。 | |
− | + | ===[[ゼンディカー#ヴィンテージ・カード|ヴィンテージ・カード]]=== | |
− | + | [[ゼンディカー]]のブースターパックに基本土地の代わりとして低確率で封入されている。詳しくは該当ページを参照。 | |
− | + | <!-- コンパクトブースターでの出現報告があれば訂正願います。--> | |
===[[ニクスへの旅]]=== | ===[[ニクスへの旅]]=== | ||
− | 低確率で通常の構成の代わりに、[[テーロス・ブロック]]の[[ | + | 低確率で通常の構成の代わりに、[[テーロス・ブロック]]の[[神]]カード全15種類が各1枚ずつ封入されているブースターパックが存在する。 |
+ | |||
+ | ===[[マスターズ・シリーズ]]=== | ||
+ | 基本土地の代わりに[[プレミアム・カード]]1枚が必ず収録されている。また、[[Vintage Masters]]には、通常プレミアム・カードに代わり約53パックに1枚の割合で[[スペシャル]]のレアリティとして[[パワー9]]のカードが封入される。 | ||
===[[Masterpiece Series]]=== | ===[[Masterpiece Series]]=== | ||
各該当ブースターパックに通常のプレミアム・カードの代わりとして低確率で封入されている。詳しくは該当ページを参照。 | 各該当ブースターパックに通常のプレミアム・カードの代わりとして低確率で封入されている。詳しくは該当ページを参照。 | ||
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==参考== | ==参考== | ||
*[[コレクター]] | *[[コレクター]] | ||
*[[稀少度]] | *[[稀少度]] |