展望デザイン・チーム

提供:MTG Wiki

2018年4月18日 (水) 16:46時点における110.165.197.34 (トーク) - whois による版
(差分) ←前の版 | 最新版 (差分) | 次の版→ (差分)
移動: 案内, 検索

展望デザイン・チーム/Vision Design Teamは、マジックカード・セットごとに構成される制作チームの1つ。かつてのデザイン・チームに近い役割を持つ。イクサランの相克およびドミナリアから、この体制による開発が行われることとなった。

目次

[編集] メンバー構成

開発部のメンバー数人から構成される。

リード/Lead Vision
リーダー。大型セットでは基本的にMark Rosewaterが務める。
次席者/Strong Second
リードの代理人として、経験の浅いデザイナーへの指導係およびファイルキーパー(会議や変更の記録、データベースへの入力係)を受け持つ。
先行デザイン・リード/Lead Exploratory Design
先行デザイン期間のリーダー。Mark Rosewaterの時間的制約を軽減するため、彼とは異なる者が務める。
プレイ・デザイン代理/Play Design Representative
プレイ・デザイン・チームからの代理人。次の工程との意思の疎通を図り、引き渡しをしやすくする。
クリエイティブ代理/Creative Representative
クリエイティブ・チームからの代理人。次に訪れる世界について話し合ったり、登場人物やストーリーをカードに反映するための助けになる。
デザイナー/Designer
展望デザインのための参加者。

[編集] 仕事の内容

展望デザインは、まず3ヶ月間の先行デザイン/Exploratory Design期間から始まる。これはミニチーム(先行デザイン・チーム)によって行われ、先行デザイン・リードが率いる。アイデアをブレインストーミングし、カードやデッキを作って対戦しながら、セットの基礎となるテーマやメカニズムを模索する。フレイバーを元にしたトップダウン・デザインをすることもあれば、メカニズムを元にしたボトムアップ・デザインをすることもある。

その後、4ヶ月間の展望デザイン/Vision Design期間に入る。セットに必要なテーマやメカニズムを作り上げ、ブースター・ドラフトシールドをするためのコモンアンコモン全体と、必要なだけのレア神話レアが入っているファイルをセット・デザイン・チームに引き渡す。

このため、展望デザイン・チームの仕事は楽しいセットのための基礎・原案を作ることであり、カードの「完成品」を作ることではない。適正なコストP/Tといった数値をつけるのは、最終的にはプレイ・デザイン・チームの仕事である。また、クリエイティブ・チームなど数多くの人々が協力してカードを製品として完成させてくれるため、カード名を決定したりフレイバー・テキストを書いたり、ルール文章を正しいテンプレートで書くことも展望デザイン・チームの本分ではない。

とはいえ、イメージが伝わりやすいカード名はプレイテストの役に立つし、のマジックやMagic Onlineなどのデジタルで実行不可能な能力を作ってしまわぬようルール・マネージャーに相談しながら展望デザインを進めることも重要である。特殊なカード枠を使用するものなど、アート・チームの協力があってこそ生まれたメカニズムも多い。

  • Mark Rosewater曰く、家を建てることに喩えるなら、展望デザインは家の設計図を描く「建築士」、セット・デザインは実際に家を建てる「職人」である。職人が床材の種類や窓の数(個々のカードやメカニズム)を変更しても建築士が介入することはないが、職人が大黒柱(セットの根幹となるメカニズム)を取り除こうとするなら、建築士はそれに介入する責任があるとされる[1]

[編集] 脚注

  1. A Historic Story/歴史的な話(Making Magic -マジック開発秘話- 2018年4月9日 Mark Rosewater著)

[編集] 参考

MOBILE