あまたの生け贄/Hecatomb
提供:MTG Wiki
エンチャント
あまたの生け贄が戦場に出たとき、あなたがクリーチャーを4体生け贄に捧げないかぎり、あまたの生け贄を生け贄に捧げる。
あなたがコントロールするアンタップ状態の沼(Swamp)を1つタップする:クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。あまたの生け贄はそれに1点のダメージを与える。
WHISPERのルール文章は最新のオラクルに未対応です。「クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする」は「1つを対象とする」に読み替えてください。
沼をティム化するエンチャント。ただし、戦場に出たときにクリーチャー4体の生け贄を要求する。
生け贄用のクリーチャーを4体用意するのは大変だが、出すことができれば爆発力はかなり高い。やや色拘束が強いが、これを使うなら黒単だろうから問題ないだろう。使い方としては中盤に暗黒の儀式/Dark Ritual経由で出し止めを刺すのがオーソドックスか。
生け贄に捧げるクリーチャーがいなくても、誘発型能力に対応して能力を使うことで、さながら(X)(1)(黒)(黒)のソーサリー割り振りX火力のようにも使用できる。
- 頭数を揃えやすい各種傭兵やセンギアの従臣/Sengir Autocratなどと相性が良い。
- 墓石の階段/Tombstone Stairwellとも相性が良い。墓地を肥やせるし、屍鬼トークンを生け贄にしてこれを出しても良い。
- 現代ならヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmothと一緒にどうぞ。
- hecatomb(原語ではhekatombe)とは、古代ギリシャやローマで神への生け贄に捧げられた100頭の雄牛のこと。転じて、「多数の犠牲、大虐殺」の意味も持つ。「多くの生け贄を捧げて、大虐殺を引き起こす」といった具合に、英語のカード名は二重の意味を持っている。
[編集] オラクルの変遷
アイスエイジ初出時は、クリーチャー4体を生け贄に捧げられなくても、あまたの生け贄は墓地に置かれなかった。また、沼のタップは起動コストではなく効果の一部であった。
Duelist誌6号で発表されたエラッタで、生け贄を要求する誘発型能力は「クリーチャー4体を生け贄に捧げるか、あまたの生け贄を埋葬する」に変更された。「埋葬する」は第6版以降では「生け贄に捧げる」と読み替えられている。
また、Duelist誌11号で発表されたエラッタにより、1996年6月1日から、沼のタップは効果の一部ではなく起動コストとして扱うように変更された。
第5版ではこれらのエラッタが反映されたルール文章で印刷され、第6版も同様であった。