シナジーの罠
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シナジーの罠とは、「シナジーにこだわりすぎた結果かえって損をしてしまう」などといった、シナジーによる危険性のこと。
マジック:ザ・ギャザリングでは、次のような例が挙げられる。
- 狩猟者の協定/Coursers' Accordとそれを唱えるための十分なマナ基盤があったが、デッキに守護者の木立ち/Grove of the Guardianが入っていたためそれを引くまで唱えずに待っていた。結果唱えたときにはゲームの大勢が既に決まっていて、すぐに唱えていた方がずっと得であった。
- タルモゴイフ/Tarmogoyfを渋面の溶岩使い/Grim Lavamancerや死儀礼のシャーマン/Deathrite Shamanとのディスシナジーを気にする余りにデッキに入れず、デッキパワーを落とす結果となった。
マジックにおいてシナジーを狙うことは重要だが、シナジーによって得られる恩恵と、シナジーを得るための条件や必要な代償などを考え、時にはシナジーに目をつぶることも大切である。もっとも、そのような見極めは難しいことも多く、上記の例でも「狩猟者の協定を唱えるのを待つ」や「タルモゴイフを使わない」が正解となることもありうる。そのような判断をいかに行うかが、マジックの鍵の1つと言えるだろう。