忘却を超える速度/Outpace Oblivion
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エンチャント
エンジン始動！（あなたが速度を持たないなら、１から始まる。速度はあなたの各ターンに１回、対戦相手がライフを失ったとき、１上がる。最高速度は４である。）
このエンチャントが戦場に出たとき、クリーチャーやプレインズウォーカーである最大１体を対象とする。これはそれに５点のダメージを与える。
(２),このエンチャントを生け贄に捧げる：これは、最高速度を持っていない各プレイヤーにそれぞれ２点のダメージを与える。
戦場に出た時に除去専用の火力を飛ばし、生け贄に捧げると最高速度を持たないプレイヤーに火力を飛ばすエンチャント。
本体火力としての効率は今ひとつなので、基本的には除去にオマケがついた形。3マナ5点は効率として悪くなく、霊気走破はファッティの多いカード・セットとはいえ多くのクリーチャーを射程に入れられるのでリミテッドではその時点で有用。除去しきれない場合も機体ならば搭乗要員を削ることで間接的に一時的な排除が可能。もちろん、本体火力もトドメの一撃として使ったり、浮いたマナでとりあえずアクションしておく分には嬉しい。最高速度に到達していないと自分を巻き込むので、対戦相手が速度を持っている場合は自分のターンに使わないと速度を引き上げてしまう点には注意。一方で対戦相手が最高速度に到達していなければ、自分のターンに使うことで自身の速度を引き上げる手段にも使える。
構築の基準でも除去としては妥当なライン。一方で扱える火力の数がリミテッドから大幅に増え、登場時のスタンダードの範囲では特に抹消する稲妻/Obliterating Boltはソーサリー・タイミング限定の除去専用火力であり、プレインズウォーカーも狙えるなど性質が似通い、1マナ軽い。想定する対戦相手のフィニッシャー級のタフネスが5の場合や、本体火力をトドメとして利用できる前のめりなアグロ、これ自身がパーマネント・カードであることを活かしてセルフバウンスに組み込むなど、あちらよりも優先されるデッキへの投入や、メタに応じた使い分けが重要。
