ビースト
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2015年11月12日 (木) 19:50時点における版
ビースト/Beastは、クリーチャー・タイプの1つ。他のタイプに分類されない(できない)生物全般がこのタイプに属する。
クリーチャー — ビースト(Beast)
被覆(このクリーチャーは呪文や能力の対象にならない。)
消散3(このクリーチャーは、その上に消散(fade)カウンターが3個置かれた状態で戦場に出る。あなたのアップキープの開始時に、それから消散カウンターを1個取り除く。できない場合、それを生け贄に捧げる。)
クリーチャー — ビースト(Beast)
スラーグ牙が戦場に出たとき、あなたは5点のライフを得る。
スラーグ牙が戦場を離れたとき、緑の3/3のビースト(Beast)・クリーチャー・トークンを1体生成する。
初出はレジェンドのボガーダンの獣/Beasts of Bogardan。特にモチーフを持たないクリーチャーはカード名がほぼそのままタイプとなるのが通例だったが、テンペストからビーストに統一されるようになる。オンスロート・ブロックでは赤緑の部族として取り上げられ、部族デッキが成立した。その後もコンスタントに登場し、アラーラの断片ブロックでもナヤ/Nayaの主要クリーチャーとして隆盛した。
- オデッセイ以降、猪やカニなどマイナー動物のタイプはすべてビーストに統合される風潮があったが、クリーチャー・タイプ大再編で多くの動物のタイプが生存しさらに新規に追加され、ビーストのみであった既存のクリーチャーに与えられた。テーロスで青銅の黒貂/Bronze Sableのためだけに黒貂というタイプが追加された事を見るに、実存の動物をモチーフにしたクリーチャーには出来るだけそのタイプを与えるのがローウィン以降の方針のようである。
野生の生き物が多いからなのか、赤と緑に多い。中には青や黒のよく分からないクリーチャーもいる。白単色のものは、銀枠まで含めてもかなり少ない。
主に4~6マナ域に多く分布しており、大型クリーチャーのイメージが定着している。
部族カードはほぼオンスロート・ブロックにのみ存在している。一時的な全体強化の血沸く咆哮獣/Bloodstoke Howler、コストを減らすクローサの戦長/Krosan Warchief、デメリットを与える対抗カードである熱狂の猛禽/Frenetic Raptor、土地の争乱の崖地/Contested Cliffsなど。基本セット2014では獣の代言者/Advocate of the Beastが新規に登場した。
ビースト・トークンを出すカードは複数あり、色やサイズもさまざま。神祖/Godsireなど大型サイズのトークンを出すカードもある。(→トークン一覧)
伝説のビーストは霧を歩むもの、ウリル/Uril, the Miststalker、野生の意志、マラス/Marath, Will of the Wild、名誉ある者、ガイージー/Gahiji, Honored Oneの3体が存在する(統率者2013現在)。
- ビーストに変化したり変化させるカードは、隠れたる獣群/Hidden Herd、隠れたる捕食者/Hidden Predators、隠れたる雄ジカ/Hidden Stag、ダークスティールの粗暴者像/Darksteel Brute、破壊者のゼンディコン/Crusher Zendikon、グルールの魔鍵/Gruul Keyruneがある。
- アクアミーバ/Aquamoebaや星界の幼生/Cosmic Larvaなど意外なクリーチャーがビーストだったりする。
- これの最も顕著な例は洞窟のハーピー/Cavern Harpyだろう。中期型アルーレンにおいて、定番とも言えるワイアウッドの野人/Wirewood Savageが使われ始めたのはオンスロート登場後少し経ってからであるが、これはそれまでコンボパーツだった洞窟のハーピー/Cavern Harpyがビーストであるという事実が認知されていなかったためである。
- 名前が固有名詞で、日本語版でもカタカナというクリーチャーが多い(スクラーグノス/Scragnoth、ブラストダーム/Blastoderm、アヴァラックス/Avaraxなど、ほか多数)。誤読に注意しよう。