バトルランド

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(過去の多色地形との比較: 傷跡ランドとの関係は、「対」とは言わないんじゃないでしょうか。)
21行: 21行:
 
===過去の[[多色地形]]との比較===
 
===過去の[[多色地形]]との比較===
 
*「フェッチランドでサーチできる多色地形」という点ではやはり[[ショックランド]]がもっとも近い存在であろう。バトルランドは序盤にアンタップインできない点がネックだが、後半ならば条件次第とはいえライフの負担なくアンタップインできるという強みがある。
 
*「フェッチランドでサーチできる多色地形」という点ではやはり[[ショックランド]]がもっとも近い存在であろう。バトルランドは序盤にアンタップインできない点がネックだが、後半ならば条件次第とはいえライフの負担なくアンタップインできるという強みがある。
 +
**これらが共存する[[モダン]]は早い環境である事もあり、序盤からアンタップインできるショックランドが優先される。バトルランドは「基本土地を十分に採用している」「後半以降も大きなマナを使うためアンタップインが求められる」といった条件を満たすデッキ([[ヴァラクート#モダン]]など)において少数だけ採用される。
 
*「基本土地と組み合わせるとアンタップイン」という性質は[[M10ランド]]に非常によく似ている。
 
*「基本土地と組み合わせるとアンタップイン」という性質は[[M10ランド]]に非常によく似ている。
**一見、「対応する基本土地タイプの土地が1枚でよい」「基本土地タイプを持っているならば[[基本でない土地]]でもよい」という2点において、能力のみを比較すればM10ランドのほうが優秀に見えるが、必ずしも[[上位互換]]・[[下位互換]]の能力ではない。
+
**M10ランドが優れるのは「対応する土地の枚数が1枚でよい」「基本土地タイプを持っているならば[[基本でない土地]]でもよい」という2点。
**バトルランドは「基本土地であれば種類は問わない」ため、色が合わない基本土地と組み合わせてもアンタップインできるという性質を持つ。例えば、あなたが[[青黒赤]]の3色デッキを使っているとして、[[島/Island]]2枚をコントロールしていて次に[[黒赤]]の土地を出したい場合、[[燻る湿地/Smoldering Marsh]]ならば[[アンタップ]]状態で戦場に出るが、[[竜髑髏の山頂/Dragonskull Summit]]ではタップ状態で戦場に出る。
+
**バトルランドが優れるのは「基本土地であれば種類は問わない」点。例えば[[島/Island]]2枚をコントロールしていて次に[[黒赤]]の土地を出したい場合、[[燻る湿地/Smoldering Marsh]]ならば[[アンタップ]]状態で戦場に出るが、[[竜髑髏の山頂/Dragonskull Summit]]ではタップ状態で戦場に出る。
*「土地が多くなるほどアンタップインしやすい」という点は、[[傷跡ランド]]とは性質が完全に逆である。どちらも友好色の組み合わせのみであるため、不完全ながらも対になっているとも言えるか。
+
*「土地が多くなるほどアンタップインしやすい」という観点において、[[傷跡ランド]]とは逆の性質を持つと言える。
  
 
===その他===
 
===その他===

2016年6月7日 (火) 09:55時点における版

バトルランド(Battle Land)とは戦乱のゼンディカーで登場した、2つの基本土地タイプを持つ2色地形サイクルの1つ。


Prairie Stream / 大草原の川
土地 — 平地(Plains) 島(Island)

((T):(白)か(青)を加える。)
あなたが2つ以上の基本土地をコントロールしていないかぎり、大草原の川はタップ状態で戦場に出る。


目次

解説

元祖デュアルランドの調整版・下位互換であり、戦場に出る際にあなたが2つ以上の基本土地コントロールしていなければタップ状態で戦場に出る、というペナルティ能力が追加されている。

元祖デュアルランドやショックランドと同じく、「基本土地ではないが基本土地タイプは持つ」という性質を持つ。そのため特定の基本土地タイプを参照する土地サーチカードが利用できるというメリットがある。一方で、基本でない土地への対策にも、基本土地タイプを狙い撃ちにする色対策カードにも引っかかるというデメリットもある。ルール上の詳細はデュアルランドの項目も参照のこと。

基本土地タイプを参照するフェッチランドとは相性が良い。スタンダードではタルキール覇王譚再録された友好色フェッチランドと合わせて環境の多色化に貢献した。

  • 名前の由来は収録エキスパンションである戦乱のゼンディカーの英語名「Battle for Zendikar」から。

性質と利用

フェッチランドとの相性

前述通り、直前のタルキール覇王譚ブロックで再録されたフェッチランドと相性がよい。フェッチランド・バトルランドそれぞれが友好色の組み合わせであるが、1種類のフェッチランドから3種類のバトルランドをサーチできるため、色数で言えば4色のマナにアクセスできる計算になる。そのため、対抗色が必要なことから一見かみ合わなく見える楔3色のデッキにとっても、非常に相性がよい。

過去の多色地形との比較

  • 「フェッチランドでサーチできる多色地形」という点ではやはりショックランドがもっとも近い存在であろう。バトルランドは序盤にアンタップインできない点がネックだが、後半ならば条件次第とはいえライフの負担なくアンタップインできるという強みがある。
    • これらが共存するモダンは早い環境である事もあり、序盤からアンタップインできるショックランドが優先される。バトルランドは「基本土地を十分に採用している」「後半以降も大きなマナを使うためアンタップインが求められる」といった条件を満たすデッキ(ヴァラクート#モダンなど)において少数だけ採用される。
  • 「基本土地と組み合わせるとアンタップイン」という性質はM10ランドに非常によく似ている。
  • 「土地が多くなるほどアンタップインしやすい」という観点において、傷跡ランドとは逆の性質を持つと言える。

その他

  • スタンダードでこれとフェッチランドが共存したのはデベロップ・チームによる実験のひとつであったが、4色が当たり前で5色デッキも安定して運用可能というマナ基盤がスタンダードで実現したのは異例である。結果として予想を上回るほどに強力になり、スタンダードの楽しさと多くのプレイヤーにとっての取っつきやすさを損なってしまったと語られている(参考/翻訳)。

該当カード

参考

MOBILE