ルネッサンス

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『クロニクル』同様に『ルネッサンス』独自の[[エキスパンション・シンボル]]は無い。
 
『クロニクル』同様に『ルネッサンス』独自の[[エキスパンション・シンボル]]は無い。
  
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独・仏語版と伊語版では収録内容が違うため、同名のカードセットながらも言語によって収録内容に意図的な大きな差異があるという珍しいセットとなっている。
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販売形態は[[アンコモン]]2枚、[[コモン]]6枚からなる[[ブースターパック]](⇒[[変則的な稀少度]])のみであり、イタリア語版のパッケージは青、ドイツ・フランス語版のパッケージは赤と青の2種類。
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
 
伊・独・仏の3言語版では、『[[リバイズド]]』が[[黒枠]]として発売され、後にカード枠に関するポリシーに従ってリバイズドの[[白枠]]が発売された。
 
伊・独・仏の3言語版では、『[[リバイズド]]』が[[黒枠]]として発売され、後にカード枠に関するポリシーに従ってリバイズドの[[白枠]]が発売された。
英語版での『第4版』、『クロニクル』の発売がされると、これらを他言語に印刷した時、リバイズドには収録されていなかったその言語での初出となるカードが、他言語版では白枠で初出になるという問題が生じた。この問題に対応するために、『リバイズド』に含まれていなかった『第4版』『クロニクル』のカードを黒枠化させるために急遽用意されたセットとなった。
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英語版での『第4版』、及び『クロニクル』が発売がされると、これらを他言語に印刷した時、リバイズドには収録されていなかったその言語での初出となるカードが、他言語版では白枠で初出になるという問題が生じた。
また、欧州のコレクターに対しての黒枠のオールド[[エキスパンション]]由来のカードの提供という役割も持ち合わせている。
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販売形態は[[アンコモン]]2枚、[[コモン]]6枚からなる[[ブースターパック]](⇒[[変則的な稀少度]])のみであり、イタリア語版のパッケージは青、ドイツ・フランス語版のパッケージは赤と青の2種類。
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WoCはカード枠に対するポリシーを守るために、『リバイズド』に含まれていなかった『第4版』、『クロニクル』収録のカードを黒枠化させるために急遽『ルネッサンス』セットの販売を企画する事となった。(その後、WoCは[[第5版]]を出した時点で、このポリシーには拘らない事を決めている)
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また、欧州のコレクターに対しての黒枠のオールド[[エキスパンション]]由来のカードの提供という役割も持ち合わせていた。
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再録のための再録という理由が先行していたためか、いずれの言語にしても『クロニクル』で再録された[[ワールド]][[レジェンド (クリーチャー・タイプ)|レジェンド・クリーチャー]](兼[[多色|マルチカラー]])などは入らない半端な内容であり、ビジュアル面やインパクトにおいて『第4版』や『クロニクル』から入ったプレイヤーにとっては見劣りする感がある。
  
 
== 伊語版と独・仏語版の違い ==
 
== 伊語版と独・仏語版の違い ==
イタリア語版では同言語に於いて先に発売されていた『[[レジェンド (エキスパンション)|レジェンド]]』『[[ザ・ダーク]]』を除き、『[[アラビアンナイト]]』『[[アンティキティー]]』及び『リバイズド』落ちしていた『[[アンリミテッド]]』のカードの中から『第4版』および『クロニクル』によって新たに再録されたものを収録している。これは、イタリア語版で白枠の『クロニクル』の下地として用意された処置であったが、結局のところイタリア語版での『クロニクル』は出ないままとなった。
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===伊語版===
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イタリア語版では同言語に於いて先に発売されていた『[[レジェンド (エキスパンション)|レジェンド]]』『[[ザ・ダーク]]』を除き、『[[アラビアンナイト]]』『[[アンティキティー]]』及び『リバイズド』落ちしていた『[[アンリミテッド]]』のカードの中から『第4版』および『クロニクル』によって新たに再録されたものを収録している。
  
[[アヴァシンの帰還]]発売時点に於いては[[Magic Online]]の専用セットも含め、ランダム形式のカードセットの中では構成カード種類が最少のセットとなっている。
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イタリア語版での『クロニクル』は出ていないが、『リバイズド』にこれを足せば実質『第4版』+『クロニクル』(一部カード除く)相当のカードプールになる。
パック単位で見た場合には最も効率よく[[ウルザランド]]を集めることができるのも特徴。(ウルザランドには絵違いもあるため、パックの半分を占める場合もある)。
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[[アヴァシンの帰還]]発売時点に於いては[[Magic Online]]の専用セットも含め、ランダム形式のカードセットの中では構成カード種類が60種類(ウルザランドの絵違いを含むと69種類)と最少のセットとなっている。
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パック単位で見た場合には最も効率よく[[ウルザランド]]を集めることができるのも特徴。(ウルザランドには絵違いもあるため、パックの半分を占める場合もある)
 
独・仏語版と区別するために、イタリアン・ルネッサンスなどと呼ばれる事もある。
 
独・仏語版と区別するために、イタリアン・ルネッサンスなどと呼ばれる事もある。
  
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===独・仏語版===
 
ドイツ語版とフランス語版に於いては単純に『第4版』対応のみに留まり、『リバイズド』に対して『第4版』で新録となるカードのみを収録。ドイツ語・フランス語版では『第4版』で初めて再録された全ての『アラビアンナイト』『アンティキティー』『レジェンド』『ザ・ダーク』のカード、『リバイズド』落ちした『アンリミテッド』のカードが収録されている。
 
ドイツ語版とフランス語版に於いては単純に『第4版』対応のみに留まり、『リバイズド』に対して『第4版』で新録となるカードのみを収録。ドイツ語・フランス語版では『第4版』で初めて再録された全ての『アラビアンナイト』『アンティキティー』『レジェンド』『ザ・ダーク』のカード、『リバイズド』落ちした『アンリミテッド』のカードが収録されている。
  
時は流れて翌1996年、日本語での発売に遅れて二言語ともに黒枠の『クロニクル』が発売されることとなり、この問題への対策計画は完了した。
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このため、独・仏語版は『リバイズド』にプラスして『第4版』化するセットという側面が強い。
  
再録のための再録という理由が先行していたために、いずれの言語にしても『クロニクル』で再録された[[ワールド]][[レジェンド (クリーチャー・タイプ)|レジェンド・クリーチャー]](兼[[多色|マルチカラー]])などは入らない半端な内容であり、ビジュアル面やインパクトにおいて『第4版』や英語版『クロニクル』から入ったプレイヤーにとっては見劣りする感がある。
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最終的に独・仏語版でも『クロニクル』は発売されていない。そのため[[アーナム・ジン/Erhnam Djinn]][[ジャッジメント]]まで独・仏語版が存在しなかった事になる。
 
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こうした違いによって、同名のカードセットながらも言語によって収録内容に意図的な大きな差異があるという珍しいセットとなっている。
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*『アンリミテッド』からのカードというのは、[[ぐるぐる/Twiddle ]]と[[鉄爪のオーク/Ironclaw Orcs]]の2枚。前者は『[[第8版]]』、後者は『[[第5版]]』までと初期基本セットの常連のように思えるだけに意外な盲点として気付かれにくい。
 
*『アンリミテッド』からのカードというのは、[[ぐるぐる/Twiddle ]]と[[鉄爪のオーク/Ironclaw Orcs]]の2枚。前者は『[[第8版]]』、後者は『[[第5版]]』までと初期基本セットの常連のように思えるだけに意外な盲点として気付かれにくい。
  
 
==エキスパンション・シンボル==
 
==エキスパンション・シンボル==
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エキスパンション・シンボルの形状については基本的に、『第4版』[[再録]]分についてはオリジナルの意匠(やや小さい)準拠で、『クロニクル』再録分については『クロニクル』準拠の意匠(オリジナルより大きく、白い縁が加えられ改変されている)となっている。『第4版』再録分の『アラビアンナイト』のカードにはオリジナルから透過色を白色に固定した形での改変されたものが使われている。『リバイズド』落ちしていた『アンリミテッド』からのカードについてはエキスパンション・シンボルを持たない。このようにエキスパンション・シンボルがクロニクル以上に多彩であり、統一感は無い。
 
エキスパンション・シンボルの形状については基本的に、『第4版』[[再録]]分についてはオリジナルの意匠(やや小さい)準拠で、『クロニクル』再録分については『クロニクル』準拠の意匠(オリジナルより大きく、白い縁が加えられ改変されている)となっている。『第4版』再録分の『アラビアンナイト』のカードにはオリジナルから透過色を白色に固定した形での改変されたものが使われている。『リバイズド』落ちしていた『アンリミテッド』からのカードについてはエキスパンション・シンボルを持たない。このようにエキスパンション・シンボルがクロニクル以上に多彩であり、統一感は無い。
 
また、『ルネッサンス』に収録されたカードはすべて[[黒枠]]である。
 
また、『ルネッサンス』に収録されたカードはすべて[[黒枠]]である。

2017年7月23日 (日) 23:37時点における版

ルネッサンス(英:Renaissance)は、欧州向けに発売された小型のカードセット。『クロニクル』の調整版に相当する。イタリア語、ドイツ語、フランス語の3言語版のみ発売された。伊語版の収録カードは全60種類(加えて9種の絵違い)、独・仏語版は全122種類。1995年発売(英語版『クロニクル』発売(7月)以降~各言語『第4版』発売以前の間、詳細月は不明) 『クロニクル』同様に『ルネッサンス』独自のエキスパンション・シンボルは無い。

独・仏語版と伊語版では収録内容が違うため、同名のカードセットながらも言語によって収録内容に意図的な大きな差異があるという珍しいセットとなっている。

販売形態はアンコモン2枚、コモン6枚からなるブースターパック(⇒変則的な稀少度)のみであり、イタリア語版のパッケージは青、ドイツ・フランス語版のパッケージは赤と青の2種類。

目次

概要

伊・独・仏の3言語版では、『リバイズド』が黒枠として発売され、後にカード枠に関するポリシーに従ってリバイズドの白枠が発売された。 英語版での『第4版』、及び『クロニクル』が発売がされると、これらを他言語に印刷した時、リバイズドには収録されていなかったその言語での初出となるカードが、他言語版では白枠で初出になるという問題が生じた。

WoCはカード枠に対するポリシーを守るために、『リバイズド』に含まれていなかった『第4版』、『クロニクル』収録のカードを黒枠化させるために急遽『ルネッサンス』セットの販売を企画する事となった。(その後、WoCは第5版を出した時点で、このポリシーには拘らない事を決めている)

また、欧州のコレクターに対しての黒枠のオールドエキスパンション由来のカードの提供という役割も持ち合わせていた。

再録のための再録という理由が先行していたためか、いずれの言語にしても『クロニクル』で再録されたワールドレジェンド・クリーチャー(兼マルチカラー)などは入らない半端な内容であり、ビジュアル面やインパクトにおいて『第4版』や『クロニクル』から入ったプレイヤーにとっては見劣りする感がある。

伊語版と独・仏語版の違い

伊語版

イタリア語版では同言語に於いて先に発売されていた『レジェンド』『ザ・ダーク』を除き、『アラビアンナイト』『アンティキティー』及び『リバイズド』落ちしていた『アンリミテッド』のカードの中から『第4版』および『クロニクル』によって新たに再録されたものを収録している。

イタリア語版での『クロニクル』は出ていないが、『リバイズド』にこれを足せば実質『第4版』+『クロニクル』(一部カード除く)相当のカードプールになる。

アヴァシンの帰還発売時点に於いてはMagic Onlineの専用セットも含め、ランダム形式のカードセットの中では構成カード種類が60種類(ウルザランドの絵違いを含むと69種類)と最少のセットとなっている。 パック単位で見た場合には最も効率よくウルザランドを集めることができるのも特徴。(ウルザランドには絵違いもあるため、パックの半分を占める場合もある) 独・仏語版と区別するために、イタリアン・ルネッサンスなどと呼ばれる事もある。

独・仏語版

ドイツ語版とフランス語版に於いては単純に『第4版』対応のみに留まり、『リバイズド』に対して『第4版』で新録となるカードのみを収録。ドイツ語・フランス語版では『第4版』で初めて再録された全ての『アラビアンナイト』『アンティキティー』『レジェンド』『ザ・ダーク』のカード、『リバイズド』落ちした『アンリミテッド』のカードが収録されている。

このため、独・仏語版は『リバイズド』にプラスして『第4版』化するセットという側面が強い。

最終的に独・仏語版でも『クロニクル』は発売されていない。そのためアーナム・ジン/Erhnam Djinnジャッジメントまで独・仏語版が存在しなかった事になる。

エキスパンション・シンボル

エキスパンション・シンボルの形状については基本的に、『第4版』再録分についてはオリジナルの意匠(やや小さい)準拠で、『クロニクル』再録分については『クロニクル』準拠の意匠(オリジナルより大きく、白い縁が加えられ改変されている)となっている。『第4版』再録分の『アラビアンナイト』のカードにはオリジナルから透過色を白色に固定した形での改変されたものが使われている。『リバイズド』落ちしていた『アンリミテッド』からのカードについてはエキスパンション・シンボルを持たない。このようにエキスパンション・シンボルがクロニクル以上に多彩であり、統一感は無い。 また、『ルネッサンス』に収録されたカードはすべて黒枠である。

参考

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