大喰らいのワーム/Craw Wurm
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*ドイツ語版では名前の変遷がある。[[リバイズド・エディション|第3版]][[黒枠]]でのみLindwurmであり、[[クリーチャー・タイプ]]も同名。[[白枠]]以降ではTatzelwurmとなりクリーチャー・タイプも[[ワーム]]に修正された。 | *ドイツ語版では名前の変遷がある。[[リバイズド・エディション|第3版]][[黒枠]]でのみLindwurmであり、[[クリーチャー・タイプ]]も同名。[[白枠]]以降ではTatzelwurmとなりクリーチャー・タイプも[[ワーム]]に修正された。 | ||
**ドイツ語版ではさらに、他言語版のテスト印刷に際してこれに[[死者再生/Raise Dead]]のイラストが載せられ、[[蠢く骸骨/Drudge Skeletons]]にはこれのイラストが載せられて刷られている。 | **ドイツ語版ではさらに、他言語版のテスト印刷に際してこれに[[死者再生/Raise Dead]]のイラストが載せられ、[[蠢く骸骨/Drudge Skeletons]]にはこれのイラストが載せられて刷られている。 | ||
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− | この[[ドラゴン]]にも似た頭部を持つ'''大喰らいのワーム'''/''Craw Wurm'' | + | この[[ドラゴン]]にも似た頭部を持つ'''大喰らいのワーム'''/''Craw Wurm''は森林地帯に生息する巨大な[[ワーム]]で、すさまじい音を立てながら木々を砕いて森を進む({{Gatherer|id=146|イラスト1}}、{{Gatherer|id=47280|イラスト2}}、{{Gatherer|id=83040|イラスト3}})。 |
{{フレイバーテキスト|このワームのいちばんの恐ろしさは、木々を砕いて森を進むときのすさまじい音にある。 その音は木々の間で激しくこだまし、まるで自分がその中心にいるような錯覚を起こさせるのだ。}} | {{フレイバーテキスト|このワームのいちばんの恐ろしさは、木々を砕いて森を進むときのすさまじい音にある。 その音は木々の間で激しくこだまし、まるで自分がその中心にいるような錯覚を起こさせるのだ。}} | ||
− | 少なくとも[[アンティキティー]]戦争時代の[[テリシア/Terisiare]]で存在が確認されている。[[ロノム湖/Lonom Lake]] | + | 少なくとも[[アンティキティー]]戦争時代の[[テリシア/Terisiare]]で存在が確認されている。[[ロノム湖/Lonom Lake]]の西部から北西部に広がる[[サリンス/Sarinth]]領土内の森林がワームの生息地帯になっている([https://media.wizards.com/2018/images/daily/lMDAS8PtEe.jpg 地図])。この設定の発祥は[[槍の壁/Wall of Spears]]の[[フレイバー・テキスト]]である(詳細は[[槍の壁/Wall of Spears#ストーリー]]参照)。 |
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+ | 小説・掌編では、サリンスを攻撃する[[ファラジ/Fallaji]]軍や、[[兄弟戦争/Brothers' War]]後にこの地を訪れた[[第三の道のフェルドン/Feldon of the Third Path#ストーリー|フェルドン/Feldon]]がこのワームと遭遇している。 | ||
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*[[槍の壁/Wall of Spears]]の[[フレイバー・テキスト]]([[アンティキティー]]、[[第4版]]、[[第5版]]) | *[[槍の壁/Wall of Spears]]の[[フレイバー・テキスト]]([[アンティキティー]]、[[第4版]]、[[第5版]]) | ||
− | *[[The Brothers' War]] | + | *[[The Brothers' War]](小説。wurmではなくwyrm表記) |
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/arcana/lorans-smile-2014-10-27 Loran's Smile]([[The Colors of Magic]]収録の短編) | *[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/arcana/lorans-smile-2014-10-27 Loran's Smile]([[The Colors of Magic]]収録の短編) | ||
2018年11月15日 (木) 22:21時点における版
針刺ワーム/Spined Wurmより一回り大きい、緑の大型バニラクリーチャー。
初心者に、大きいだけのクリーチャーはそれほど強くないのだ、と教えるためにあるかのようなカード。重い上に、回避能力を持たず、タフネス4以外の除去耐性を持たない、というのがその理由。似たような役割を持つカードに、甲鱗のワーム/Scaled Wurmがある。
一方リミテッドでは、このサイズは脅威なので一転して油断のならない存在となる。第9版や第10版では、はびこり/Overgrowthとの相性が良好である。
- ドミニアへの招待2で、1~2ターン目の緑のマナ加速から3ターン目に召喚される光景が描かれた。
- 上位互換は数多く、コモンだけでもヤヴィマヤのワーム/Yavimaya Wurm、夜泥の神/Nightsoil Kami、棘状歯のワーム/Barbtooth Wurmなどがいる。
- 色が赤くなると斧研ぎの巨人/Axegrinder Giant。
- このカードの中国語名(「巨爪亞龍」)は誤訳と考えられる。"craw"は胃、"claw"は鉤爪のこと(→ 誤訳/名訳)。なお、大喰らいの巨人/Craw Giantは「貪食的巨人」と正しく訳されている。また、日本語訳は、"craw"の語源が"voracious"「大食の」に類するところから付けたものであろう。
- ドイツ語版では名前の変遷がある。第3版黒枠でのみLindwurmであり、クリーチャー・タイプも同名。白枠以降ではTatzelwurmとなりクリーチャー・タイプもワームに修正された。
- ドイツ語版ではさらに、他言語版のテスト印刷に際してこれに死者再生/Raise Deadのイラストが載せられ、蠢く骸骨/Drudge Skeletonsにはこれのイラストが載せられて刷られている。
ストーリー
このドラゴンにも似た頭部を持つ大喰らいのワーム/Craw Wurmは森林地帯に生息する巨大なワームで、すさまじい音を立てながら木々を砕いて森を進む(イラスト1、イラスト2、イラスト3)。
このワームのいちばんの恐ろしさは、木々を砕いて森を進むときのすさまじい音にある。 その音は木々の間で激しくこだまし、まるで自分がその中心にいるような錯覚を起こさせるのだ。
少なくともアンティキティー戦争時代のテリシア/Terisiareで存在が確認されている。ロノム湖/Lonom Lakeの西部から北西部に広がるサリンス/Sarinth領土内の森林がワームの生息地帯になっている(地図)。この設定の発祥は槍の壁/Wall of Spearsのフレイバー・テキストである(詳細は槍の壁/Wall of Spears#ストーリー参照)。
小説・掌編では、サリンスを攻撃するファラジ/Fallaji軍や、兄弟戦争/Brothers' War後にこの地を訪れたフェルドン/Feldonがこのワームと遭遇している。
登場
- 槍の壁/Wall of Spearsのフレイバー・テキスト(アンティキティー、第4版、第5版)
- The Brothers' War(小説。wurmではなくwyrm表記)
- Loran's Smile(The Colors of Magic収録の短編)