蓄積した知識/Accumulated Knowledge

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
(15人の利用者による、間の16版が非表示)
1行: 1行:
 
{{#card:Accumulated Knowledge}}
 
{{#card:Accumulated Knowledge}}
  
1枚目は2[[マナ]]1[[ドロー]]と[[サイクリング]]並みであるが、2枚目以降は2〜4ドローとかなり高い[[コスト・パフォーマンス]]を発揮する。[[マスクス・ブロック]]はこれと[[渦まく知識/Brainstorm]]のダブル知識によって、[[青]]の[[ドロー]]が非常に安定していた。
+
1枚目は2[[マナ]]1[[引く|ドロー]]と[[サイクリング]]並みであるが、2枚目以降は2〜4ドローとかなり高い[[コスト・パフォーマンス]]を発揮する。
  
チェックされる[[墓地]]が自分のみならず、すべての[[プレイヤー]]という点も重要。[[トーナメント]]においては、[[メタ]]の回りで多くのプレイヤーが入れるようになってしまう。[[多人数戦]]で各人がこのカードを入れていたりするとそれはもう大変なことに。
+
後半になるほどコスト・パフォーマンスが高くなっていくため、長期戦を前提とする[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]の戦略に合致する。そのため[[オプトブルー]]などの[[]][[パーミッション]]で幅広く活用されていた。
  
[[スタンダード]]時代には[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]で愛用されていたが、[[エクステンデッド]]以下の場合、単体では[[手札]]の数を直接生かせるデッキに限られて使われていた。
+
[[エクステンデッド]]では[[直観/Intuition]]と組み合わせて使用される場合が多い。この[[シナジー]]により[[デッキ圧縮]]+3枚ドローが可能になり、1枚蓄積した知識を持った状態からだと(4)(U)(U)(U)で7枚もドローできる事になる。
 +
こちらの使い方は[[トリックス]]などの[[コンボデッキ]]や[[サイカトグ#エクステンデッド|サイカトグ]]の[[パンプアップ]]に使用されることが多かった。また[[等時の王笏/Isochron Scepter]][[刻印]]してみると笑いが止まらなくなること請け合い。
  
[[直観/Intuition]]と組み合わさると、[[デッキ圧縮]]+3枚ドローが可能になり、1枚知識を持った状態からだとUUU4で7枚もドローできる事になる。
+
[[パウパー]]では[[Delver-Go#パウパー|青黒アンコウ]]で採用されている。[[思考掃き/Thought Scour]]や[[留意/Mental Note]]で自分の墓地を肥やす関係上複数枚ドローを狙いやすく、[[シングルシンボル]]のため使いやすい。また長期戦を狙う[[青黒コントロール#パウパー|青黒コントロール]]においては、[[熟慮/Think Twice]]と選ばれる形で採用されることがある。[[墓地対策]]に弱いのと投入枚数の調整が利きにくい代わりに、ドロー枚数が多いのが利点。
こちらの使い方は[[コンボ]]デッキや[[サイカトグ]][[パンプアップ]]などに使われることが多かった。また[[等時の王笏/Isochron Scepter]][[刻印]]してみると笑いが止まらなくなること請け合い。
+
  
 +
[[レガシー]]においては[[死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman]][[禁止カード|禁止]]後の[[青白奇跡コントロール#レガシー|青白奇跡コントロール]]に採用されることがある。長期戦で有利になるカードなので[[フェアデッキ]]対決に強くなる。現在のレガシーの[[メタゲーム]]がフェアデッキ優勢なのも追い風。
 +
 +
*[[マスクス・ブロック]]期はこれと[[渦まく知識/Brainstorm]]のダブル知識によって、青のドローが非常に安定していた。
 +
*チェックされる[[墓地]]が[[あなた|自分]]のみならず、すべての[[プレイヤー]]であることも重要な点。[[メタゲーム|メタ]]次第では多数のプレイヤーが入れるようになる。同様の理由で[[多人数戦]]でも有効。
 
*[[赤]]の[[焚きつけ/Kindle]]をモデルとしている。特に[[サイクル]]にはなっていない。
 
*[[赤]]の[[焚きつけ/Kindle]]をモデルとしている。特に[[サイクル]]にはなっていない。
**このメカニズムは、後に[[オデッセイ・ブロック]]の[[生命の噴出/Life Burst|噴出]]サイクル、そして[[コールドスナップ]]の[[キイェルドーのときの声/Kjeldoran War Cry]]などのサイクルでリメイクされている。
+
**このメカニズムは、後に[[オデッセイ・ブロック]]の[[生命の噴出/Life Burst|噴出]]サイクル、そして[[コールドスナップ]]の[[キイェルドーのときの声/Kjeldoran War Cry]]などのサイクルで[[リメイク]]されている。
*カード名の受動態を直訳して「蓄積された知識」とでもしてしまいそうなところを「蓄積した知識」と能動態で訳したことにより、カード(知識)が墓地に貯まっていき、その分引けるカードが増えていくというイメージをカード名に上手く表現できている。
+
*[[異界月]]では、弱体化した調整版[[リメイク]]の[[棚卸し/Take Inventory]]が登場した。その後[[基本セット2021]]で棚卸しの[[上位互換]]の[[大慌ての棚卸し/Frantic Inventory]]が登場した。それらは自分の墓地しか数えない。
*英語名からAKと呼ばれることもある。
+
*[[コンピューターゲーム]]の[[デュエルズ・オブ・ザ・プレインズウォーカーズ]]に{{Gatherer|id=394418|新規イラスト}}で収録された。後に[[デュエルデッキ]]:[[エルズペスvsキオーラ]]に収録された際にもこの[[イラスト]]が使われている。
 +
 
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[カード個別評価:ネメシス]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:ネメシス]] - [[コモン]]
 +
*[[カード個別評価:マスターズ25th]] - [[コモン]]

2020年6月29日 (月) 13:33時点における最新版


Accumulated Knowledge / 蓄積した知識 (1)(青)
インスタント

カードを1枚引き、その後すべての墓地にある名前が《蓄積した知識/Accumulated Knowledge》であるカードの数に等しい枚数のカードを引く。


1枚目は2マナ1ドローサイクリング並みであるが、2枚目以降は2〜4ドローとかなり高いコスト・パフォーマンスを発揮する。

後半になるほどコスト・パフォーマンスが高くなっていくため、長期戦を前提とするコントロールデッキの戦略に合致する。そのためオプトブルーなどのパーミッションで幅広く活用されていた。

エクステンデッドでは直観/Intuitionと組み合わせて使用される場合が多い。このシナジーによりデッキ圧縮+3枚ドローが可能になり、1枚蓄積した知識を持った状態からだと(4)(U)(U)(U)で7枚もドローできる事になる。 こちらの使い方はトリックスなどのコンボデッキサイカトグパンプアップに使用されることが多かった。また等時の王笏/Isochron Scepter刻印してみると笑いが止まらなくなること請け合い。

パウパーでは青黒アンコウで採用されている。思考掃き/Thought Scour留意/Mental Noteで自分の墓地を肥やす関係上複数枚ドローを狙いやすく、シングルシンボルのため使いやすい。また長期戦を狙う青黒コントロールにおいては、熟慮/Think Twiceと選ばれる形で採用されることがある。墓地対策に弱いのと投入枚数の調整が利きにくい代わりに、ドロー枚数が多いのが利点。

レガシーにおいては死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman禁止後の青白奇跡コントロールに採用されることがある。長期戦で有利になるカードなのでフェアデッキ対決に強くなる。現在のレガシーのメタゲームがフェアデッキ優勢なのも追い風。

[編集] 参考

MOBILE