桜族の長老/Sakura-Tribe Elder
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汎用性の高さは圧倒的で、[[フォーマット]]を問わず[[緑]]を含む様々な中~低速デッキで採用された。 | 汎用性の高さは圧倒的で、[[フォーマット]]を問わず[[緑]]を含む様々な中~低速デッキで採用された。 | ||
− | + | 基本的に2マナ1/1と緑のクリーチャーとしては貧弱である。そのため、[[ストンピィ]]などの速攻[[デッキ]]ではあまり採用されない。また、[[もみ消し/Stifle]]などで能力が妨害され、計算が狂ってしまう可能性にも留意が必要。 | |
− | 登場当時はこれ単体で[[ボード・アドバンテージ]]を得られる場合もあった。[[戦闘ダメージ]]が[[スタック]]を用いて処理されていたためである。(→[[当て逃げ]] | + | 登場当時はこれ単体で[[ボード・アドバンテージ]]を得られる場合もあった。[[戦闘ダメージ]]が[[スタック]]を用いて処理されていたためである。(→[[当て逃げ]])そのため、[[第8版]]で[[再録]]され話題を集めた[[サバンナ・ライオン/Savannah Lions]]よりも、パワーは落ちるが[[先制攻撃]]を持つ[[ツンドラ狼/Tundra Wolves]]が優先される事態をも引き起こしていた。 |
+ | [[基本セット2010]]発売に伴うルール改定により、戦闘ダメージの処理にスタックを用いなくなったことで、現在ではこのテクニックは不可能であり、幾分か弱体化した。 | ||
*梅澤の十手がついた対戦相手[[アタッカー]]を[[チャンプブロック]]してから能力を起動し、蓄積カウンターを溜めさせないことも可能。 | *梅澤の十手がついた対戦相手[[アタッカー]]を[[チャンプブロック]]してから能力を起動し、蓄積カウンターを溜めさせないことも可能。 | ||
− | *[[Mike Flores]]は、このカードを[[ラヴニカ:ギルドの都]]時点の[[スタンダード]]での最強の[[緑]] | + | *[[Mike Flores]]は、このカードを[[ラヴニカ:ギルドの都]]時点の[[スタンダード]]での最強の[[緑]]カードと評した<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/it%E2%80%99s-not-kind-green-card-2006-01-12 It's Not That Kind of Green Card]/[https://magic.wizards.com/ja/articles/archive/feature/%E3%81%9D%E3%81%A3%E3%81%A1%E3%81%AE%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89%E3%81%98%E3%82%83%E3%81%AA%E3%81%8F%E3%81%A6-2006-01-12 そっちのグリーンカードじゃなくて](Feature [[2006年]]1月12日 [[Mike Flores]]著)</ref>。 |
− | * | + | *[[解き放たれた強化/Upgrades Unleashed]]([[神河:輝ける世界統率者デッキ]])にて新規{{Gatherer|id=554715}}で収録された。当世の他の[[蛇#ストーリー|大蛇人/Orochi]]と同様、足のない姿になっている。 |
*極稀に耳の辺りに赤いインクが落ちているものが存在する([http://www.nextftp.com/nano/others/elder.html カード画像])。花が咲いた・ハイビスカスなどの報告は多分これだろう。 | *極稀に耳の辺りに赤いインクが落ちているものが存在する([http://www.nextftp.com/nano/others/elder.html カード画像])。花が咲いた・ハイビスカスなどの報告は多分これだろう。 | ||
− | + | ==関連カード== | |
+ | *[[危険な進出/Perilous Forays]] - あなたの各クリーチャーを起動コスト(1)で不屈の自然に変換する。[[基本土地タイプ]]さえ持っていれば[[基本でない土地]]も可。5マナ[[エンチャント]]。([[ラヴニカ:ギルドの都]]) | ||
+ | ===類似カード=== | ||
+ | 生け贄に捧げると[[置き]]不屈の自然になるクリーチャー。[[アーティファクト]]版は[[放浪者の小枝/Wanderer's Twig]]の項を、[[187クリーチャー]]型は[[彼方地のエルフ/Farhaven Elf]]の項を参照。 | ||
+ | *[[精励する農場労働者/Diligent Farmhand]] - 起動コスト(1)(緑)。墓地で[[筋力急伸/Muscle Burst]]に参照される。1マナ1/1。([[オデッセイ]]) | ||
+ | *[[絹羽の斥候/Silkwing Scout]] - 起動コスト(緑)。[[青]]3マナ[[飛行]]持ち2/1。([[ディセンション]]) | ||
+ | *[[ファーティリド/Fertilid]] - 起動コスト(1)(緑)と、生け贄ではなく[[+1/+1カウンター]]を1つ取り除く。+1/+1カウンターを2つ乗せて戦場に出るので2回使える。3マナ0/0。([[モーニングタイド]]) | ||
+ | **[[ピュアストレイン・ジーンスティーラー/Purestrain Genestealer]] - 起動型能力から[[攻撃]]時[[誘発型能力]]になったファーティリド。([[ウォーハンマー40,000統率者デッキ]]) | ||
+ | *[[夜明け歩きの大鹿/Dawntreader Elk]] - 起動コスト(緑)。2マナで2/2。([[闇の隆盛]]) | ||
+ | *[[つややかな雄鹿/Burnished Hart]] - 起動コスト(3)。[[アーティファクト・クリーチャー]]。3マナ2/2。([[テーロス]]) | ||
+ | *[[春の具象化/Embodiment of Spring]] - 起動コスト(1)(緑),(T)。青1マナ0/3。([[タルキール覇王譚]]) | ||
+ | *[[オアシュラの耕作者/Oashra Cultivator]] - 起動コスト(2)(緑),(T)。1マナ0/3。([[アモンケット]]) | ||
+ | *[[ネヴァーウィンターのドライアド/Neverwinter Dryad]] - 起動コスト(2)。1マナ1/1。([[フォーゴトン・レルム探訪]]) | ||
+ | *[[カノプテック・レイス/Canoptek Wraith]] - [[サボタージュ能力]]を達成したときに(3)支払った場合しか使えない。アーティファクト・クリーチャー。3マナ2/1[[アンブロッカブル]]。(ウォーハンマー40,000統率者デッキ) | ||
+ | ==脚注== | ||
+ | <references /> | ||
==参考== | ==参考== | ||
+ | *[[土地サーチカード]] | ||
*[[カード個別評価:神河物語]] - [[コモン]] | *[[カード個別評価:神河物語]] - [[コモン]] | ||
+ | *[[カード個別評価:コンスピラシー]] - [[コモン]] | ||
+ | *[[Secret Lair Drop Series/2021年#Special Guest: Fiona Staples|Secret Lair Drop Series: Special Guest: Fiona Staples]] | ||
+ | __NOTOC__ |
2022年11月2日 (水) 01:14時点における最新版
クリーチャー — 蛇(Snake) シャーマン(Shaman)
桜族の長老を生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから基本土地カードを1枚探し、それをタップ状態で戦場に出す。その後ライブラリーを切り直す。
1/1生け贄に捧げることで不屈の自然/Rampant Growthの効果を発揮するクリーチャーで、その上位互換。
起動にマナが掛からないため、対戦相手の2~3ターン目の攻撃をブロックしたあと能力を起動することが多い。その場合は不屈の自然にライフ回復がついたようなもので、ビートダウンデッキ相手の序盤〜中盤が随分楽になる。またコントロールデッキ相手には能力を起動せず、1/1クリーチャーとしてクロックを刻むことが可能。非クリーチャーのマナ加速カードと異なり、梅澤の十手/Umezawa's Jitteなどの装備品が腐りにくくなる点もありがたい。
汎用性の高さは圧倒的で、フォーマットを問わず緑を含む様々な中~低速デッキで採用された。
基本的に2マナ1/1と緑のクリーチャーとしては貧弱である。そのため、ストンピィなどの速攻デッキではあまり採用されない。また、もみ消し/Stifleなどで能力が妨害され、計算が狂ってしまう可能性にも留意が必要。
登場当時はこれ単体でボード・アドバンテージを得られる場合もあった。戦闘ダメージがスタックを用いて処理されていたためである。(→当て逃げ)そのため、第8版で再録され話題を集めたサバンナ・ライオン/Savannah Lionsよりも、パワーは落ちるが先制攻撃を持つツンドラ狼/Tundra Wolvesが優先される事態をも引き起こしていた。 基本セット2010発売に伴うルール改定により、戦闘ダメージの処理にスタックを用いなくなったことで、現在ではこのテクニックは不可能であり、幾分か弱体化した。
- 梅澤の十手がついた対戦相手アタッカーをチャンプブロックしてから能力を起動し、蓄積カウンターを溜めさせないことも可能。
- Mike Floresは、このカードをラヴニカ:ギルドの都時点のスタンダードでの最強の緑カードと評した[1]。
- 解き放たれた強化/Upgrades Unleashed(神河:輝ける世界統率者デッキ)にて新規イラストで収録された。当世の他の大蛇人/Orochiと同様、足のない姿になっている。
- 極稀に耳の辺りに赤いインクが落ちているものが存在する(カード画像)。花が咲いた・ハイビスカスなどの報告は多分これだろう。
[編集] 関連カード
- 危険な進出/Perilous Forays - あなたの各クリーチャーを起動コスト(1)で不屈の自然に変換する。基本土地タイプさえ持っていれば基本でない土地も可。5マナエンチャント。(ラヴニカ:ギルドの都)
[編集] 類似カード
生け贄に捧げると置き不屈の自然になるクリーチャー。アーティファクト版は放浪者の小枝/Wanderer's Twigの項を、187クリーチャー型は彼方地のエルフ/Farhaven Elfの項を参照。
- 精励する農場労働者/Diligent Farmhand - 起動コスト(1)(緑)。墓地で筋力急伸/Muscle Burstに参照される。1マナ1/1。(オデッセイ)
- 絹羽の斥候/Silkwing Scout - 起動コスト(緑)。青3マナ飛行持ち2/1。(ディセンション)
- ファーティリド/Fertilid - 起動コスト(1)(緑)と、生け贄ではなく+1/+1カウンターを1つ取り除く。+1/+1カウンターを2つ乗せて戦場に出るので2回使える。3マナ0/0。(モーニングタイド)
- ピュアストレイン・ジーンスティーラー/Purestrain Genestealer - 起動型能力から攻撃時誘発型能力になったファーティリド。(ウォーハンマー40,000統率者デッキ)
- 夜明け歩きの大鹿/Dawntreader Elk - 起動コスト(緑)。2マナで2/2。(闇の隆盛)
- つややかな雄鹿/Burnished Hart - 起動コスト(3)。アーティファクト・クリーチャー。3マナ2/2。(テーロス)
- 春の具象化/Embodiment of Spring - 起動コスト(1)(緑),(T)。青1マナ0/3。(タルキール覇王譚)
- オアシュラの耕作者/Oashra Cultivator - 起動コスト(2)(緑),(T)。1マナ0/3。(アモンケット)
- ネヴァーウィンターのドライアド/Neverwinter Dryad - 起動コスト(2)。1マナ1/1。(フォーゴトン・レルム探訪)
- カノプテック・レイス/Canoptek Wraith - サボタージュ能力を達成したときに(3)支払った場合しか使えない。アーティファクト・クリーチャー。3マナ2/1アンブロッカブル。(ウォーハンマー40,000統率者デッキ)
[編集] 脚注
- ↑ It's Not That Kind of Green Card/そっちのグリーンカードじゃなくて(Feature 2006年1月12日 Mike Flores著)