ネヤリ/Neyali
提供:MTG Wiki
(ページの作成:「'''ネヤリ'''/''Neyali''はファイレクシア:完全なる統一初出のキャラクター。カードとしては[[ファイレクシア:完全なる統...」) |
|||
30行: | 30行: | ||
;[[ファイレクシア:完全なる統一]] | ;[[ファイレクシア:完全なる統一]] | ||
*[https://magic.wizards.com/en/news/magic-story/cinders Phyrexia: All Will Be One | Cinders]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/ONE/0036607/ サイドストーリー第1話:燃え殻](Magic Story [[2023年]]1月12日 [[Cassandra Khaw]]著) | *[https://magic.wizards.com/en/news/magic-story/cinders Phyrexia: All Will Be One | Cinders]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/ONE/0036607/ サイドストーリー第1話:燃え殻](Magic Story [[2023年]]1月12日 [[Cassandra Khaw]]著) | ||
− | *[https://magic.wizards.com/en/news/feature/the-legends-of-phyrexia-all-will-be-one The Legends of Phyrexia: All Will Be One](Feature 2023年2月2日 [[Grace Fong]]著) | + | *[https://magic.wizards.com/en/news/feature/the-legends-of-phyrexia-all-will-be-one The Legends of Phyrexia: All Will Be One]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0036638/ 『ファイレクシア:完全なる統一』の伝説たち](Feature 2023年2月2日 [[Grace Fong]]著) |
==参考== | ==参考== | ||
*[[背景世界/ストーリー用語]] | *[[背景世界/ストーリー用語]] |
2023年2月16日 (木) 21:30時点における最新版
ネヤリ/Neyaliはファイレクシア:完全なる統一初出のキャラクター。カードとしてはファイレクシア:完全なる統一統率者デッキの太陽の先兵、ネヤリ/Neyali, Suns' Vanguardが初出。
目次 |
[編集] 解説
ミラディン/Mirrodinに住むヴァルショク/Vulshokの女性。兜族/Helmの出身(イラスト)。
新ファイレクシア/New Phyrexiaの侵略以前、ネヤリは他の兜族とともにオキシダ連峰/Oxidda Chainで暮らしていた。彼女はヴァルショクの部族間のメッセージをやりとりするために在来種の鳥を育てていた。ある時、彼女は親に捨てられたと思しき光る卵を見つけ、育てるために持ち帰った。しかし、その時彼女の村はファイレクシアの襲撃を受けていた。
大虐殺から生き残ったのはネヤリと卵だけだった。彼女はミレックス/Mirrexの廃墟を何週間も彷徨い、生命の痕跡を探した。故郷の唯一の生き残りである卵を守るため、進み続けなければならないと自分に言い聞かせた。自らが安全だと思ったまさにその時、ファイレクシア人の百長/Centurionsに取り囲まれていることに気づいた。しかし、彼女がファイレクシアに堕落するよりも前に、彼女の献身が実を結んだ。卵が割れ、抵抗の炎に燃え上がる不死鳥が孵ったのだ。
その不死鳥、オターリ/Otharriはファイレクシアの侵略者を灰へと還してネヤリを救い、彼女をレジスタンスの駐屯地「岩滓の大口/Slagmaw」に導いた。レジスタンスは呪い金/Hexgoldを用いてネヤリに特別な鷹匠の手袋を与えた。それは彼女とオターリに共通の敵を粉砕するための力を揃って与えた。それ以降、彼女の群れは大きく拡大し、不死鳥はミラディン復興への希望の象徴となった。
[編集] 経歴
[編集] 燃え殻/Cinder
ネヤリとその分隊は、最後尾で警戒にあたっていたレヤナ/Reyanaが姿を消したことに気づく。ネヤリが後を追うと、オーリオック/Auriok女性を改造したと思われる有貌体/Aspirantを目にし、虚ろな表情を浮かべたネヤリの姿があった。オターリとの連携でその有貌体を退けるも、何故応戦しなかったのかとの問いにレヤナはこう返した。あれは私のお母さんだったと。
野営地に戻った後、ネヤリはレヤナの母と気づかず攻撃してしまったことを後悔する。気づいていたならば、彼女を救うために何かできたかもしれないと。それを聞くと、レヤナは生前の母について語り始めた。母は極度の悲観主義者で、レヤナに手を上げるなどしてプレッシャーを和らげていなければとっくに爆発していただろうと。レヤナは暴力を振るわれてもなお母を愛していたが、同時に母は世界に存在する限り決して幸せにはなれず、死んだ方が彼女にとって楽だったのではないかと考えていた。だが、ファイレクシア人として完成された母は、かつての姿からは考えられないほどの落ち着きに満ちていた。その様子を見て、レヤナの脳裏にファイレクシアこそが正しいのではないかという考えがよぎる。ネヤリは、ファイレクシア人の謳う平穏は偽りであり、有貌体もミラディン人を誘惑するための存在だと諭す。ネヤリは、レヤナを見捨てないという約束を再びするも、レヤナはお決まりの掛け合いを返さなかった。
その翌朝、レヤナが書き置きを残してどこかに姿を消した。そこには回収区画/the Salvage Complex――スロバッド/Slobadが支配する、ファイレクシア人の再処理場――で待っていると書かれてあった。分隊員の多くは物資の運搬任務があるため営巣地を離れたが、一部はネヤリとともにレヤナの救出に向かった。回収区画にてネヤリはレヤナと再会するが、彼女は共に帰ることを拒んだ。その状況に不安を感じ、オターリを呼ぶも彼は現れなかった。レヤナは語った。母のように怯えて死ぬだけの人生が嫌になり、スロバッドが約束した「平穏」を欲して自ら回収区画に向かったと。
そこに、スロバッドが姿を現す。ネヤリは伏兵でスロバッドを攻撃しようとするも、スロバッドはそれを見透かしていた。彼は、あくまで自分はミラディン人を助けたいだけだと語った。ネヤリはスロバッドに他の分隊員に手を出さないよう頼み込んだ。自らがここに留まることと引き換えに。そして、その願いは聞き入れられた。
檻に捕らわれたネヤリは、レヤナがファイレクシアの油/Phyrexian oilを受け入れるところを見届けることになった。自分が犠牲になることで少なくともオターリや仲間たちは助かる、自らにそう言い聞かせながら。その時だった。オターリが飛来し、炎の息で鉄格子を溶かした。レヤナを救う最後の機会を得たネヤリは彼女に手を伸ばすが、レヤナは顔を背けた。ならば、そういうこと。ネヤリはかつての友へと敬礼を捧げ、自分を救出しにきた分隊の仲間――この任務に同行しなかった者も含め全員――の元に加わり、回収区画を離れていった。
[編集] 登場
[編集] フレイバー・テキストに登場
[編集] 登場記事・登場作品
- Phyrexia: All Will Be One | Cinders/サイドストーリー第1話:燃え殻(Magic Story 2023年1月12日 Cassandra Khaw著)
- The Legends of Phyrexia: All Will Be One/『ファイレクシア:完全なる統一』の伝説たち(Feature 2023年2月2日 Grace Fong著)