ずべら

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'''ずべら'''/''Zubera''は[[クリーチャー・タイプ]]の1つ。
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'''ずべら'''/''Zubera''は[[クリーチャー・タイプ]]の1つ。[[神河/Kamigawa]]に棲まう[[神/Kami]]の一種で、「ずべら坊」すなわち「のっぺらぼう」のこと。
  
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==概要==
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[[神河ブロック]]にのみ存在する。[[神河物語]]では5体、[[神河救済]]では2体登場した。いずれも[[スピリット]]でもある。
 
[[神河ブロック]]にのみ存在する。[[神河物語]]では5体、[[神河救済]]では2体登場した。いずれも[[スピリット]]でもある。
  
神河物語のずべらは、2[[マナ]]1/2[[クリーチャー]]であり、同一[[ターン]]に[[死亡]]したずべらの数を参照する[[死亡誘発]][[能力]]を持つ。各能力は、同色の[[祭殿]]に対応している([[フレイバー・テキスト]]にも対応する祭殿の名前を見ることができる)。神河救済では、4点以上の[[ダメージ]]を受けて死亡したときに何かが起こる[[誘発型能力]]を持つずべらが2体だけ登場した。もちろん神河物語のずべらと相互作用できる。
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神河物語のずべらは、2[[マナ]]1/2[[クリーチャー]]であり、同一[[ターン]]に[[死亡]]したずべらの数を参照する[[死亡誘発]][[能力]]を持つ。各能力は、同色の[[浄火の本殿/Honden of Cleansing Fire|本殿サイクル]]に対応している([[フレイバー・テキスト]]にも対応する本殿の名前を見ることができる)。神河救済では、4点以上の[[ダメージ]]を受けて死亡したときに何かが起こる[[誘発型能力]]を持つずべらが2体だけ登場した。もちろん神河物語のずべらと[[シナジー|相互作用]]できる。
  
*複数のずべらが同時に死亡した場合、各ずべらは同時に死亡したずべらも(自分自身を含め)数える。また、ずべらの数は誘発型能力の[[解決]]時に数える。それが[[スタック]]に乗ったときではない。
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当然のことながら、同一ターンに複数のずべらが、それも[[あなた|使用者側]]に都合のいいタイミングや組み合わせで死亡する場面は自然には発生しにくい。全体除去などで敵ごとまとめて死亡させる、[[貪る強欲/Devouring Greed]]などの[[生け贄に捧げる|生け贄]]手段を用いるなど、意識した運用が必要となるだろう。
**例:4体の[[燃えさし拳のずべら/Ember-Fist Zubera]]が同時に死亡した場合、それぞれが[[対象]]に4点のダメージを与える。
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*当然のことながら、同一ターンに複数の、それもプレイヤーにとって都合のいいずべらの組み合わせが死亡する場面は自然には発生しにくく、全体除去などと併用した際に一方的にアドバンテージを得ていくことが重要になる。
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*神河物語のずべらの「死亡したずべらの数を参照する」というデザインは、[[Blazing Effigy]]を元にしたものである<ref>[https://web.archive.org/web/20220820063428/https://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/five-small-spirits-2004-10-15 Five Small Spirits][[Latest Developments]] [[2004年]]10月15日 [[Aaron Forsythe]]著)</ref>。
**しかし、同じセットには[[貪る強欲/Devouring Greed]]というおあつらえ向きのカードがあるため、たいした問題ではない。この場合、貪る強欲が追加コストであるのも(打ち消しで妨害できないため)メリットと言える。
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*数が揃うほどに強力になることからずべらデッキもしばしば構築され、(日本では)俗に「ズベリオン」と呼ばれる<ref>[https://web.archive.org/web/20211016021918/https://magic.wizards.com/en/articles/archive/event-coverage/live-coverage-2005-grand-prix-osaka-2005-01-08-29 Live Coverage of 2005 Grand Prix Osaka](Event Coverage [[2005年]]1月8日 [[森慶太]]著)</ref>。元々は[[リベリオン]]とかけた一種の洒落で付けられた名前だと思われる。
*[[堕ちたる者の灰/Ashes of the Fallen]]で「ずべら」を指定した場合、もともとはずべらでないクリーチャーが死亡しても、「ずべらが死亡した」条件を満たすことにはならないので注意。
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*登場から長い時を経た[[2018年]]ごろ、[[パウパー]]環境にて[[ずべらストーム]]というずべらを主軸に据えた[[コンボデッキ]]が登場した。
*ずべらデッキは(日本では)俗に「ずべりおん」と呼ばれる。元々は[[リベリオン]]とかけた一種の洒落で付けられた名前だと思われる。([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Events.aspx?x=mtgevent/gposaka05ja/feat8 参考])
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*アルファベット順では最後になるクリーチャー・タイプ。
 
*アルファベット順では最後になるクリーチャー・タイプ。
*ずべらとは一般には「ずべら坊」、すなわち「のっぺらぼう」のこと。ただし、[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]では独特の設定が追加されている。→ [[神河固有名詞対訳]]
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*モチーフは前述通りのっぺらぼうであるが、[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]独特の設定が追加されている。(→[[#ストーリー]]
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*[[神河:輝ける世界]]でも開発中のファイルに存在していたが、最終的に没になった<ref>[https://markrosewater.tumblr.com/post/676815920671358977/were-zubera-ever-consider-for-kamigawa-neon We’re zubera ever consider for Kamigawa Neon…]([[Blogatog]] [[2022年]]2月21日)</ref>。
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==ルール==
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基本的なルールについては、[[死亡誘発]]のページも参照。
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*[[死亡]]したずべらの数を数えるのは、[[誘発型能力]]の[[解決]]時である。[[誘発]]したとき([[スタック]]に乗ったとき)ではない。
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**誘発させたずべら自身が死亡しているため、最低でも1体ぶんの[[効果]]は保障されていることになる。
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**複数のずべらが同時に死亡した場合、すべてのずべらを数えることになる。
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**あるずべらの能力がスタックに乗っている間に、[[対応して]]他のずべらが死亡した場合も、解決時には合わせて数えることになる。
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***[[生け贄に捧げる]][[コスト]]を持つカードとは相性がよい。[[インスタント・タイミング]]で連続して[[起動]]できる[[起動型能力]]であればなおよいだろう。
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*死亡したのがずべらであるかどうかは、[[戦場]]での状態を参照する。
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**[[異種移植/Xenograft]]などでずべらにしたクリーチャーが死亡した場合、ずべらが死亡したものとみなされる。
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**[[堕ちたる者の灰/Ashes of the Fallen]]でずべらを指定した場合、墓地ではずべらとして扱うが、戦場ではずべらではないため、(元々ずべらでなかったなら)ずべらが死亡したことにはならない。
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==ストーリー==
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[[神河/Kamigawa]]に住まう[[神/Kami]]の一種。隠り世に紛れ込んだ[[人間]]が転生した顔のない神。顔を奪うために一人旅の旅人を襲うと言われている。
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[[フレイバー・テキスト]]によれば、[[明神|明神/Myojin]]を祀る[[浄火の本殿/Honden of Cleansing Fire|本殿/Honden]]が破壊された際、そこに住んでいたずべら達は人々に害をなすために飛び出していったという。
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{{フレイバーテキスト|浄火の本殿が破壊されたとき、そこに住んでいたもの達は神河に生きるものたちの意志を蝕むべく飛び出していった。||[[沈黙の歌のずべら/Silent-Chant Zubera]]}}
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{{フレイバーテキスト|本殿が崩れたことで隠り世から切り離されたずべらは、彼らの秘密を持ち帰るための新たな術を求め始めた。||[[寄せる潮のずべら/Rushing-Tide Zubera]]}}
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==脚注==
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<references/>
  
 
==参考==
 
==参考==
*[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/af36 五体の小さなスピリット―ずべらの一生](Wizards社;英語)
 
 
*{{WHISPER検索/サブタイプ|Zubera|ずべら(Zubera)}}
 
*{{WHISPER検索/サブタイプ|Zubera|ずべら(Zubera)}}
 +
*{{WHISPER検索/カードテキスト|{Zubera}|ずべら(Zubera)}}
 
*[[クリーチャー・タイプ解説]]
 
*[[クリーチャー・タイプ解説]]
  
 
[[Category:クリーチャー・タイプ|すへら]]
 
[[Category:クリーチャー・タイプ|すへら]]

2023年3月9日 (木) 06:45時点における最新版

ずべら/Zuberaクリーチャー・タイプの1つ。神河/Kamigawaに棲まう神/Kamiの一種で、「ずべら坊」すなわち「のっぺらぼう」のこと。

目次

[編集] 概要


Silent-Chant Zubera / 沈黙の歌のずべら (1)(白)
クリーチャー — ずべら(Zubera) スピリット(Spirit)

沈黙の歌のずべらが死亡したとき、このターンに死亡したずべら(Zubera)1つにつきあなたは2点のライフを得る。

1/2


Floating-Dream Zubera / 浮き夢のずべら (1)(青)
クリーチャー — ずべら(Zubera) スピリット(Spirit)

浮き夢のずべらが死亡したとき、このターンに死亡したずべら(Zubera)1つにつきカードを1枚引く。

1/2


Burning-Eye Zubera / 燃える眼のずべら (2)(赤)(赤)
クリーチャー — ずべら(Zubera) スピリット(Spirit)

燃える眼のずべらが死亡したとき、このターンに4点以上のダメージがこれに与えられていた場合、クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。燃える眼のずべらはそれに3点のダメージを与える。

3/3

神河ブロックにのみ存在する。神河物語では5体、神河救済では2体登場した。いずれもスピリットでもある。

神河物語のずべらは、2マナ1/2クリーチャーであり、同一ターン死亡したずべらの数を参照する死亡誘発能力を持つ。各能力は、同色の本殿サイクルに対応している(フレイバー・テキストにも対応する本殿の名前を見ることができる)。神河救済では、4点以上のダメージを受けて死亡したときに何かが起こる誘発型能力を持つずべらが2体だけ登場した。もちろん神河物語のずべらと相互作用できる。

当然のことながら、同一ターンに複数のずべらが、それも使用者側に都合のいいタイミングや組み合わせで死亡する場面は自然には発生しにくい。全体除去などで敵ごとまとめて死亡させる、貪る強欲/Devouring Greedなどの生け贄手段を用いるなど、意識した運用が必要となるだろう。

  • 神河物語のずべらの「死亡したずべらの数を参照する」というデザインは、Blazing Effigyを元にしたものである[1]
  • 数が揃うほどに強力になることからずべらデッキもしばしば構築され、(日本では)俗に「ズベリオン」と呼ばれる[2]。元々はリベリオンとかけた一種の洒落で付けられた名前だと思われる。
  • 登場から長い時を経た2018年ごろ、パウパー環境にてずべらストームというずべらを主軸に据えたコンボデッキが登場した。
  • アルファベット順では最後になるクリーチャー・タイプ。
  • モチーフは前述通りのっぺらぼうであるが、マジック独特の設定が追加されている。(→#ストーリー
  • 神河:輝ける世界でも開発中のファイルに存在していたが、最終的に没になった[3]

[編集] ルール

基本的なルールについては、死亡誘発のページも参照。

  • 死亡したずべらの数を数えるのは、誘発型能力解決時である。誘発したとき(スタックに乗ったとき)ではない。
    • 誘発させたずべら自身が死亡しているため、最低でも1体ぶんの効果は保障されていることになる。
    • 複数のずべらが同時に死亡した場合、すべてのずべらを数えることになる。
    • あるずべらの能力がスタックに乗っている間に、対応して他のずべらが死亡した場合も、解決時には合わせて数えることになる。
  • 死亡したのがずべらであるかどうかは、戦場での状態を参照する。
    • 異種移植/Xenograftなどでずべらにしたクリーチャーが死亡した場合、ずべらが死亡したものとみなされる。
    • 堕ちたる者の灰/Ashes of the Fallenでずべらを指定した場合、墓地ではずべらとして扱うが、戦場ではずべらではないため、(元々ずべらでなかったなら)ずべらが死亡したことにはならない。

[編集] ストーリー

神河/Kamigawaに住まう神/Kamiの一種。隠り世に紛れ込んだ人間が転生した顔のない神。顔を奪うために一人旅の旅人を襲うと言われている。

フレイバー・テキストによれば、明神/Myojinを祀る本殿/Hondenが破壊された際、そこに住んでいたずべら達は人々に害をなすために飛び出していったという。

浄火の本殿が破壊されたとき、そこに住んでいたもの達は神河に生きるものたちの意志を蝕むべく飛び出していった。
本殿が崩れたことで隠り世から切り離されたずべらは、彼らの秘密を持ち帰るための新たな術を求め始めた。

[編集] 脚注

  1. Five Small SpiritsLatest Developments 2004年10月15日 Aaron Forsythe著)
  2. Live Coverage of 2005 Grand Prix Osaka(Event Coverage 2005年1月8日 森慶太著)
  3. We’re zubera ever consider for Kamigawa Neon…Blogatog 2022年2月21日)

[編集] 参考

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