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− | '''エルドレイン'''/''Eldraine''は、[[多元宇宙/Multiverse]]に存在する[[次元/Plane]]の一つ。[[エルドレインの王権]]、[[エルドレインの森]]の舞台となった。
| + | __NOTOC__ |
| + | [[ジェイス・ベレレン/Jace Beleren (ストーリー)]]草案 |
| + | ==経歴== |
| + | ===[[ドミナリア]]=== |
| + | リリアナ達が[[ベルゼンロック/Belzenlok]]打破のため[[ウェザーライト/Weatherlight (ストーリー)|ウェザーライト/Weatherlight]]でドミナリアを翔ける中、突如としてジェイスがプレインズウォークしてくる。彼はボーラスが罠を張っていること、一刻も早くアジャニの元に集合しボーラスへ立ち向かうべきということを告げる。ジェイスはリリアナへの不信感を露にするものの、ギデオンは彼女に協力し、チャンドラもまたヤヤの元で学ぶためドミナリアに残ることを決めた。ジェイスは諦めのため息をつき、ウェザーライトを後にした。 |
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− | ==世界観==
| + | ドミナリアでの目的を達成したプレインズウォーカー達は改めてジェイスの元を訪れるも、そこにリリアナの姿はなかった。皆がリリアナを擁護する中、ジェイスだけは彼女がウェザーライトクルーを利用するだけして、用済みになったので去ったのだと疑っていた。 |
− | 騎士道とおとぎ話の[[次元/Plane]]。[[人間/Human#エルドレイン|人間/Human]]が住まう秩序の領域、[[#王国/The Realm|'''王国'''/''The Realm'']]と、危険な野生と魔の領域、[[僻境/The Wilds|'''僻境'''/''The Wilds'']]、そしてその両者の間に広がる[[#境界地/The Boundary Lands|'''境界地'''/''The Boundary Lands'']]から成る。
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− | ==王国/The Realm== | + | ===[[灯争大戦]]=== |
− | [[多元宇宙/Multiverse]]には多くの美しい眺めや、絵画のような田舎の風景が存在するが、エルドレインの王国ほど静穏な場所は滅多にない。王国での生活の日々のほとんどは簡素で落ち着いており、ここを故郷と呼ぶ者たち――ほとんどが人間――は、そのような生き方を好んでいる。 | + | ジェイスはゼンディカーへ赴き、数週間をかけてニッサを探し出すと、再びゲートウォッチに協力してくれるよう説得した。だが彼女にゲートウォッチへ戻るつもりはなく、またリリアナも行方不明のままであった。ピースが揃い切らないまま、ゲートウォッチとその同盟者たちは[[次元間の標/Interplanar Beacon]]に導かれラヴニカへと向かう。 |
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− | しかしながら、王国は単に寛げる保養地というだけではない。美徳ある者なら誰でも、自らの価値を証明して栄光の座に至ることのできる大舞台でもあるのだ。王国での偉業は富、尊敬、地位という形で報われる。不可思議な旅人を怪しむ住人もいるかもしれないが、別の世界からの訪問者でさえ、望むなら高貴なる地位に就くこともできる。
| + | ラヴニカへ到着した直後、[[次元橋/Planar Bridge#ストーリー|次元橋/Planar Bridge]]がギルドパクト庁舎を飲み込み、[[永遠衆/Eternal]]による侵略が始まった。ジェイスはギルドパクトとしての力をふるい、平和を乱した罪でボーラスを拘束すると宣告した。しかし、彼の言葉はただ空しく響くだけであった。ギルドパクトの根源である力線、それが集合する庁舎を破壊されたことにより、もはやギルドパクトは機能しなくなってしまったのだ。 |
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− | 王国の大部分は小さな集落と農地だが、この地を統べるのは五つの宮廷――すなわち、[[#アーデンベイル/Ardenvale|'''アーデンベイル'''/''Ardenvale'']]、[[#ヴァントレス/Vantress|'''ヴァントレス'''/''Vantress'']]、[[#ロークスワイン/Locthwain|'''ロークスワイン'''/''Locthwain'']]、[[#エンバレス/Embereth|'''エンバレス'''/''Embereth'']]、[[#ギャレンブリグ/Garenbrig|'''ギャレンブリグ'''/''Garenbrig'']]だ。これらの宮廷は領域の民を支え、守り、民の基本的な[[#美徳|美徳]]を維持している。五つの宮廷はほとんど独立した州のようなものだが、[[#崇高の玉座/The High Throne|崇高の玉座/The High Throne]]の統治の下で一つの王国としてまとまっている。宮廷は、競技の場では激しい対抗心を抱くかもしれないが、他の宮廷と大っぴらに対立することは滅多になく、公然と戦争をしたことは一度もない。
| + | さらに悪いことに、永遠衆を指揮しているのはリリアナであった。自分がニッサの元へ向かわず、もっと早くラヴニカへ戻りヴラスカの記憶を戻していたら、このような悲劇にはならなかったのではないか?自責の念に苦しみながらも、彼はラヴニカとリリアナの両方を救うべく奔走する。だがリリアナを――永遠衆を操り無辜の市民やプレインズウォーカーを虐殺する彼女を生かすことはもはや誰も許さなかった。彼は苦渋の想いでリリアナ暗殺作戦の指揮を執るも、ボーラスの妨害により徒労に終わった。 |
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− | [[新ファイレクシア/New Phyrexia]]の侵攻により、王国は壊滅的な打撃を受けた。 | + | 暗殺は失敗し、ギデオンの切り札たる[[再鍛の黒き剣/Blackblade Reforged#ストーリー|黒き剣/Blackblade]]も破られ、万策が尽きたかのようだった。だがリリアナは死を覚悟して自分を縛る契約に背き、そしてギデオンは命を捨ててその契約の対価を肩代わりした。リリアナが永遠衆の矛先をボーラスへ変え、彼の灯を収穫しようとしたまさにその時、ジェイスの脳にウギンの念話が響いた。ボーラスを殺したところで、いずれ復活するかもしれない――双子である自分のように。ゆえに、あれは殺すのではなく封印せねばならないと。ジェイスはウギンに協力し、彼が[[ボーラスの瞑想領土/Bolas's Meditation Realm|瞑想領土/Meditation Realm]]に片割れを運びさる姿を不可視の魔法で隠すとともに、幻影によりボーラスの死を偽装した。こうして彼は、ボーラスが死んでいないという真実を多元宇宙のあらゆる者から隠し通すという責務を負った。 |
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− | ===歴史=== | + | ===[[War of the Spark: Forsaken]]=== |
− | 人間の隆盛以前には、[[エルフ/Elf#エルドレイン|エルフ]]が後の王国となる地を統べていた。人間曰く、彼らは高慢で尊大、虚栄心が強く残忍で、あらゆる不道徳な魔法を野放図に使用していた。自分の身を守れないほど弱い者は膝をついて庇護を求めるべき、それが彼らの言い分だった。また伝説によれば、古の時代、森には果てがなく、その自然の木々は見渡すかぎりに広がっていた。八世代か九世代前、人間が力をつけ、エルフを追放して王国を築き上げた。森そのものがエルフとともに後退し、何世紀も前から知られているエルドレインの姿、すなわち王国と僻境という分断を生み出した。
| + | ===[[ゼンディカーの夜明け]]=== |
| + | ラヴニカで黄昏るジェイスの前に、ニッサが姿を現す。彼女曰く、ナヒリは石成の核/Lithoform Coreを探し出し、ゼンディカーを復興させようとしているが、その余波で[[エレメンタル]]が死に絶えかねないとのことであった。しかしジェイスは核への好奇心が先走ってしまい、ニッサを苛立たせてしまう。ナヒリの暴走を止めるため、そして自分の罪を償うため、ジェイスはゼンディカーへと向かう。 |
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− | ===遺物===
| + | 歌う都/The Singing Cityにてナヒリに追いついたジェイスは、彼女を説得すべく心の中を覗き見る。だがそこにあった彼女の理想のゼンディカー、[[乱動/The Roil]]が止み文明が繁栄したゼンディカーにジェイスは感銘を受ける。ナヒリに同調を示したことがニッサをさらに怒らせてしまい、二人に歩み寄りを促そうとしたことでナヒリからも排除されそうになる。 |
− | 宮廷の中枢を成す五つの遺物は、古の時代のエルフの宝であり、いくつかはエルフの魔法によって作られた可能性さえある。遺物は驚異的で神秘的な物体であり、測り知れない魔法の力と、定命の者の理解を超えた知覚を有している。確かなのは、五つの遺物それぞれが五つの美徳のうちの一つの物理的体現であり、個人の内にあるその美徳を判断する力を持っているということだ。王国では、遺物の美徳(およびその審判)は客観的で議論の余地がないものと見なされており、この絶対確実性こそが王国社会全体を構築するものである。
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− | ===美徳===
| + | ジェイスは一瞬の隙をついてナヒリの動きを止め、石成の核を奪うことに成功する。だがこれを欲求のまま持ち去れば、ニッサとの仲は完全に終わりを告げることも察していた。核を奪い破壊しようとするニッサに、ジェイスは必死で呼びかけ、結果として核はエレメンタルを繁栄させるために力を使い果たして壊れた。だがジェイスは自分のせいでまた誰かを傷つけたことに罪悪感を感じていた。 |
− | 王国での生活は、五つの基本的な美徳を中心としている――すなわち、'''忠誠'''/''Loyalty''、'''知識'''/''Knowledge''、'''執念'''/''Persistence''、'''勇気'''/''Courage''、'''強さ'''/''Strength''だ。王国の住人はすべて、[[騎士]]であれ[[貴族]]であれ[[農民]]であれ、日々の暮らしの中でこれらの美徳を維持しようと励む。王国の者が誰かを称賛したり侮辱したりしたい場合には、いずれかの美徳に従って生きられているかいないかを引き合いに出すことが多い。
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− | 五つの美徳は五つの遺物によって確立されており、そのため絶対的な敬意と権威をもって扱われる。王国の住人は、すべての美徳を励むべき理想と見なしているが、必ずしも平等にではない。当然、各宮廷は自らの遺物に関する美徳が最も重要なものであると信じている。とはいえ、その美徳が他のものの代わりになるわけではない。エンバレスの騎士は他のどの美徳よりも勇気を称えるだろうが、忠誠や知識に欠ける者を見下すことには変わりない。
| + | ===[[ファイレクシア:完全なる統一]]=== |
− | | + | ===侵略後=== |
− | ===騎士=== | + | ===サンダー・ジャンクションの無法者=== |
− | 王国では、騎士号は個人が受けることのできる最高の栄誉の一つだ。騎士は勇者、英雄、美徳の模範として尊敬される。王国の騎士は皆、「'''卿'''/''Syr''」の敬称を付けて呼ばれる。彼らは無辜の民を守ることから、僻境での大胆な冒険に赴くことまで、多くの責任を負っている。騎士はしばしば精巧に作られた鎧と武器を装備し、様々な種と大きさの立派な乗騎に跨り、時にはそれぞれの宮廷の遺物から引き出される強力な魔法を振るう。
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− | いずれかの宮廷で騎士号を獲得することは、その宮廷の美徳に卓越していると証明するための探索を行うことを意味する。いくつかの宮廷では、真の騎士になるための最後の工程は、その宮廷の遺物の審判を受けることである。
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− | ===崇高の玉座/The High Throne===
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− | おおよそ一世代に一度、[[探索する獣/Questing Beast#ストーリー|探索する獣/Questing Beast]]と呼ばれる神秘的な生物が傑出した騎士を選び、'''至高の探索'''/''The High Quest''あるいは'''大探索'''/''The Great Quest''と呼ばれる厳しい試練を課す。王国を統べる'''崇高の玉座'''/''The High Throne''に就くための試練を。崇高の玉座を求める者は、王国最高の地位に値する美徳を備えていることを証明するため、五つの宮廷すべてで騎士号を獲得しなければならない。
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− | 過去五十年で、至高の探索を課されたのは二人――[[アルジェナス・ケンリス/Algenus Kenrith|アルジェナス/Algenus]]と[[リンデン・ケンリス/Linden Kenrith|リンデン/Linden]]だけだ。リンデンは途中、何らかの理由でこれを断念したが、アルジェナスはこれを達成し、'''崇王'''/''High King''の座に就いた。
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− | *[[エルドレインの王権]]の背景設定記事ではHigh Kingは「'''崇王'''」と訳されていたが、[[エルドレインの森]]以降は「'''覇王'''」と訳されている。
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− | ===宮廷===
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− | ====アーデンベイル/Ardenvale==== | + | |
− | [[白]]の宮廷。「忠誠」を最も重要な美徳とする。紋章は円環状の炎。
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− | 崇王[[アルジェナス・ケンリス/Algenus Kenrith]]は王国全体の統治者であると同時に、アーデンベイルの統治者でもある。その妃たる女王[[リンデン・ケンリス/Linden Kenrith]]もまた、アルジェナスとともにアーデンベイルを統治している。
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− | [[アーデンベイル城/Castle Ardenvale#ストーリー|アーデンベイル城/Castle Ardenvale]]の中央塔には[[忠誠の円環/The Circle of Loyalty#ストーリー|忠誠の円環/The Circle of Loyalty]]がある。騎士になるためには、銀炎でできたこの円環をくぐらなければならない。真の忠誠を持つ者だけが無傷で通り抜けることができる。
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− | 詳細は[[アーデンベイル/Ardenvale]]を参照。
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− | ====ヴァントレス/Vantress==== | + | |
− | [[青]]の宮廷。「知識」を最も重要な美徳とする。紋章は鍵穴。人間の大魔道士、[[老いたる者、ガドウィック/Gadwick, the Wizened#ストーリー|ガドウィック/Gadwick]]が実質的な統治者となっている。
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− | '''メア湖'''/''Lochmere''の水上に建てられた[[ヴァントレス城/Castle Vantress#ストーリー|ヴァントレス城/Castle Vantress]]の遥か下方には、[[魔法の鏡/The Magic Mirror#ストーリー|魔法の鏡/The Magic Mirror]]、'''インドレロン'''/''Indrelon''が置かれている。インドレロンから騎士号や何らかの知識を得るためには、対価としてその鏡が知らない秘密を教えなければならない。
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− | 詳細は[[ヴァントレス/Vantress]]を参照。
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− | ====ロークスワイン/Locthwain====
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− | [[黒]]の宮廷。「執念」を最も重要な美徳とする。紋章はゴブレット。エルフの女王、[[アヤーラ/Ayara]]が統治している。
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− | 生者に[[永遠の若さ/Forever Young|永遠の若さ]]を与え死者をも蘇らせるという遺物、[[永遠の大釜/The Cauldron of Eternity#ストーリー|永遠の大釜/The Cauldron of Eternity]]を所有していたが、今は失われている。大釜を失って以来、[[ロークスワイン城/Castle Locthwain#ストーリー|ロークスワイン城/Castle Locthwain]]は宙に浮いたままとなっている。この遺物を求めて探索に赴き、命を落とす騎士は後を絶たない。
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− | 詳細は[[ロークスワイン/Locthwain]]を参照。
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− | ====エンバレス/Embereth====
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− | [[赤]]の宮廷。「勇気」を最も重要な美徳とする。紋章は菱形と三本の槍。評議会が統治している。
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− | 真の名を'''燃焦苑'''/''The Burning Yard''という複合競技場、[[エンバレス城/Castle Embereth#ストーリー|エンバレス城/Castle Embereth]]には王国中から闘士が集まる。宮廷の遺物は赤熱する巨石[[エンバレス/Embereth#遺物|アイレンクラッグ/The Irencrag]]で、[[エンバレスの宝剣/Embercleave#ストーリー|エンバレスの宝剣/Embercleave]]はそれが名を授けた剣の一つ。
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− | 詳細は[[エンバレス/Embereth]]を参照。
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− | ====ギャレンブリグ/Garenbrig====
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− | [[緑]]の宮廷。「強さ」を最も重要な美徳とする。紋章は槌。[[巨人/Giant#エルドレイン|巨人]]の王、[[ヨルヴォ/Yorvo]]が統治している。
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− | [[ギャレンブリグ城/Castle Garenbrig#ストーリー|ギャレンブリグ城/Castle Garenbrig]]の主要な部分を占めるのは、人間の隆盛以前の時代に巨人によって築かれた環状列石、[[グレートヘンジ/The Great Henge#ストーリー|グレートヘンジ/The Great Henge]]だ。これは巨大な日時計であり、特定の日付の特定の時間には、僻境の深奥へと繋がる魔法の門と化す。
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− | 詳細は[[ギャレンブリグ/Garenbrig]]を参照。
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− | ===王国のその他の地名===
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− | 王国の辺境には'''オリンシャー'''/''Orrinshire''という村が存在しており、村民の5倍ほどの羊が飼われている。旅の商人が訪れる日が祝日になるほどの辺鄙な土地であり、それゆえ新ファイレクシアの侵略も受けなかった。
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− | <p style="text-align: right">[[#top|ページ最上部に戻る]]</p>
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− | ==境界地/The Boundary Lands==
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− | 王国の城と魔法に満ちた僻境は突然切り替わるわけではなく、その間に境界地と呼ばれる中間の地域が存在する。そこには絵画のように美しい森や牧草地、岩だらけの断崖絶壁、霧に覆われた湖が広大に広がっている。
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− | 境界地にはいくつかの居住地が点在し、[[ヤギ|山羊]]や[[羊]]などを飼育している。起伏のある野原にはこれら家畜が放牧されているが、時折襲ってくる飢えた[[グリフィン]]からそれらを守る必要がある。
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− | *"The Boundary Lands"という名前は[[エルドレインの王権]]時点では使われておらず、[[機械兵団の進軍]]のストーリー記事で初めて使用された。ただし日本語版では固有名詞ではなく「僻境と王国の境」と訳出されていた。境界地という訳が日本語版で初使用されたのは[[エルドレインの森]]の[[境界地のレインジャー/Boundary Lands Ranger]]である。
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− | ====エッジウォール/Edgewall====
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− | 文明と僻境の境界線に最も近い村、それがエッジウォールだ。肉屋やパン屋に狩人、垣の騎士や妖精を捕獲する者まで様々な[[人間/Human#エルドレイン|人間/Human]]がこの地にはいる。それだけではなく、市場に現れる[[ドワーフ/Dwarf#エルドレイン|ドワーフ/Dwarf]]、人間と[[エルフ/Elf#エルドレイン|エルフ/Elf]]の友人がハグをする様子、そのほか神出鬼没な僻境の生物も目撃することができるだろう。エッジウォールの曲がりくねった通りや小径は密集しており、境界地のより広大な地域のようにあなたを惑わせるかもしれない。
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− | エッジウォールの建造物の多くは人間によるものだが、明らかに僻境の[[僻境/The Wilds#フェイ属/The fair folk|フェイ属/The fair folk]]により作られたものも散在している。屋根の先端が尖っているものや、ツリーハウスは比較的珍しい。村の最古の建造物のいくつかはドワーフの居住地として作られたと言われている――そのうちの一つの遺跡は地下深くまで続いているとも。
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− | *エッジウォールの名前については、エルドレインの王権時点では[[エッジウォールの亭主/Edgewall Innkeeper]]のフレイバー・テキストで'''エッジウォール砦'''/''Edgewall Keep''と表記されていた。しかしワールドガイド展示資料ではKeep無しの表記であり、エルドレインの森のストーリー記事およびフレイバー・テキストでも同様のためそちらに従った。
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− | <p style="text-align: right">[[#top|ページ最上部に戻る]]</p>
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− | ==僻境/The Wilds==
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− | 奇妙な法則と野生が広がり、'''フェイ属'''/''The fair folk''と呼ばれる魔法生物が跋扈する恐るべき世界。
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− | 詳細は[[僻境/The Wilds]]を参照。
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− | ==その他の地理==
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− | 王国・境界地・僻境のどこに属するかが明言されていないものをこの節にまとめる(ほとんどは境界地~僻境のいずれかと思われる)。ABC順。
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− | ===カーヴェリン/Caervelin===
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− | カーヴェリンはエルフによって建設され、謎めいたヴァントレスの魔道士により占領・修復された古代の塔だ。十年に一度、この地に住まう魔道士は境界地から新たな弟子を選び鍛えている。高き塔の内部には無数の蔵書があり、中には弟子が読むことを禁じられた秘術の本も存在する。
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− | 複雑な魔法が使用人や衛兵の代わりとして塔を管理する手助けとなるが、経験豊富な魔道士でなければそれらを適切に機能させることはできない。塔の上部には、魔道士にすらたどり着けない秘密の階層があると噂されている。
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− | ===デルヴァーホウ/Delverhaugh===
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− | 山中にあるドワーフの都市の中でも、特に変わっているものがデルヴァーホウだ。多くの都市のドワーフ達は工業に精を出しているが、この地の住民は新ファイレクシアの侵攻後に大きく生き方を変えた。すなわち、歓楽者としての道だ。今や石の広間にじゃ金槌やツルハシの音よりも、祝いの音楽が鳴り響いている。古代の鍛冶場も今や鉄を鍛えるためではなく、宴会の食べ物を焼くために用いられている。
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− | 都市の外の勤勉な住民は、この変化に混乱と違和感を覚えている。しかし当の本人たちはまるで気にしておらず、明日の食い扶持よりも今を楽しむことを重視している。彼らの技巧は新たな生き方にも役立っており、クリスタルや切子硝子などを会場の飾りに用いている。
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− | 彼らのパーティは開かれるたびに豪華さを増していき、その全てがエルドレインで誰も見たような最大の祝祭'''大餐会'''/''Grand Ball''へと繋がっている。
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− | ===ラレント湖/Loch Larent===
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− | エッジウォールから徒歩で一週間ほどの距離にあるラレント湖は、[[マーフォーク/Merfolk#エルドレイン|マーフォーク/Merfolk]]が暮らし、エッジウォールの住民が釣りに出ることもある場所だ。
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− | かつてはこの場所は氷などとは無縁の地であった。しかしファイレクシア戦争の終結後、[[人間/Human#魔女/Witch|魔女/Witch]]の[[ヒルダ/Hylda]]が城を築くため、冠の力を用いてこの地を雪と氷に閉ざした。マーフォークは凍結の影響を免れるためより深みへと潜り、中には暗く冷たい気候に適応した形態へ変化する者もいた。
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− | *公式のストーリー記事では「ラレント湖」、カードでは「ローラン湖」と翻訳揺れが生じている。
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− | ===絡み架かり/Tanglespan===
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− | 新ファイレクシアの侵攻に対し、エルドレインの民は巨大な裂け目を開き、侵略者を中に閉じ込めようとした<ref>[https://magic.wizards.com/en/news/magic-story/the-adventures-of-rankle-master-of-love March of the Machine | Eldraine: The Adventures of Rankle, Master of Love]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/MOM/0036864/ サイドストーリー・エルドレイン編 愛の達人、ランクルの冒険]で開かれたものと同類と思われる</ref>。しかし戦争終結後も裂け目は閉じず、今やその場所を渡るには絡み架かりと呼ばれる橋や豆の木のネットワークを通らねばならなくなった。
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− | 絡み架かりを旅人が通るようになると、[[トロール/Troll#エルドレイン|トロール/Troll]]は彼らを手頃な獲物として狙うようになった。かつて近辺の森に住んでいた[[サテュロス/Satyr#エルドレイン|フォーン/Faun]]はこの橋を管理・維持すると共に、旅人をトロールの脅威から守るために戦っている。
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− | ===葬儀人の曲がり角/Undertaker's Corner===
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− | 境界地の街道において、特に危険とされる場所がこの「葬儀人の曲がり角」と呼ばれる崖だ。数百フィート(1フィート≒30センチ)の眼下にはのどかな農場が広がっているが、その直前で道は急に右折し、谷へジグザグに下る。数多くの荷馬車がスピードの出し過ぎで曲がり切れず、崖から転落していった。
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− | <p style="text-align: right">[[#top|ページ最上部に戻る]]</p>
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− | ==種族==
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− | ;文明的な種族
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− | *[[人間/Human#エルドレイン|'''人間'''/''Human'']] - 人型種族の一つ。ほとんどは王国の民だが、僻境の[[邪術師]]、'''魔女'''/''Witch''もいる。
| + | |
− | *[[エルフ/Elf#エルドレイン|'''エルフ'''/''Elf'']] - 森の種族。かつて人間に追放され、今は僻境に住まう。[[ドルイド]]の評議会を擁する。
| + | |
− | *[[巨人/Giant#エルドレイン|'''巨人'''/''Giant'']] - 大柄な種族。一部の者は他種族に対して優しく、ギャレンブリグの騎士となる。上空に住まうものも存在する。
| + | |
− | *[[ドワーフ/Dwarf#エルドレイン|'''ドワーフ'''/''Dwarf'']] - 小柄な種族。鉱石を採掘して武器や装身具を作り、時に人間と商売を行う。
| + | |
− | *[[マーフォーク/Merfolk#エルドレイン|'''マーフォーク'''/''Merfolk'']] - 水棲種族。好奇心旺盛で、魔法の鏡があるメア湖に棲む。'''Undine'''(ウンディーネ)とも。
| + | |
− | *[[フェアリー/Faerie#エルドレイン|'''フェアリー'''/''Faerie'']] - 空飛ぶ妖精。泥棒や悪戯好きに加え、気まぐれに人間を助ける者もいる。'''フェイ'''/''Fae''とも。
| + | |
− | *[[ゴブリン/Goblin#エルドレイン|'''レッドキャップ'''/''Redcap'']] - 血染めのゴブリン。不意打ちのような卑怯な戦略に長け、人間から略奪を行う。
| + | |
− | *[[サテュロス/Satyr#エルドレイン|'''フォーン'''/''Faun'']] - [[ヤギ]]の獣人のようなサテュロス。元は隠遁者だったが、近年は人間に協力している。
| + | |
− | ;その他の種族
| + | |
− | *[[執政官#ストーリー|'''アルコン'''/''Archon'']] - 有翼の鹿に騎乗した神々しい人型生物。王国と僻境の境を飛ぶとされる。
| + | |
− | *[[スペクター|'''スペクター'''/''Specter'']] - おどろおどろしいクリーチャーに騎乗した人型生物。実は下の怪物が乗り手に見立てた死体を操っている。
| + | |
− | *[[ホラー#ストーリー|'''ホラー'''/''Horror'']] - 恐るべき怪物。甘歯村のお菓子な化け物もこれに該当する。
| + | |
− | *[[ゾンビ#ストーリー|'''リッチの騎士'''/''Lich-Knight'']] - 僻境を彷徨うアンデッド。ダンバロウに彼らの城があると噂されている。
| + | |
− | *[[ナイトメア#ストーリー|'''ナイトメア'''/''Nightmare'']] - アショクの創造物。[[ファイレクシアン#ストーリー|ファイレクシア人]]に似せて作られたものも多い。
| + | |
− | *[[ドラゴン#ストーリー|'''ドラゴン'''/''Dragon'']] - 長い尾を持つ知的な有翼種族。性格は多種多様だが、宝や金属類を求める者が多い。
| + | |
− | *[[オーガ#ストーリー|'''オーガ'''/''Ogre'']] - 巨体の邪悪な人型種族。その恨みは非常に根深いことで知られている。
| + | |
− | *[[魔女跡追い/Witchstalker#ストーリー|'''魔女跡追い'''/''Witchstalker'']] - 大型の狼。闇の魔術に反応して襲い掛かる。
| + | |
− | *[[トロール/Troll#エルドレイン|'''トロール'''/''Troll'']] - 肉食の愚鈍な人型種族。絡み架かりではフォーンと対立している。
| + | |
− | *[[アウフ|'''アウフ'''/''Ouphe'']] - 僻境に住む緑の体毛を持った生物。見た目とは裏腹に、自然界に造詣が深い。
| + | |
− | <p style="text-align: right">[[#top|ページ最上部に戻る]]</p>
| + | |
− | ==キャラクター==
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− | ;[[プレインズウォーカー/Planeswalker]]
| + | |
− | *エルドレイン出身者
| + | |
− | **[[ローアン・ケンリス/Rowan Kenrith (ストーリー)|'''ローアン・ケンリス'''/''Rowan Kenrith'']] - 人間の魔道士。女性。稲妻の魔法を操る。ウィルとは双子。
| + | |
− | **[[ウィル・ケンリス/Will Kenrith (ストーリー)|'''ウィル・ケンリス'''/''Will Kenrith'']] - 人間の魔道士。男性。氷の魔法を操る。ローアンとは双子。
| + | |
− | *他次元からの訪問者
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− | **[[アショク/Ashiok|'''アショク'''/''Ashiok'']] - 正体不明の存在。エリエットに協力すると共に、人々を悪夢で苦しめている。
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− | **[[ガラク/Garruk|'''ガラク'''/''Garruk'']] - 人間の狩人。男性。[[鎖のヴェール/The Chain Veil#ストーリー|鎖のヴェール/The Chain Veil]]の呪いに侵されている。
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− | **[[オーコ/Oko|'''オーコ'''/''Oko'']] - フェイ/Feyの[[多相の戦士/Shapeshifter (ストーリー)#その他の次元|シェイプシフター]]。男性。偽善と感じるものを見つけては残酷な「悪戯」を仕掛ける。
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− | ;エルドレインの住人
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− | *[[#アーデンベイル/Ardenvale|アーデンベイル]]の主要キャラクター
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− | **[[アルジェナス・ケンリス/Algenus Kenrith|'''アルジェナス・ケンリス'''/''Algenus Kenrith'']] - 王国全体を統べる人間の崇王。ローアンとウィルの父。
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− | **[[リンデン・ケンリス/Linden Kenrith|'''リンデン・ケンリス'''/''Linden Kenrith'']] - アーデンベイルの女王。アルジェナスの妃で、ローアンとウィルの継母。
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− | **[[獅子の爪、エイリン卿/Syr Alin, the Lion's Claw#ストーリー|'''エイリン'''/''Alin'']] - アーデンベイルの騎士。
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− | *[[#ヴァントレス/Vantress|ヴァントレス]]の主要キャラクター
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− | **[[老いたる者、ガドウィック/Gadwick, the Wizened#ストーリー|'''ガドウィック'''/''Gadwick'']] - ヴァントレスを統べる人間の魔術師。男性。人前に姿を現すことはほとんどない。
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− | **[[魔法の鏡/The Magic Mirror#ストーリー|'''インドレロン'''/''Indrelon'']] - ヴァントレスの秘宝である魔法の鏡。
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− | **[[具眼の主、エレノラ卿/Syr Elenora, the Discerning|'''エレノラ'''/''Elenora'']] - ヴァントレスの騎士。
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− | *[[#ロークスワイン/Locthwain|ロークスワイン]]の主要キャラクター
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− | **[[アヤーラ/Ayara|'''アヤーラ'''/''Ayara'']] - ロークスワインを統べるエルフの女王。エルフが王国を治めていた時代からの生き残りである。
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− | **[[厳格な者、コンラッド卿/Syr Konrad, the Grim|'''コンラッド'''/''Konrad'']] - ロークスワインの騎士。
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− | *[[#エンバレス/Embereth|エンバレス]]の主要キャラクター
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− | **[[勇敢な騎士、カラ卿/Syr Carah, the Bold#ストーリー|'''カラ'''/''Carah'']] - エンバレスの騎士。
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− | **[[アッシュベイルの英雄、グウィン卿/Syr Gwyn, Hero of Ashvale#ストーリー|'''グウィン'''/''Gwyn'']] - エンバレスの騎士。
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− | **[[イモデーン/Imodane|'''イモデーン'''/''Imodane'']] - 元エンバレスの騎士。女性。ファイレクシアの侵略後は略奪者に身をやつした。
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− | *[[#ギャレンブリグ/Garenbrig|ギャレンブリグ]]の主要キャラクター
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− | **[[ヨルヴォ/Yorvo|'''ヨルヴォ'''/''Yorvo'']] - ギャレンブリグを統べる巨人の王。心優しき人物。
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− | **[[ヘンジの槌、ファレン卿/Syr Faren, the Hengehammer#ストーリー|'''ファレン'''/''Faren'']] - ギャレンブリグの騎士。
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− | *魔女の姉妹
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− | **[[アガサ/Agatha|'''アガサ'''/''Agatha'']] - 飢えたる魔女。人間を喰らう残酷な人物。
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− | **[[エリエット/Eriette|'''エリエット'''/''Eriette'']] - 眠りの魔女。支配欲が強い。
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− | **[[ヒルダ/Hylda|'''ヒルダ'''/''Hylda'']] - 氷の魔女。孤独を求めている。
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− | *妖精
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− | **[[巧妙な工作員、アリーラ/Alela, Artful Provocateur#ストーリー|'''アリーラ'''/''Alela'']] - 遠大な陰謀を好む妖精。女性。
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− | **[[ケラン/Kellan|'''ケラン'''/''Kellan'']] - フェイと人間の間に生まれた子。男性。
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− | **[[悪ふざけの名人、ランクル/Rankle, Master of Pranks#ストーリー|'''ランクル'''/''Rankle'']] - 悪ふざけの名人。男性。嫌われ者だが、彼を王と慕う妖精もいる。
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− | **[[タリオン/Talion|'''タリオン'''/''Talion'']] - 妖精の王。性別不明。
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− | *その他
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− | **[[ベルーナ・グランドスコール/Beluna Grandsquall (ストーリー)|'''ベルーナ・グランドスコール'''/''Beluna Grandsquall'']] - 雲の上に住む巨人。女性。下界から様々な物品を蒐集している。
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− | **[[伝承の語り部、チュレイン/Chulane, Teller of Tales#ストーリー|'''チュレイン'''/''Chulane'']] - 人間の魔道士。男性。伝承の語り部。
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− | **[[湖に潜む者、エムリー/Emry, Lurker of the Loch|'''エムリー'''/''Emry'']] - メア湖のウンディーネ。女性。
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− | **[[太っ腹、グラングリー/Grumgully, the Generous|'''グラングリー'''/''Grumgully'']] - レッドキャップ。男性。
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− | **[[フェイに呪われた王、コルヴォルド/Korvold, Fae-Cursed King#ストーリー|'''コルヴォルド'''/''Korvold'']] - フェイに呪われドラゴンとなった王。男性。
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− | **[[寛大な夜明け、ラシエル/Lathiel, the Bounteous Dawn#ストーリー|'''ラシエル'''/''Lathiel'']] - ユニコーン。雌。その姿を見ることは幸運とされる。
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− | **[[探索する獣/Questing Beast#ストーリー|'''探索する獣'''/''Questing Beast'']] - 伝説に謳われる三つ首の獣。崇王となるに相応しい者を選び、探索行を課す。
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− | **[[ルビー/Ruby|'''ルビー'''/''Ruby'']] - エッジウォール砦の近くに住む人間。女性。赤いフードを被っている。
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− | **[[トーブラン/Torbran|'''トーブラン'''/''Torbran'']] - ドワーフの部族の長。男性。
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− | **[[トロヤン/Troyan|'''トロヤン'''/''Troyan'']] - [[ラヴニカ/Ravnica]]出身のヴィダルケン。男性。[[領界路/Omenpath]]を通ってエルドレインに来た。
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− | **[[エルドレインのその他のキャラクター]]
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− | ==登場==
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− | ===登場作品・登場記事===
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− | ;[[エルドレインの王権]]
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− | *[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/planeswalkers-guide-eldraine-2019-10-31 Planeswalkers Guide to Eldraine]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0033430/ プレインズウォーカーのためのエルドレイン案内]([[Daily MTG]] Feature [[2019年]]10月31日 [[Chris Mooney]]著)
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− | *その他の作品・記事については[[背景世界/読み物/エルドレインの王権]]を参照。
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− | ;[[機械兵団の進軍]]
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− | *[https://magic.wizards.com/en/news/magic-story/the-adventures-of-rankle-master-of-love March of the Machine | Eldraine: The Adventures of Rankle, Master of Love]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/MOM/0036864/ サイドストーリー・エルドレイン編 愛の達人、ランクルの冒険]([[Daily MTG]] [[2023年]]3月22日)
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− | *[https://magic.wizards.com/en/news/feature/planeswalkers-guide-to-march-of-the-machine Planeswalker's Guide to March of the Machine: The Phyrexian Invasion of the Multiverse]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0036877/ プレインズウォーカーのための『機械兵団の進軍』案内:ファイレクシアによる多元宇宙侵略]([[Daily MTG]] [[2023年]]4月11日)
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− | ;[[エルドレインの森]]
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− | *MTGアリーナの豆知識(エルドレインの森期)
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− | *MTG公式Discord([[Roy Glaham]]による質疑応答)
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− | **[https://www.reddit.com/r/mtgvorthos/comments/1641zno/mtg_discord_wilds_of_eldraine_qa/ 有志における上記内容のメモ](Reddit - r/mtgvorthos [[2023年]]8月29日)
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− | *『エルドレインの森』ワールドガイド展示資料([https://mtg-jp.com/30th/ 30th Anniversary CELEBRATION TOKYO]、英語)
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− | *その他の作品・記事については[[エルドレインの森#背景設定]]を参照。
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− | ==脚注==
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− | <references />
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− | ==参考==
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− | *[[次元/Plane]]
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− | *[[次元一覧]]
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− | *[[背景世界/ストーリー用語]]
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− | <p style="text-align: right">[[#top|ページ最上部に戻る]]</p>
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ドミナリアでの目的を達成したプレインズウォーカー達は改めてジェイスの元を訪れるも、そこにリリアナの姿はなかった。皆がリリアナを擁護する中、ジェイスだけは彼女がウェザーライトクルーを利用するだけして、用済みになったので去ったのだと疑っていた。
ジェイスはゼンディカーへ赴き、数週間をかけてニッサを探し出すと、再びゲートウォッチに協力してくれるよう説得した。だが彼女にゲートウォッチへ戻るつもりはなく、またリリアナも行方不明のままであった。ピースが揃い切らないまま、ゲートウォッチとその同盟者たちは次元間の標/Interplanar Beaconに導かれラヴニカへと向かう。
さらに悪いことに、永遠衆を指揮しているのはリリアナであった。自分がニッサの元へ向かわず、もっと早くラヴニカへ戻りヴラスカの記憶を戻していたら、このような悲劇にはならなかったのではないか?自責の念に苦しみながらも、彼はラヴニカとリリアナの両方を救うべく奔走する。だがリリアナを――永遠衆を操り無辜の市民やプレインズウォーカーを虐殺する彼女を生かすことはもはや誰も許さなかった。彼は苦渋の想いでリリアナ暗殺作戦の指揮を執るも、ボーラスの妨害により徒労に終わった。
ラヴニカで黄昏るジェイスの前に、ニッサが姿を現す。彼女曰く、ナヒリは石成の核/Lithoform Coreを探し出し、ゼンディカーを復興させようとしているが、その余波でエレメンタルが死に絶えかねないとのことであった。しかしジェイスは核への好奇心が先走ってしまい、ニッサを苛立たせてしまう。ナヒリの暴走を止めるため、そして自分の罪を償うため、ジェイスはゼンディカーへと向かう。
ジェイスは一瞬の隙をついてナヒリの動きを止め、石成の核を奪うことに成功する。だがこれを欲求のまま持ち去れば、ニッサとの仲は完全に終わりを告げることも察していた。核を奪い破壊しようとするニッサに、ジェイスは必死で呼びかけ、結果として核はエレメンタルを繁栄させるために力を使い果たして壊れた。だがジェイスは自分のせいでまた誰かを傷つけたことに罪悪感を感じていた。