多相の戦士

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'''多相の戦士'''/''Shapeshifter''は、[[クリーチャー・タイプ]]の1つ。基本的に[[]]または青絡みの[[多色]]だが、[[アーティファクト・クリーチャー]]にもいる。
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{{Otheruses|[[クリーチャー・タイプ]]|[[アンティキティー]]初出の[[アーティファクト・クリーチャー]][[カード]]|多相の戦士/Shapeshifter|[[背景世界/ストーリー用語|ストーリー用語]]|多相の戦士/Shapeshifter (ストーリー)}}
「Shapeshifter」とは「姿形を変える者、変身能力者」くらいの意味で、元々「戦う者」といった意味合いはない。「多相の戦士」という訳語は、[[第4版]]の[[多相の戦士/Shapeshifter]]を踏襲したもので、かなりの意訳である。
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'''多相の戦士'''/''Shapeshifter''は、[[クリーチャー・タイプ]]の1つ。
  
 
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{{#card:Clone}}
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多相の戦士には他の[[カード]]を参照して[[特性]]を変えるものが多く、そうでなくともなんらかの手段で[[パワー]][[タフネス]][[能力]]などを変えられることが多い。
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初出は[[テンペスト]][[ローウィン・ブロック]][[タイプ的]]テーマで、他クリーチャー・タイプを補完する存在として数を増やした。また同時に[[クリーチャー・タイプ#ローウィン時の大再編|クリーチャー・タイプ大再編]]によって元祖[[多相の戦士/Shapeshifter]]の他、姿形を変えるクリーチャー達がこのタイプを獲得した。[[カルドハイム]]では[[リトヤラ/Littjara]][[緑青]])の主要種族に選ばれた。
だが、「特性を変える」という特徴から、ルール的混乱を呼んだ[[クリーチャー]]もいる。特に[[ヴォルラスの多相の戦士/Volrath's Shapeshifter]][[不定の多相の戦士/Unstable Shapeshifter]]は、新旧のカードの組み合わせにより現在でも予期しない問題を引き起こすことが多い。
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実戦でよく使われたのは[[変異種/Morphling]][[映し身人形/Duplicant]]。ルール的にも混乱の少ないクリーチャー達である。
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[[]]に存在するが、主に[[]]かそれを含む[[多色]]、あるいは[[アーティファクト・クリーチャー]]に多い。
  
[[ローウィン]]では、[[多相]]持ちカードに印刷されているクリーチャー・タイプが「多相の戦士」となっている。
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[[パワー]][[タフネス]]、[[サブタイプ]]、[[文章欄]]など[[特性]]を変化させたり何かの[[コピー]]になる事が得意。[[ローウィン・ブロック]]と[[カルドハイム]]のすべての多相の戦士と、[[モダンホライゾン]]のほぼすべての多相の戦士([[終異種/Endling]]を除く)はいずれも[[キーワード能力]]の[[多相]]を持っている。その特徴ゆえ、[[クローン/Clone]]から始まり[[ヴォルラスの多相の戦士/Volrath's Shapeshifter]]や[[不定の多相の戦士/Unstable Shapeshifter]]など、ルール的混乱を引き起こしてきたカードが多い。新旧のカードの組み合わせにより現在でも予期しない[[コンボ]]や[[シナジー]]を生み出すことが多い。
とはいえ[[多相]]は「全てのクリーチャー・タイプである」という能力なので、これはどちらかと言えば雰囲気付けでしかない。
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また、多相能力と多相の戦士の間に直接の関係はないので、それ以前の多相の戦士が多相を持つようになることもない。
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[[伝説の]]多相の戦士は、[[Halfdane]]と[[墜ちたる者ヴォルラス/Volrath the Fallen]]の2体。
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[[タイプ的カード]]は多相の戦士を他のクリーチャーのコピーにする[[姿分け/Shapesharer]]と[[自我の吸収/Absorb Identity]]がある。また、[[ヴァンガード]]の[[Sliver Queen Avatar]]は[[多相]]避けのためか「多相の戦士ではないスリヴァー・クリーチャー・カード」を参照する。
設定上でも両者は変身能力をもつキャラクターである(前者は[[トレイリア/Tolaria]]出身の殺し屋、後者は[[ラース/Rath]][[エヴィンカー/Evincar]])。
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多相の戦士・[[トークン]]を[[生成]]するカードに[[外身の交換/Crib Swap]][[変容の軍勢/Irregular Cohort]][[リトヤラの熊々/The Bears of Littjara]]などがある。色と[[サイズ]]は無色の1/1か無色の2/2か青の2/2のいずれかで、すべて[[多相]]を持つトークンを生成する。(→[[トークン一覧]])。
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[[伝説の]]多相の戦士は[[モダンホライゾン3統率者デッキ]]現在、14枚存在する([http://whisper.wisdom-guild.net/search.php?supertype%5B%5D=legendary&subtype%5B%5D=Shapeshifter 「伝説の(Legendary)・多相の戦士(Shapeshifter)」でWHISPER検索])。
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*[[構築]]で活躍した多相の戦士は、当時最強クラスの[[フィニッシャー]]と呼ばれた[[変異種/Morphling]]、コンボパーツとして使われた[[映し身人形/Duplicant]]や[[ヴェズーヴァの多相の戦士/Vesuvan Shapeshifter]]などが有名。
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*「Shapeshifter」とは「姿形を変える者、変身能力者」くらいの意味で、元々「戦う者」といった意味合いはない。「多相の戦士」という訳語は、[[第4版]]の[[多相の戦士/Shapeshifter]]を踏襲したもので、かなりの意訳である。
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*現実世界で「Shapeshifter」という言葉は、多様で膨大な品種を持つことから「[[犬]]」を指すことがある。
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*「多相」という同一の訳語が用いられることから、時折、「多相の戦士はすべて[[多相]]を持つという[[ルール]]がある」と勘違いされることがあるが、'''そのようなルールはない'''。詳細は[[多相]]の項を参照。
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==ストーリー==
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背景世界における種族としての多相の戦士についての詳細は、[[多相の戦士/Shapeshifter (ストーリー)]]を参照。
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*[[背景世界|背景ストーリー]]において、前述した[[伝説のクリーチャー]]達のほか、異形の怪物へと成り果てた後の[[ヨーグモス/Yawgmoth]]もシェイプシフターである。また、[[ウルザ/Urza]]、[[ウィンドグレイス卿/Lord Windgrace (ストーリー)|ウィンドグレイス卿/Lord Windgrace]]、[[テヴェシュ・ザット/Tevesh Szat]]、[[カーン/Karn]]、[[ニコル・ボーラス/Nicol Bolas (ストーリー)|ニコル・ボーラス/Nicol Bolas]]といった旧世代([[大修復/The Mending]]以前)の[[プレインズウォーカー/Planeswalker]]達も低くはない割合でシェイプシフターとしての能力を有していた(あるいは現在も有している)。そのほか、(新世代プレインズウォーカーと断言されたわけではないが)[[オーコ/Oko]]もシェイプシフターである。
  
*カード化はされていないが、[[ヨーグモス/Yawgmoth]]も多相の戦士である。
 
*(日本語では)「戦士」という語が含まれているが「[[戦士]]/Warrior」とは関係しない。
 
*あまり一般的な表現ではないが、現実世界で「Shapeshifter」と言うと犬のことである。
 
 
==参考==
 
==参考==
 
*{{WHISPER検索/サブタイプ|Shapeshifter|多相の戦士(Shapeshifter)}}
 
*{{WHISPER検索/サブタイプ|Shapeshifter|多相の戦士(Shapeshifter)}}
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*{{WHISPER検索/カードテキスト|{Shapeshifter}|多相の戦士(Shapeshifter)}}
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*[[クリーチャー・タイプ解説]]
 
*[[クリーチャー・タイプ解説]]
  
 
[[Category:クリーチャー・タイプ|たそうのせんし]]
 
[[Category:クリーチャー・タイプ|たそうのせんし]]

2024年6月29日 (土) 14:58時点における最新版

多相の戦士/Shapeshifterは、クリーチャー・タイプの1つ。



初出はテンペストローウィン・ブロックタイプ的テーマで、他クリーチャー・タイプを補完する存在として数を増やした。また同時にクリーチャー・タイプ大再編によって元祖多相の戦士/Shapeshifterの他、姿形を変えるクリーチャー達がこのタイプを獲得した。カルドハイムではリトヤラ/Littjara緑青)の主要種族に選ばれた。

に存在するが、主にかそれを含む多色、あるいはアーティファクト・クリーチャーに多い。

パワータフネスサブタイプ文章欄など特性を変化させたり何かのコピーになる事が得意。ローウィン・ブロックカルドハイムのすべての多相の戦士と、モダンホライゾンのほぼすべての多相の戦士(終異種/Endlingを除く)はいずれもキーワード能力多相を持っている。その特徴ゆえ、クローン/Cloneから始まりヴォルラスの多相の戦士/Volrath's Shapeshifter不定の多相の戦士/Unstable Shapeshifterなど、ルール的混乱を引き起こしてきたカードが多い。新旧のカードの組み合わせにより現在でも予期しないコンボシナジーを生み出すことが多い。

タイプ的カードは多相の戦士を他のクリーチャーのコピーにする姿分け/Shapesharer自我の吸収/Absorb Identityがある。また、ヴァンガードSliver Queen Avatar多相避けのためか「多相の戦士ではないスリヴァー・クリーチャー・カード」を参照する。

多相の戦士・トークン生成するカードに外身の交換/Crib Swap変容の軍勢/Irregular Cohortリトヤラの熊々/The Bears of Littjaraなどがある。色とサイズは無色の1/1か無色の2/2か青の2/2のいずれかで、すべて多相を持つトークンを生成する。(→トークン一覧)。

伝説の多相の戦士はモダンホライゾン3統率者デッキ現在、14枚存在する(「伝説の(Legendary)・多相の戦士(Shapeshifter)」でWHISPER検索)。

  • 構築で活躍した多相の戦士は、当時最強クラスのフィニッシャーと呼ばれた変異種/Morphling、コンボパーツとして使われた映し身人形/Duplicantヴェズーヴァの多相の戦士/Vesuvan Shapeshifterなどが有名。
  • 「Shapeshifter」とは「姿形を変える者、変身能力者」くらいの意味で、元々「戦う者」といった意味合いはない。「多相の戦士」という訳語は、第4版多相の戦士/Shapeshifterを踏襲したもので、かなりの意訳である。
  • 現実世界で「Shapeshifter」という言葉は、多様で膨大な品種を持つことから「」を指すことがある。
  • 「多相」という同一の訳語が用いられることから、時折、「多相の戦士はすべて多相を持つというルールがある」と勘違いされることがあるが、そのようなルールはない。詳細は多相の項を参照。

[編集] ストーリー

背景世界における種族としての多相の戦士についての詳細は、多相の戦士/Shapeshifter (ストーリー)を参照。

[編集] 参考

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