ユーロブルー

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
1行: 1行:
'''ユーロブルー''' (''Euro Blue'')は、ヨーロピアンブルーとも呼ばれる、[[青単コントロール]][[デッキ]]。[[ヨーロッパ選手権98]]を制したことからこう呼ばれる。重厚な[[カウンター]]と[[ミューズの囁き/Whispers of the Muse]]による[[ドロー]]、そして[[転覆/Capsize]]による[[バウンス]]が悉く相手の[[呪文]]、[[パーマネント]]をはね除けていく。[[魔力の乱れ/Force Spike]]を3〜4枚積み、序盤の立ち上がりに対処しているのが印象的。
+
'''ユーロブルー''' (''Euro Blue'')は、ヨーロピアンブルーとも呼ばれる、[[青単コントロール]][[デッキ]]。[[ヨーロッパ選手権98]]を制したことからこう呼ばれる。
 +
 
 +
==概要==
  
 
{{#card:Counterspell}}
 
{{#card:Counterspell}}
 
+
{{#card:Force Spike}}
 
{{#card:Nevinyrral's Disk}}
 
{{#card:Nevinyrral's Disk}}
  
{{#card:Rainbow Efreet}}
+
いわゆる[[パーミッション]][[デッキ]]だが、たいてい16~20枚と多めに[[打ち消す|カウンター]]が盛り込まれている。序盤の立ち上がりに対処しやすくするために、[[魔力の乱れ/Force Spike]]が3~4枚採用されているのが印象的。
  
==概要==
+
[[ミューズの囁き/Whispers of the Muse]]をはじめとする[[引く|ドロー]]で常に[[手札]]を満タンに保ち、[[転覆/Capsize]]による[[バウンス]]で[[戦場]]の[[パーマネント]]にも対処する。[[リセットボタン]]として[[ネビニラルの円盤/Nevinyrral's Disk]]まで採用され、[[コントロール (ゲーム用語)|コントロール]]力が非常に高い。
いわゆる[[パーミッション]]デッキで、たいてい16〜20枚のカウンターが盛り込まれている。ドロー・カードで、常に[[手札]]を満タンに保ち、[[戦場]]に出たものに対してはバウンスで対処。それでも逃れて、複数戦場に残ったものに対しては、[[ネビニラルの円盤/Nevinyrral's Disk]][[リセット]]
+
  
[[世界選手権98]]では、[[Randy Buehler]]氏が、このタイプの[[クリーチャー]]が[[虹のイフリート/Rainbow Efreet]]と[[隠れ石/Stalking Stones]]のみというデッキで挑み、12勝0敗という見事な成績を収めた。 (ちなみに彼は、[[世界選手権]]の中で、[[クリーチャー]]を[[プレイ]]せずに、[[隠れ石/Stalking Stones]]のみで勝った[[ゲーム]]がいくつかあったという)。[[デッキリスト]]は[[World Championship Decks 1998]]参照のこと。
+
[[世界選手権98]]では、[[Randy Buehler]]が、[[クリーチャー]]が[[虹のイフリート/Rainbow Efreet]]と[[隠れ石/Stalking Stones]]しか入っていないこのタイプのデッキで挑み、12勝0敗という見事な成績を収めた。大会中、[[クリーチャー]]を[[唱える]]ことなく、[[隠れ石/Stalking Stones]]のみで勝った[[ゲーム]]がいくつかあったという。[[デッキリスト]]は[[World Championship Decks 1998]]参照のこと。
  
*余談だが、Randy Buehler氏は[[世界選手権99]]でも殆ど同じようなデッキ(クリーチャーは[[マスティコア/Masticore]]、[[隠れ石/Stalking Stones]]、[[フェアリーの集会場/Faerie Conclave]]のみの青単)でスタンダード部門全勝を成し遂げている。 →[[ドロー・ゴー]]
+
*余談だが、Randy Buehlerは[[世界選手権99]]でも殆ど同じようなデッキ(クリーチャーは[[マスティコア/Masticore]]、[[隠れ石/Stalking Stones]]、[[フェアリーの集会場/Faerie Conclave]]のみの青単)でスタンダード部門全勝を成し遂げている。 →[[ドロー・ゴー]]
 
+
*[[フィニッシャー]]に[[鋼のゴーレム/Steel Golem]]を使用したバージョンも存在する。
[[フィニッシャー]]に[[鋼のゴーレム/Steel Golem]]を使用したバージョンも存在する。
+
  
 
==参考==
 
==参考==
 +
*[[World Championship Decks 1998]]
 
*[[パーミッション]]
 
*[[パーミッション]]
 
**[[ドロー・ゴー]]
 
**[[ドロー・ゴー]]
*[[World Championship Decks 1998]]
 
 
*[[デッキ集]]
 
*[[デッキ集]]

2011年4月4日 (月) 11:16時点における版

ユーロブルー (Euro Blue)は、ヨーロピアンブルーとも呼ばれる、青単コントロールデッキヨーロッパ選手権98を制したことからこう呼ばれる。

概要


Counterspell / 対抗呪文 (青)(青)
インスタント

呪文1つを対象とし、それを打ち消す。



Force Spike / 魔力の乱れ (青)
インスタント

呪文1つを対象とし、それを、それのコントローラーが(1)を支払わないかぎり、打ち消す。



Nevinyrral's Disk / ネビニラルの円盤 (4)
アーティファクト

ネビニラルの円盤はタップ状態で戦場に出る。
(1),(T):アーティファクトとクリーチャーとエンチャントをすべて破壊する。


いわゆるパーミッションデッキだが、たいてい16~20枚と多めにカウンターが盛り込まれている。序盤の立ち上がりに対処しやすくするために、魔力の乱れ/Force Spikeが3~4枚採用されているのが印象的。

ミューズの囁き/Whispers of the Museをはじめとするドローで常に手札を満タンに保ち、転覆/Capsizeによるバウンス戦場パーマネントにも対処する。リセットボタンとしてネビニラルの円盤/Nevinyrral's Diskまで採用され、コントロール力が非常に高い。

世界選手権98では、Randy Buehlerが、クリーチャー虹のイフリート/Rainbow Efreet隠れ石/Stalking Stonesしか入っていないこのタイプのデッキで挑み、12勝0敗という見事な成績を収めた。大会中、クリーチャー唱えることなく、隠れ石/Stalking Stonesのみで勝ったゲームがいくつかあったという。デッキリストWorld Championship Decks 1998参照のこと。

参考

MOBILE