ヨーグモスの意志/Yawgmoth's Will

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(221.133.71.178 (会話) の編集 ( 94205 版 ) を取り消し)
1行: 1行:
 
{{#card:Yawgmoth's Will}}
 
{{#card:Yawgmoth's Will}}
  
[[Mark Rosewater]]をして「最大の過ち」と言わしめた、[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]史上最強と謳われる[[カード]]。[[墓地]]のカードをここまで自在に操れる[[呪文]]は他に類を見ない。
+
[[WotC]]社員の[[Mark Rosewater]]をして「最大の過ち」と言わしめた、[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]史上最強と謳われる[[カード]]。[[墓地]]のカードをここまで自在に操れる[[呪文]]は他に類を見ない。
  
 
1[[ターン]]限定とはいえ、実質的に墓地のカードをすべて[[手札に加える]]ような[[効果]]による[[アドバンテージ]]は、[[ゲーム]]バランスを崩壊させるに十分なものである。ゲームの後半に撃てば、わずか3[[マナ]]で10数枚以上のアドバンテージを得るわけで、そのままゲーム終了となることも珍しくない。
 
1[[ターン]]限定とはいえ、実質的に墓地のカードをすべて[[手札に加える]]ような[[効果]]による[[アドバンテージ]]は、[[ゲーム]]バランスを崩壊させるに十分なものである。ゲームの後半に撃てば、わずか3[[マナ]]で10数枚以上のアドバンテージを得るわけで、そのままゲーム終了となることも珍しくない。
  
このカードの強さはその性質上[[カード・プール]]の広さに依存する。[[軽い|軽く]]て強力な呪文、特に強力な[[マナ加速]]手段が多ければ多いほどこのカード自体も強力に変貌を遂げる。[[スタンダード]]ですら[[暗黒の儀式/Dark Ritual]]や[[水蓮の花びら/Lotus Petal]]のおかげでこれ自体が事実上の[[フリースペル]]と化していたが、[[ヴィンテージ]]にいたっては[[Black Lotus]]や[[ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond]]等の凶悪な[[マナ・アーティファクト]]を筆頭に軽くて強烈な呪文が蔓延しているので、単純な[[カードパワー]]はかの[[パワー9]]すら上回る。
+
このカードの強さはその性質上[[カード・プール]]の広さに依存する。[[軽い|軽く]]て強力な呪文、特に強力な[[マナ加速]]手段が多ければそれだけこのカードも強力に変貌を遂げる。[[スタンダード]]ですら[[暗黒の儀式/Dark Ritual]]や[[水蓮の花びら/Lotus Petal]]のおかげでこれ自体が事実上の[[フリースペル]]と化していた。[[ヴィンテージ]]に至っては[[Black Lotus]]や[[ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond]]等の凶悪な[[マナ・アーティファクト]]を筆頭に軽くて強烈な呪文が蔓延しているので、単純な[[カードパワー]]はかの[[パワー9]]すら上回る。
  
スタンダードでは[[黒ウィニー]]や[[黒コントロール]]の後半の息切れ防止手段といったごく一般的な使い方から、[[ピットサイクル]]において5枚目の[[魂の饗宴/Soul Feast]]を撃つために使用するなど、[[黒]]絡みの[[デッキ]]では大抵投入されていたが、カード・プールの狭さのおかげで[[禁止カード]]入りは免れた。また、後半ほど強力になる、二度目の使用は効果が薄いなどといった性質から1、2枚差しが一般的だったので、強力さの割には[[シングルカード]]価格もそこまで高くはなかった。
+
スタンダードでは[[黒ウィニー]]や[[黒コントロール]]の後半の息切れ防止手段といったごく一般的な使い方から、[[ピットサイクル]]において5枚目の[[魂の饗宴/Soul Feast]]を撃つために使用するなど[[黒]]絡みの[[デッキ]]では大抵投入されていたが、カード・プールの狭さのおかげで[[禁止カード]]入りは免れた。また、後半ほど強力になる、二度目の使用は効果が薄いなどといった性質から1、2枚差しが一般的だったので、強力さの割には[[シングルカード]]価格もそこまで高くはなかった。
  
 
*このカードが登場した当時、すでに[[ヴィンテージ]]で[[制限カード]]に指定されていた[[Regrowth]]と比較しても、たった1[[マナ]]増えただけで[[墓地]]のカード全てに手を出せる。このカードがいかに強力かがわかるだろう。
 
*このカードが登場した当時、すでに[[ヴィンテージ]]で[[制限カード]]に指定されていた[[Regrowth]]と比較しても、たった1[[マナ]]増えただけで[[墓地]]のカード全てに手を出せる。このカードがいかに強力かがわかるだろう。

2011年4月6日 (水) 00:19時点における版


Yawgmoth's Will / ヨーグモスの意志 (2)(黒)
ソーサリー

ターン終了時まで、あなたは、あなたの墓地から、土地をプレイしても呪文を唱えてもよい。
このターン、あなたの墓地にいずれの領域からでもカードが置かれるなら、代わりにそれを追放する。


WotC社員のMark Rosewaterをして「最大の過ち」と言わしめた、マジック史上最強と謳われるカード墓地のカードをここまで自在に操れる呪文は他に類を見ない。

1ターン限定とはいえ、実質的に墓地のカードをすべて手札に加えるような効果によるアドバンテージは、ゲームバランスを崩壊させるに十分なものである。ゲームの後半に撃てば、わずか3マナで10数枚以上のアドバンテージを得るわけで、そのままゲーム終了となることも珍しくない。

このカードの強さはその性質上カード・プールの広さに依存する。軽くて強力な呪文、特に強力なマナ加速手段が多ければそれだけこのカードも強力に変貌を遂げる。スタンダードですら暗黒の儀式/Dark Ritual水蓮の花びら/Lotus Petalのおかげでこれ自体が事実上のフリースペルと化していた。ヴィンテージに至ってはBlack Lotusライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond等の凶悪なマナ・アーティファクトを筆頭に軽くて強烈な呪文が蔓延しているので、単純なカードパワーはかのパワー9すら上回る。

スタンダードでは黒ウィニー黒コントロールの後半の息切れ防止手段といったごく一般的な使い方から、ピットサイクルにおいて5枚目の魂の饗宴/Soul Feastを撃つために使用するなど絡みのデッキでは大抵投入されていたが、カード・プールの狭さのおかげで禁止カード入りは免れた。また、後半ほど強力になる、二度目の使用は効果が薄いなどといった性質から1、2枚差しが一般的だったので、強力さの割にはシングルカード価格もそこまで高くはなかった。

1999/10/01、ヴィンテージでは制限カードエクステンデッドType1.5禁止カード。2004/09/20よりType1.5から移行したレガシーでも続けて禁止となっている。

参考

MOBILE