Water Gun Balloon Game

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
(13人の利用者による、間の19版が非表示)
1行: 1行:
 
{{#card:Water Gun Balloon Game}}
 
{{#card:Water Gun Balloon Game}}
[[カウンター]]の数ではなく位置を参照する変な[[カード]]。しかも出てくる[[トークン]]の[[色]]は[[ピンク]]。さすが[[銀枠]]の世界である。
+
''WHISPERのルール文章は最新のオラクルに未対応です。「[[プレイ]]する」は「[[唱える]]」と、「(トークンを)戦場に出し、」は「[[生成]]し、」と読み替えてください。
  
[[無限]][[呪文]][[プレイ]]できる[[アルーレン]][[Sensei, Sensei]]に入れて[[無限トークン]]のできあがり。
+
[[カウンター (目印)|カウンター]]の数ではなく位置を参照する変な[[カード]]。しかも[[生成]]される[[トークン]][[]][[ピンク]]。さすが[[アン・ゲーム]]の世界である。
  
*{{Gatherer|id=73953|イラスト}}には2人分の目盛りしかないが、3人以上でも機能する。鉛筆と紙を使うなど、なんとか工夫すること。
+
[[無限]]に[[呪文]]を[[唱える|唱え]]られる[[アルーレン]]や[[Sensei, Sensei]]に入れて[[無限トークン]]のできあがり。もっともそういう[[無限コンボ]]が成立しているなら、[[ストーム]]なりなんなりで[[ゲーム]]を決められるのでコレを使う必要がないのだが……。
*[[Giant Fan]]などを使って[[対戦相手]]のカウンターを取り除いてしまったり、自分が複数同時に出せるようにしたりできる。
+
*トークンの[[クリーチャー・タイプ]]は、ルール上は[[巨人]]・ぬいぐるみ・[[]]だが、要は「(ピンク色の)巨大なテディベア」という事である。
+
  
 +
*[[プレイヤー]]ごとにカウンターが1つずつ与えられる。どちらが誰のカウンターか分からなくならないように。
 +
**{{Gatherer|id=73953}}には2人分の目盛りしかないが、3人以上の[[多人数戦]]でも機能する。紙と鉛筆を記録に用いてもよい。
 +
*[[2020年]]2月の[[Gatherer]]裁定によれば、バン!カウンターが置かれているのは[[イラスト]]内に固有の記録表(inherent tracker)上であり、Water Gun Balloon Gameという[[パーマネント]]そのものには乗っていないという扱い。
 +
**カウンターをパーマネントから取り除いたり、他のパーマネントに動かしたりする[[効果]]([[Hungry Hungry Heifer]]や[[Giant Fan]]など)で[[対戦相手]]のカウンターを取り除いて自分だけ景品を独り占めはできない。
 +
**[[倍増の季節/Doubling Season]]や[[増殖]]はイラストに乗ったカウンターには働かないので、これら単体ではバン!カウンターを増やすことはできない<ref>[https://markrosewater.tumblr.com/post/168591759508/can-you-proliferate-the-doom-counter-on-baron-von Can you proliferate the doom counter on baron von...]([[Blogatog]] [[2017年]]12月15日)</ref>。
 +
***Giant Fanや[[ノームの力で/By Gnome Means]]なら追加のバン!カウンターを置くこと自体は可能だが、それらはイラストの位置を持たないため意味を持たない<ref>[https://markrosewater.tumblr.com/post/167630574748/can-one-utilize-by-gnome-means-to-place-a-doom Can one utilize By Gnome means to place a Doom...](Blogatog 2017年11月18日)</ref><ref>[https://markrosewater.tumblr.com/post/167846200083/maro-suppose-i-might-have-baron-von-count-and-an MaRo, Suppose I might have Baron Von Count and an...](Blogatog 2017年11月24日)</ref>。
 +
**この件に関して、[[Mark Rosewater]]の裁定は「増殖でも追加のカウンターを置くこと自体は可能だが(ノームの力で等と同様の理由で)意味を持たない<ref>[https://markrosewater.tumblr.com/post/168432524278/what-happens-if-you-proliferate-the-doom-counter What happens if you proliferate the doom counter...](Blogatog 2017年12月11日)</ref>」「全てのカウンターが1つの数字を示すだけである<ref>[https://markrosewater.tumblr.com/post/739253130765778944/judge-specifically-i-have-need-of-your-might-as JUDGE! Specifically, I have need of your might as...](Blogatog [[2024年]]1月11日)</ref>」などと二転三転している。ズルはできないという点で一貫しているとはいえ、どの解釈を採用するかはアン・ゲームらしく話し合いで決めよう。
 +
 +
*トークンの[[クリーチャー・タイプ]]は、ルール上は[[巨人]]・[[ぬいぐるみ]]・[[熊]](Giant Teddy Bear)だが、要は「(ピンクの)巨大なテディベア」ということである。
 +
*「Water Gun Balloon Game」とは、サーカスなどによくある、いわゆる射的ゲームのこと。一番早く風船を割れた人には、景品の大きなクマちゃん人形をプレゼント、ということである。
 +
**準公式訳は「'''水風船ゲーム'''」。アンヒンジドの準公式訳は公式サイトでは使われず英語表記になることが多いが、[[Unfinity]]告知コラムの日本語版<ref>[https://mtg-jp.com/reading/mm/0035639/ 『Unfinity』とその向こう]([[Making Magic]] [[2021年]]11月29日)</ref>では準公式訳と同じ「'''〈水風船ゲーム〉'''」で訳された(山括弧付きの[[名前|カード名]]は仮訳を表すために使われる表現)。
 +
*[[Unsanctioned]]に[[再録]]。専用の[[トークン・カード]]も付属する<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/card-preview/tokens-unsanctioned-2020-01-29 The Tokens of Unsanctioned]([[Daily MTG]] 2020年1月29日)</ref>。
 +
**[[アンヒンジド]]ではトークン・カードは作られていなかったため、これによって初めてピンクの[[枠#カード外周の縁取りの色|枠]]が世に出る事となった。
 +
*[[Unfinity]]のリリース・イベント参加[[プロモーション・カード]]としても再録された<ref>[https://mtg-jp.com/reading/kochima/0036374/ 『Unfinity』『統率者デッキ:Warhammer 40,000』本日発売! 製品情報やイベントをチェックしよう](こちらマジック広報室!! [[2022年]]10月7日 [[タソガレ]]著)</ref>。Unfinityの収録カードと同様[[黒枠]]だが、どんぐりシンボルが付いているため依然としてトーナメントでは使用できない({{Gatherer|id=580826|カード画像}})。
 +
**こちらのイラストには「0」の目盛りが無い代わりに、[[注釈文]]で的の部分を使うように指定されている。左側の「1」と「2」も手前の人物などで隠れているが、カウンターを置く位置でおおよそわかるだろう。
 +
 +
==脚注==
 +
<references />
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[カード個別評価:アンヒンジド]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:アンヒンジド]] - [[レア]]
 +
[[Category:WHISPER最新オラクル未対応]]

2024年11月17日 (日) 10:01時点における最新版


Water Gun Balloon Game (2)
アーティファクト

Water Gun Balloon Gameが戦場に出るに際し、各プレイヤーはバン!(pop!)カウンターを0の場所に置く。
プレイヤー1人が呪文をプレイするたび、そのプレイヤーのバン!カウンターを1上げる。
プレイヤー1人のバン!カウンターが5になるたび、そのプレイヤーはピンクの5/5の巨人(Giant)・ぬいぐるみ(Teddy)・熊(Bear)クリーチャー・トークンを1体戦場に出し、すべてのバン!カウンターを0に戻す。


WHISPERのルール文章は最新のオラクルに未対応です。「プレイする」は「唱える」と、「(トークンを)戦場に出し、」は「生成し、」と読み替えてください。

カウンターの数ではなく位置を参照する変なカード。しかも生成されるトークンピンク。さすがアン・ゲームの世界である。

無限呪文唱えられるアルーレンSensei, Senseiに入れて無限トークンのできあがり。もっともそういう無限コンボが成立しているなら、ストームなりなんなりでゲームを決められるのでコレを使う必要がないのだが……。

  • プレイヤーごとにカウンターが1つずつ与えられる。どちらが誰のカウンターか分からなくならないように。
    • イラストには2人分の目盛りしかないが、3人以上の多人数戦でも機能する。紙と鉛筆を記録に用いてもよい。
  • 2020年2月のGatherer裁定によれば、バン!カウンターが置かれているのはイラスト内に固有の記録表(inherent tracker)上であり、Water Gun Balloon Gameというパーマネントそのものには乗っていないという扱い。
    • カウンターをパーマネントから取り除いたり、他のパーマネントに動かしたりする効果Hungry Hungry HeiferGiant Fanなど)で対戦相手のカウンターを取り除いて自分だけ景品を独り占めはできない。
    • 倍増の季節/Doubling Season増殖はイラストに乗ったカウンターには働かないので、これら単体ではバン!カウンターを増やすことはできない[1]
      • Giant Fanやノームの力で/By Gnome Meansなら追加のバン!カウンターを置くこと自体は可能だが、それらはイラストの位置を持たないため意味を持たない[2][3]
    • この件に関して、Mark Rosewaterの裁定は「増殖でも追加のカウンターを置くこと自体は可能だが(ノームの力で等と同様の理由で)意味を持たない[4]」「全てのカウンターが1つの数字を示すだけである[5]」などと二転三転している。ズルはできないという点で一貫しているとはいえ、どの解釈を採用するかはアン・ゲームらしく話し合いで決めよう。
  • トークンのクリーチャー・タイプは、ルール上は巨人ぬいぐるみ(Giant Teddy Bear)だが、要は「(ピンクの)巨大なテディベア」ということである。
  • 「Water Gun Balloon Game」とは、サーカスなどによくある、いわゆる射的ゲームのこと。一番早く風船を割れた人には、景品の大きなクマちゃん人形をプレゼント、ということである。
    • 準公式訳は「水風船ゲーム」。アンヒンジドの準公式訳は公式サイトでは使われず英語表記になることが多いが、Unfinity告知コラムの日本語版[6]では準公式訳と同じ「〈水風船ゲーム〉」で訳された(山括弧付きのカード名は仮訳を表すために使われる表現)。
  • Unsanctioned再録。専用のトークン・カードも付属する[7]
    • アンヒンジドではトークン・カードは作られていなかったため、これによって初めてピンクのが世に出る事となった。
  • Unfinityのリリース・イベント参加プロモーション・カードとしても再録された[8]。Unfinityの収録カードと同様黒枠だが、どんぐりシンボルが付いているため依然としてトーナメントでは使用できない(カード画像)。
    • こちらのイラストには「0」の目盛りが無い代わりに、注釈文で的の部分を使うように指定されている。左側の「1」と「2」も手前の人物などで隠れているが、カウンターを置く位置でおおよそわかるだろう。

[編集] 脚注

  1. Can you proliferate the doom counter on baron von...(Blogatog 2017年12月15日)
  2. Can one utilize By Gnome means to place a Doom...(Blogatog 2017年11月18日)
  3. MaRo, Suppose I might have Baron Von Count and an...(Blogatog 2017年11月24日)
  4. What happens if you proliferate the doom counter...(Blogatog 2017年12月11日)
  5. JUDGE! Specifically, I have need of your might as...(Blogatog 2024年1月11日)
  6. 『Unfinity』とその向こうMaking Magic 2021年11月29日)
  7. The Tokens of Unsanctioned(Daily MTG 2020年1月29日)
  8. 『Unfinity』『統率者デッキ:Warhammer 40,000』本日発売! 製品情報やイベントをチェックしよう(こちらマジック広報室!! 2022年10月7日 タソガレ著)

[編集] 参考

MOBILE