City in a Bottle
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− | + | *[[Old School Magic]]では、アラビアンナイトの強力な[[フィニッシャー]]([[Juzam Djinn]]、アーナム・ジン/Erhnam Djinn、セレンディブのイフリート/Serendib Efreet、[[密林の猿人/Kird Ape]]等)が多いため、[[サイドボード]]どころか[[メインデッキ]]から使用されることも多い。 | |
+ | *他の対エキスパンションカードと違い、プレイすら禁止してしまうため、もしアラビアンナイトで[[リミテッド]]をする機会があれば、これを[[禁止カード]]にしないとまず[[ゲーム]]が成立しないだろう。 | ||
+ | *アラビアンナイトの話から直接採ったものではなく、コミック「[[Wikipedia:ja:サンドマン (コミック)|Sandman]]」のアラビアンナイトをテーマとした回「Ramadan」からインスピレーションを受けたカードである<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-arabian-nights-2002-08-05 The Making of Arabian Nights](News [[2002年]]8月5日 [[Richard Garfield]]著)</ref>。 | ||
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− | * | + | *戦場のアラビアンナイトのパーマネントを生け贄に捧げることは[[誘発型能力]]([[状況誘発]])である。City in a Bottleが戦場に出た直後、既に戦場に出ていたアラビアンナイトのパーマネントに対しても誘発し、それらはすべて生け贄に捧げられる。 |
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+ | *[[2020年]]1月の[[オラクル]]更新以前の[[ルール文章]]では、該当するパーマネントが複数存在するとその数だけ複数回[[誘発]]と[[解決]]を繰り返さなければならなかった([[状況誘発]]のルールによるもの。詳細は[[状況誘発]]を参照)。同オラクル更新によって、複数のパーマネントをまとめて生け贄に捧げるように変更された<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/news/theros-beyond-death-update-bulletin-2020-01-10 Theros Beyond Death Update Bulletin]/[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0033629/ 『テーロス還魂記』更新速報(総合ルール更新、オラクル更新)](News [[2020年]]1月10日 [[Eli Shiffrin]]著)</ref>。 | ||
+ | *印刷時は[[カード]]をプレイすることを禁止しているため、[[等時の王笏/Isochron Scepter]]などのカードの[[コピー]]を唱えることを禁止できなかったが、[[2017年]]4月のオラクル更新で[[翻弄する魔道士/Meddling Mage]]などと共に選ばれた名前の呪文を唱えられず土地をプレイできないように変更された。 | ||
+ | *[[2013年]]7月13日以前の[[総合ルール|ルール]]では、手違いで封入された『アラビアンナイトの[[エキスパンション・シンボル]]を持つ[[山/Mountain]]({{Gatherer|id=983|イラスト}})』のプレイをも禁止することができた。詳細は[[対エキスパンションカード#過去のルール]]を参照。 | ||
+ | *[[第6版]]までのルールでは、何らかの方法でこれが[[タップ]]状態になっている限り、このカードの[[効果]]を「オフ」にする、すなわちアラビアンナイトのカードをプレイすることが可能だった。 | ||
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+ | *[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/arcana/city-bottle-2014-05-13 City in a Bottle!](Arcana [[2014年]]5月13日 [[Trick Jarrett]]著) | ||
+ | *[[再録禁止カード一覧]]([[再録禁止カード]]) | ||
*[[カード個別評価:アラビアンナイト]] - [[アンコモン]]2 | *[[カード個別評価:アラビアンナイト]] - [[アンコモン]]2 | ||
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2020年11月4日 (水) 19:49時点における最新版
City in a Bottle (2)
アーティファクト
アーティファクト
もともとArabian Nightsエキスパンションにて印刷された名前のトークンでない他のパーマネントが1つ以上戦場にあるたび、それらのコントローラーはそれぞれそれらを生け贄に捧げる。
プレイヤーは、もともとArabian Nightsエキスパンションにて印刷された名前の呪文を唱えたり土地をプレイしたりできない。
対エキスパンションカードの1つ。アラビアンナイト初出のカードのプレイを禁止し、パーマネント・カードは唱える以外の方法で戦場に出て居続けることも許さない。
わずか2マナでアラビアンナイト初出のカードを完封できるのはやり過ぎと言えるほど。カードの選択肢が増えている現在となっては影響は大きくないが、Bazaar of BaghdadやLibrary of Alexandriaなどを封じられる点は今でも評価できる。
- アンヒンジドのWorld-Bottling Kitは、カード名、カードの効果、瓶詰のイラストと、あらゆる面でこのカードのパロディである。
- 対エキスパンションカードという限定的過ぎる効果であるのに、Vintage Mastersにてまさかの再録。同セットでのリミテッドを行う際、同じく同セットにて再録されたアラビアンナイトが初出のカードのプレイを禁止することができる。具体的にはCity in a Bottleと上記のBazaar of BaghdadとLibrary of Alexandriaに加えて、アーナム・ジン/Erhnam Djinnとセレンディブのイフリート/Serendib Efreetと砂漠の竜巻/Desert Twisterの計6枚。新規イラストも用意された[1]。
- Old School Magicでは、アラビアンナイトの強力なフィニッシャー(Juzam Djinn、アーナム・ジン/Erhnam Djinn、セレンディブのイフリート/Serendib Efreet、密林の猿人/Kird Ape等)が多いため、サイドボードどころかメインデッキから使用されることも多い。
- 他の対エキスパンションカードと違い、プレイすら禁止してしまうため、もしアラビアンナイトでリミテッドをする機会があれば、これを禁止カードにしないとまずゲームが成立しないだろう。
- アラビアンナイトの話から直接採ったものではなく、コミック「Sandman」のアラビアンナイトをテーマとした回「Ramadan」からインスピレーションを受けたカードである[2]。
[編集] ルール
- 戦場のアラビアンナイトのパーマネントを生け贄に捧げることは誘発型能力(状況誘発)である。City in a Bottleが戦場に出た直後、既に戦場に出ていたアラビアンナイトのパーマネントに対しても誘発し、それらはすべて生け贄に捧げられる。
[編集] 過去のルール
- 2020年1月のオラクル更新以前のルール文章では、該当するパーマネントが複数存在するとその数だけ複数回誘発と解決を繰り返さなければならなかった(状況誘発のルールによるもの。詳細は状況誘発を参照)。同オラクル更新によって、複数のパーマネントをまとめて生け贄に捧げるように変更された[3]。
- 印刷時はカードをプレイすることを禁止しているため、等時の王笏/Isochron Scepterなどのカードのコピーを唱えることを禁止できなかったが、2017年4月のオラクル更新で翻弄する魔道士/Meddling Mageなどと共に選ばれた名前の呪文を唱えられず土地をプレイできないように変更された。
- 2013年7月13日以前のルールでは、手違いで封入された『アラビアンナイトのエキスパンション・シンボルを持つ山/Mountain(イラスト)』のプレイをも禁止することができた。詳細は対エキスパンションカード#過去のルールを参照。
- 第6版までのルールでは、何らかの方法でこれがタップ状態になっている限り、このカードの効果を「オフ」にする、すなわちアラビアンナイトのカードをプレイすることが可能だった。
[編集] 関連カード
対エキスパンションカード。ルールなどの詳細は対エキスパンションカードを参照のこと。
- City in a Bottle (アラビアンナイト)
- Golgothian Sylex (アンティキティー)
- Apocalypse Chime (ホームランド)
- World-Bottling Kit (好きなカードセット(アンヒンジド収録))
[編集] 脚注
- ↑ Vintage Masters Unique Art(Magic Online 2014年7月18日 Blake Rasmussen著)
- ↑ The Making of Arabian Nights(News 2002年8月5日 Richard Garfield著)
- ↑ Theros Beyond Death Update Bulletin/『テーロス還魂記』更新速報(総合ルール更新、オラクル更新)(News 2020年1月10日 Eli Shiffrin著)
[編集] 参考
- City in a Bottle!(Arcana 2014年5月13日 Trick Jarrett著)
- 再録禁止カード一覧(再録禁止カード)
- カード個別評価:アラビアンナイト - アンコモン2
- カード個別評価:Vintage Masters - 神話レア
引用:総合ルール 20231117.0
- 2 カードの部分
- 206 エキスパンション・シンボル
- 206.3 かつては、ある特定のセットからのカードに影響する呪文や能力は、そのセットのエキスパンション・シンボルだけをチェックしていた。それらのカードはオラクルで訂正され、あるセットで「その名前で初めて印刷された」カードに影響を及ぼすようになった。
- 206.3a その名前で初めて印刷されたのが『Arabian Nights』拡張セットにおいてであるパーマネントやカードを参照するカード(《City in a Bottle》)が存在する。該当する名前は、《アブー・ジャーファル/Abu Ja'far》《アラジン/Aladdin》《アラジンのランプ/Aladdin's Lamp》《アラジンの指輪/Aladdin's Ring》《アリ・ババ/Ali Baba》《Ali from Cairo》《Army of Allah》《Bazaar of Baghdad》《鳥の乙女/Bird Maiden》《スレイマンの壺/Bottle of Suleiman》《真鍮人間/Brass Man》《Camel》《City in a Bottle》《真鍮の都/City of Brass》《クォムバッジの魔女/Cuombajj Witches》《サイクロン/Cyclone》《踊る円月刀/Dancing Scimitar》《ダンダーン/Dandan》《砂漠/Desert》《Desert Nomads》《砂漠の竜巻/Desert Twister》《Diamond Valley》《Drop of Honey》《黒檀の馬/Ebony Horse》《Elephant Graveyard》《エル・ハジャジ/El-Hajjaj》《アーグの盗賊団/Erg Raiders》《アーナム・ジン/Erhnam Djinn》《目には目を/Eye for an Eye》《魚の肝の油/Fishliver Oil》《空飛ぶ絨毯/Flying Carpet》《空飛ぶ男/Flying Men》《ガズバンのオーガ/Ghazban Ogre》《象亀/Giant Tortoise》《Guardian Beast》《ハスランの女オーガ/Hasran Ogress》《ハール・ジャッカル/Hurr Jackal》《Ifh-Biff Efreet》《島魚ジャスコニアス/Island Fish Jasconius》《Island of Wak-Wak》《Jandor's Ring》《ジャンドールの鞍袋/Jandor's Saddlebags》《宝石の鳥/Jeweled Bird》《Jihad》《ジュナン・イフリート/Junun Efreet》《Juzam Djinn》《Khabal Ghoul》《King Suleiman》《密林の猿人/Kird Ape》《Library of Alexandria》《磁力の山/Magnetic Mountain》《Merchant Ship》《メタモルフォーゼ/Metamorphosis》《Mijae Djinn》《ムーア人の騎兵/Moorish Cavalry》《ナフス・アスプ/Nafs Asp》《オアシス/Oasis》《Old Man of the Sea》《Oubliette》《篤信/Piety》《Pyramids》《悔悟せる鍛冶屋/Repentant Blacksmith》《Ring of Ma'ruf》《ルフ鳥の卵/Rukh Egg》《Sandals of Abdallah》《砂嵐/Sandstorm》《Serendib Djinn》《Serendib Efreet》《Shahrazad》《シンドバッド/Sindbad》《Singing Tree》《魔術師の女王/Sorceress Queen》《Stone-Throwing Devils》《不安定性突然変異/Unstable Mutation》《ウォー・エレファント/War Elephant》《ワイルーリーの狼/Wyluli Wolf》《Ydwen Efreet》である。
- 206.3 かつては、ある特定のセットからのカードに影響する呪文や能力は、そのセットのエキスパンション・シンボルだけをチェックしていた。それらのカードはオラクルで訂正され、あるセットで「その名前で初めて印刷された」カードに影響を及ぼすようになった。
- 206 エキスパンション・シンボル