機知の終わり/Wit's End

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7[[マナ]]の[[手札破壊]][[呪文]]。[[空虚自身/One with Nothing|自分自身だと1マナ]]だが、さすがに[[対戦相手]]だと[[マナ・コスト]]は慎重にならざるを得なかったのだろうか。おそらく[[精神ヘドロ/Mind Sludge]]を参考にしてマナ・コストに調整が加えられたのだろうが、ここまで[[重い]]と手札破壊呪文として致命的である。
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7[[マナ]]の[[手札破壊]][[呪文]]。[[空虚自身/One with Nothing]]は1マナだが、[[対戦相手]]を[[対象]]にとれるようになるとさすがに[[マナ・コスト]]は慎重にならざるを得なかったのだろうか。おそらく[[精神ヘドロ/Mind Sludge]]を参考にしてマナ・コストに調整が加えられたのだろうが、ここまで[[重い]]と手札破壊として致命的である。
  
 
しかしながら[[春の鼓動/Heartbeat of Spring|ハートビート]]系の[[デッキ]]では3〜4[[ターン]]目に[[唱える|唱え]]られることもあり、[[通し|通って]]しまえば[[コンボ]]阻止はほぼ不可能。[[すべてを護るもの、母聖樹/Boseiju, Who Shelters All]]経由ならばこれ自体もなかなか止まらない。[[ターボジョークル]]しかり、7〜8マナクラスでもゲームさえ終わるなら悪くない選択肢である。
 
しかしながら[[春の鼓動/Heartbeat of Spring|ハートビート]]系の[[デッキ]]では3〜4[[ターン]]目に[[唱える|唱え]]られることもあり、[[通し|通って]]しまえば[[コンボ]]阻止はほぼ不可能。[[すべてを護るもの、母聖樹/Boseiju, Who Shelters All]]経由ならばこれ自体もなかなか止まらない。[[ターボジョークル]]しかり、7〜8マナクラスでもゲームさえ終わるなら悪くない選択肢である。
  
 
ただし、普通のデッキなら[[迫害/Persecute]]で十分な場合も多い。[[リミテッド]]でも、このマナ・コストならば[[呪詛/Hex]]等の様に[[ボード・アドバンテージ]]に直結した[[効果]]の方がありがたいだろう。
 
ただし、普通のデッキなら[[迫害/Persecute]]で十分な場合も多い。[[リミテッド]]でも、このマナ・コストならば[[呪詛/Hex]]等の様に[[ボード・アドバンテージ]]に直結した[[効果]]の方がありがたいだろう。
 
*[[ディセンション]]版は、[[もぎとり/Mutilate]]を彷彿とさせる、なかなかに凄まじい{{Gatherer|id=107562}}である。[[公式ハンドブック]]には、『[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]史上最も鼻の穴が目立ったカード』という見解がなされていたりする。[[プレミアム・カード]]版のインパクトは一見の価値あり。
 
**一方、[[再録]]された[[基本セット2013]]版は、[[ニコル・ボーラス/Nicol Bolas (ストーリー)|ニコル・ボーラス/Nicol Bolas]]が登場する非常に格好良い{{Gatherer|id=332906}}となっている。クリーチャーだった頃の[[ニコル・ボーラス/Nicol Bolas]]の手札破壊能力を意識していると思われる。
 
**一度見たら忘れられないインパクトは[[フレイバー・テキスト]]通りとも言える。
 
{{フレイバーテキスト|世の中には、その光景があまりに強烈であるために、一目見ただけで心に焼き付いてしまうものがある。さあ、共に無を見てみようではないか。|ザデック}}
 
 
*かつての最大級手札破壊である[[陰謀団式処置/Cabal Conditioning]]より[[色拘束]]が強い。よって、ディセンションでの登場時における手札破壊[[ソーサリー]]の中では史上最も重い部類に入ると言える。また驚いたことに「[[手札]]を全て[[捨てる|捨て]]させる」というシンプルな効果のソーサリーと見てもこれが史上初。
 
*かつての最大級手札破壊である[[陰謀団式処置/Cabal Conditioning]]より[[色拘束]]が強い。よって、ディセンションでの登場時における手札破壊[[ソーサリー]]の中では史上最も重い部類に入ると言える。また驚いたことに「[[手札]]を全て[[捨てる|捨て]]させる」というシンプルな効果のソーサリーと見てもこれが史上初。
 
**ただし、[[カード・タイプ]]を区別しないなら[[夜陰明神/Myojin of Night's Reach]]や[[狂気の瀬戸際/Brink of Madness]]と言った[[カード]]も過去に存在している。
 
**ただし、[[カード・タイプ]]を区別しないなら[[夜陰明神/Myojin of Night's Reach]]や[[狂気の瀬戸際/Brink of Madness]]と言った[[カード]]も過去に存在している。
*精神ヘドロと同様に[[対象]]が[[プレイヤー]]なので[[対象の変更|対象を変更]]する[[偏向/Deflection]]や[[急転回/Swerve]]には注意して使いたい。
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*精神ヘドロと同様に対象が[[プレイヤー]]なので[[対象の変更|対象を変更]]する[[偏向/Deflection]]や[[急転回/Swerve]]には注意して使いたい。
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==イラスト==
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[[ディセンション]]版は、[[もぎとり/Mutilate]]を彷彿とさせる、なかなかに凄まじい{{Gatherer|id=107562}}である。[[公式ハンドブック]]には、『[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]史上最も鼻の穴が目立ったカード』という見解がなされていたりする。[[プレミアム・カード]]版のインパクトは一見の価値あり。
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*一度見たら忘れられないインパクトは[[フレイバー・テキスト]]通りとも言える。
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{{フレイバーテキスト|世の中には、その光景があまりに強烈であるために、一目見ただけで心に焼き付いてしまうものがある。さあ、共に無を見てみようではないか。|[[ザデック/Szadek|ザデック]]}}
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一方、[[再録]]された[[基本セット2013]]版は、[[ニコル・ボーラス/Nicol Bolas (ストーリー)|ニコル・ボーラス/Nicol Bolas]]が登場する非常に格好良い{{Gatherer|id=332906}}およびフレイバー・テキストとなっている。クリーチャーだった頃の[[ニコル・ボーラス/Nicol Bolas]]の手札破壊能力を意識していると思われる。
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{{フレイバーテキスト|「下らない作戦もそれまでだな、プレインズウォーカーよ。身の程知らずのうぬぼれはどこへいった?」|ニコル・ボーラス}}
  
 
==参考==
 
==参考==
*[http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/activity/1018 壁紙] ([[WotC]])
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*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/wallpaper/wallpaper-week-wits-end-2012-07-18 壁紙] ([[WotC]])
 
*[[カード名国語辞典#機知|機知]]([[カード名国語辞典]])
 
*[[カード名国語辞典#機知|機知]]([[カード名国語辞典]])
 
*[[手札破壊カード]]
 
*[[手札破壊カード]]
 
*[[カード個別評価:ディセンション]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:ディセンション]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:基本セット2013]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:基本セット2013]] - [[レア]]

2018年6月19日 (火) 15:18時点における最新版


Wit's End / 機知の終わり (5)(黒)(黒)
ソーサリー

プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは自分の手札を捨てる。


7マナ手札破壊呪文空虚自身/One with Nothingは1マナだが、対戦相手対象にとれるようになるとさすがにマナ・コストは慎重にならざるを得なかったのだろうか。おそらく精神ヘドロ/Mind Sludgeを参考にしてマナ・コストに調整が加えられたのだろうが、ここまで重いと手札破壊として致命的である。

しかしながらハートビート系のデッキでは3〜4ターン目に唱えられることもあり、通ってしまえばコンボ阻止はほぼ不可能。すべてを護るもの、母聖樹/Boseiju, Who Shelters All経由ならばこれ自体もなかなか止まらない。ターボジョークルしかり、7〜8マナクラスでもゲームさえ終わるなら悪くない選択肢である。

ただし、普通のデッキなら迫害/Persecuteで十分な場合も多い。リミテッドでも、このマナ・コストならば呪詛/Hex等の様にボード・アドバンテージに直結した効果の方がありがたいだろう。

[編集] イラスト

ディセンション版は、もぎとり/Mutilateを彷彿とさせる、なかなかに凄まじいイラストである。公式ハンドブックには、『マジック史上最も鼻の穴が目立ったカード』という見解がなされていたりする。プレミアム・カード版のインパクトは一見の価値あり。

世の中には、その光景があまりに強烈であるために、一目見ただけで心に焼き付いてしまうものがある。さあ、共に無を見てみようではないか。

一方、再録された基本セット2013版は、ニコル・ボーラス/Nicol Bolasが登場する非常に格好良いイラストおよびフレイバー・テキストとなっている。クリーチャーだった頃のニコル・ボーラス/Nicol Bolasの手札破壊能力を意識していると思われる。

「下らない作戦もそれまでだな、プレインズウォーカーよ。身の程知らずのうぬぼれはどこへいった?」
ニコル・ボーラス

[編集] 参考

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