ドリーム・ホール/Dream Halls

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(禁止・制限履歴)
 
(1人の利用者による、間の1版が非表示)
20行: 20行:
 
*この効果により、[[無色]]の呪文の[[コスト]]を支払うことはできない。なぜなら、無色の呪文は「色を持たない」ため、「共通の色を持つ」カードは存在しないからである。
 
*この効果により、[[無色]]の呪文の[[コスト]]を支払うことはできない。なぜなら、無色の呪文は「色を持たない」ため、「共通の色を持つ」カードは存在しないからである。
 
**同様に、この効果により無色のカードを捨てることもできない。
 
**同様に、この効果により無色のカードを捨てることもできない。
*[[絵描きの召使い/Painter's Servant]]と一緒に使用すると、どんなカードでも代替コストに使用できる。逆に[[マイコシンスの格子/Mycosynth Lattice]]があると、すべての呪文と手札にあるカードが無色になるため、ただの置物に成り下がる。
+
*[[絵描きの召使い/Painter's Servant]]と一緒に使用すると、どんなカードでも代替コストに使用できる。逆に[[マイコシンスの格子/Mycosynth Lattice]]があると、すべての呪文と手札にあるカードが無色になるため、ただの[[置物]]に成り下がる。
  
 
==禁止・制限履歴==
 
==禁止・制限履歴==
こんな[[マナ加速]]すら霞んで見えるカードが容認されるわけもなく、1999年4月1日より、[[スタンダード]]で[[禁止カード]]、そして同年10月1日より、[[タイプ1]](現[[ヴィンテージ]])で[[制限カード]]、[[エクステンデッド]]と[[タイプ1.5]]で禁止カードに指定されたが、ヴィンテージでは2008年9月20日より制限が解除された。
+
[[マナ加速]]すら霞んで見えるカードが容認されるわけもなく、1999年4月1日より、[[スタンダード]]で[[禁止カード]]、そして同年10月1日より、[[タイプ1]](現[[ヴィンテージ]])で[[制限カード]]、[[エクステンデッド]]と[[タイプ1.5]]で禁止カードに指定されたが、ヴィンテージでは2008年9月20日より制限が解除された。
  
2004年9月20日より[[タイプ1.5]]から移行した[[レガシー]]でも続けて禁止になっていたが、2009年10月1日より禁止が解除された。[[Magic Online]]で使用可能にもかかわらずそれほど驚異的ではなく、レガシー[[環境]]で新しい[[デッキ]]の登場が期待されると判断されたため(→[http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/ld/56 This Land Is Your Land]参照)。
+
2004年9月20日より[[タイプ1.5]]から移行した[[レガシー]]でも続けて禁止になっていたが、2009年10月1日より禁止が解除された。[[Magic Online]]の[[クラシック]]で使用可能にもかかわらずそれほど驚異的ではなく、レガシー[[環境]]で新しい[[デッキ]]の登場が期待されると判断されたため<ref>[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/land-your-land-2009-09-17 This Land Is Your Land](Latest Decelopments 2009年9月17日)</ref>。
  
 
==代表的なデッキ==
 
==代表的なデッキ==

2024年10月16日 (水) 18:05時点における最新版


Dream Halls / ドリーム・ホール (3)(青)(青)
エンチャント

呪文のマナ・コストを支払うのではなく、その呪文のコントローラーは、その呪文と共通の色を1色持つカードを1枚捨ててもよい。


すべての呪文代替コストを定義するエンチャント。共通のを持つカードを1枚捨てることでも唱えることができるようにする。

目次

[編集] 解説

登場当時はターボ・ズヴィキーカードとして使われたが、そのカードパワーはまだ認知されていなかった。その後、時のらせん/Time Spiralのような重くアドバンテージが得られるカードと組み合わせて使われるようになり、ドリームホールモマでは精神力/Mind Over Matter戦場に出す手段として使用された。

レガシーで解禁されてからは、これをキーカードとするコンボデッキDream Hallsを生み出したほか、全知実物提示教育にも組み込まれている。

[編集] ルール

  • この効果は呪文に対する代替コストを定義する。
    • この効果を適用して唱えた呪文に対し、唱えることを条件とする能力や効果は通常通り処理される。
  • 手札にカードが1枚しかないときにその呪文を唱えるなら、この代替コストを支払うことはできない。なぜなら、呪文を唱えることを宣言した時点で、そのカードは手札からスタックへ移動するからである。
  • いずれかの領域にあるカードに「(そのカードを)唱えて(プレイして)もよい」という効果が適用されている場合、この能力により代替コストで唱えることができる。ただし、捨てるカードは手札から選択する必要がある。
  • この効果により、無色の呪文のコストを支払うことはできない。なぜなら、無色の呪文は「色を持たない」ため、「共通の色を持つ」カードは存在しないからである。
    • 同様に、この効果により無色のカードを捨てることもできない。
  • 絵描きの召使い/Painter's Servantと一緒に使用すると、どんなカードでも代替コストに使用できる。逆にマイコシンスの格子/Mycosynth Latticeがあると、すべての呪文と手札にあるカードが無色になるため、ただの置物に成り下がる。

[編集] 禁止・制限履歴

マナ加速すら霞んで見えるカードが容認されるわけもなく、1999年4月1日より、スタンダード禁止カード、そして同年10月1日より、タイプ1(現ヴィンテージ)で制限カードエクステンデッドタイプ1.5で禁止カードに指定されたが、ヴィンテージでは2008年9月20日より制限が解除された。

2004年9月20日よりタイプ1.5から移行したレガシーでも続けて禁止になっていたが、2009年10月1日より禁止が解除された。Magic Onlineクラシックで使用可能にもかかわらずそれほど驚異的ではなく、レガシー環境で新しいデッキの登場が期待されると判断されたため[2]

[編集] 代表的なデッキ

[編集] 開発秘話

このカードは、アライアンスピッチスペルの影響を受けて作られたカードである。Mark Rosewaterがこのカードをデザインしたときは「Pitch World」と呼んでいた[3]

[編集] フレイバー・テキスト

英語版のフレイバー・テキストは、複数の意味に取れる技巧的なもの。

Within without.
こんな所で、どうしたらいいのだ。

withinをwithoutにかかる前置詞と見なせば「(呪文にマナが必要な世界の)外側の中」という意味に読める。withoutは「~なしで」という意味もあるので、「マナがなくても呪文を唱えられる空間の中」という意味合いもあるのだろう。

[編集] 参考

  1. @wizards_magic(マジック米国公式Twitter 2020年11月11日)
  2. This Land Is Your Land(Latest Decelopments 2009年9月17日)
  3. Mistakes? I’ve Made a Few (Making Magic 2002年11月11日)
MOBILE