狂える魔道士の迷宮/Dungeon of the Mad Mage
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[[フォーゴトン・レルム探訪]]で登場した[[ダンジョン]]の1つ。最も階層が深い。 | [[フォーゴトン・レルム探訪]]で登場した[[ダンジョン]]の1つ。最も階層が深い。 | ||
− | + | 深いだけあって恩恵も大きく、5層の[[衝動的ドロー]]と最深層の3ドロー+踏み倒しは非常に強力で、他ダンジョンとは別格の[[アドバンテージ]]を稼げる。その一方で4層までは[[カード・アドバンテージ]]に直結しない効果しかないので、ダンジョン探索を主眼に置いて工夫しなければ、踏破するどころかろくに恩恵をもたらすことなく勝敗が決してしまう事も珍しくない。 | |
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+ | 2層・3層で可能な[[占術]]や[[宝物]][[生成]]も、[[ファンデルヴァーの失われた鉱山/Lost Mine of Phandelver]]なら1層早く可能なので、初動に不安がある場合はあちらに頼らざるを得なくなりやすい。 | ||
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+ | このダンジョンを探索するならば[[プレイナー・アライ/Planar Ally]]や[[放浪する吟遊詩人/Wandering Troubadour]]のような一枚で継続して探索し続けられるような[[パーマネント]]が複数出せ、かつ自分が長期戦志向の[[デッキ]]を使用している場合に限りたい。そうしたデッキならば[[ホワイト・ドラゴン/White Dragon|クロマティック・ドラゴン]]・[[サイクル]]のような[[重い]]カードを採用しやすいため最終層の[[能力]]も活かしやすくなるだろう。 | ||
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;ルーンストーンの洞窟 | ;ルーンストーンの洞窟 | ||
*あなたは[[追放]]した[[カード]]を部屋の[[能力]]の[[解決中に呪文を唱える]]か[[プレイ]]することになる。[[コスト]]は通常通り[[支払う]]必要がある。[[土地]]・[[カード]]が追放された場合、それがあなたの[[ターン]]で土地のプレイ権が残っているならプレイすることができる。 | *あなたは[[追放]]した[[カード]]を部屋の[[能力]]の[[解決中に呪文を唱える]]か[[プレイ]]することになる。[[コスト]]は通常通り[[支払う]]必要がある。[[土地]]・[[カード]]が追放された場合、それがあなたの[[ターン]]で土地のプレイ権が残っているならプレイすることができる。 | ||
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;狂える魔導士の住処 | ;狂える魔導士の住処 | ||
*[[公開]]するのは[[引く|引いた]]カードすべてである。唱えたいカードだけではない。 | *[[公開]]するのは[[引く|引いた]]カードすべてである。唱えたいカードだけではない。 | ||
*「[[解決中に呪文を唱える]]」及び「[[マナ・コストを支払うことなく唱える]]」も参照。 | *「[[解決中に呪文を唱える]]」及び「[[マナ・コストを支払うことなく唱える]]」も参照。 | ||
− | *カードを引くことを[[置換効果]]により[[置換]]した場合、置換後の[[イベント]] | + | *カードを引くことを[[置換効果]]により[[置換]]した場合、置換後の[[イベント]]がカードを引くことだったとしても、置換後のイベントで引いたカードは公開することはなく、そこから唱えることもできない。 |
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+ | ==ストーリー== | ||
+ | '''狂える魔道士の迷宮'''''/Dungeon of the Mad Mage''とは、[[D&D]]第5版のシナリオ集のひとつで、5-20レベルに対応する高難易度のアドベンチャーである。 | ||
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+ | 栄華を極める大都市ウォーターディープ''/Waterdeep''の地下には広大なダンジョンが広がっている。アンダーマウンテン''/Undermountain''と呼ばれる、地下迷宮である。数々の秘宝と真実がそこに眠っているが、それが何のために隠されているのかは誰も知らない。ただ一人、迷宮の主である”狂える魔導士”ハラスター''/Halaster''を除いては。 | ||
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+ | *2022年にダンジョンズ&ドラゴンズの日本語版の取り扱いが[[ホビージャパン]]から[[ウィザーズ・オブ・ザ・コースト]]日本支社に変更されたタイミングでこちらのシナリオの日本語版は絶版になっており、入手困難。 | ||
==参考== | ==参考== | ||
+ | *[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/card-preview/tokens-adventures-forgotten-realms-2021-07-12 The Tokens of Adventures in the Forgotten Realms]/[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0035263/ 『フォーゴトン・レルム探訪』のトークン]([[Daily MTG]] 2021年7月12日) | ||
*[[カード個別評価:フォーゴトン・レルム探訪]] | *[[カード個別評価:フォーゴトン・レルム探訪]] |
2024年1月16日 (火) 15:02時点における最新版
大口の門 あなたは1点のライフを得る。 | |
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ダンジョン階層 占術1を行う。 | |
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ゴブリンのバザール 宝物・トークン1つを生成する。 |
ねじれ洞窟 クリーチャー1体を対象とする。あなたの次のターンまで、それは攻撃できない。 |
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失われた階層 占術2を行う。 | |
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ルーンストーンの洞窟 あなたのライブラリーの一番上にあるカード2枚を追放する。あなたはそれらをプレイしてよい。 |
ミュラルの墓地 黒の1/1のスケルトン・クリーチャー・トークンを2体生成する。 |
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地底鉱山 占術3を行う。 | |
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狂える魔導士の住処 カード3枚を引き、公開する。あなたはその中から1枚をマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。 |
ダンジョン
大口の門 ― あなたは1点のライフを得る。(ダンジョン階層へ)
ダンジョン階層 ― 占術1を行う。(ゴブリンのバザール、ねじれ洞窟へ)
ゴブリンのバザール ― 宝物(Treasure)トークン1つを生成する。(失われた階層へ)
ねじれ洞窟 ― クリーチャー1体を対象とする。あなたの次のターンまで、それは攻撃できない。(失われた階層へ)
失われた階層 ― 占術2を行う。(ルーンストーンの洞窟、ミュラルの墓地へ)
ルーンストーンの洞窟 ― あなたのライブラリーの一番上にあるカード2枚を追放する。あなたはそれらをプレイしてもよい。(地底鉱山へ)
ミュラルの墓地 ― 黒の1/1のスケルトン(Skeleton)・クリーチャー・トークン2体を生成する。(地底鉱山へ)
地底鉱山 ― 占術3を行う。(狂える魔導士の住処へ)
狂える魔導士の住処 ― カード3枚を引き、公開する。あなたはその中から1枚をマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
フォーゴトン・レルム探訪で登場したダンジョンの1つ。最も階層が深い。
深いだけあって恩恵も大きく、5層の衝動的ドローと最深層の3ドロー+踏み倒しは非常に強力で、他ダンジョンとは別格のアドバンテージを稼げる。その一方で4層まではカード・アドバンテージに直結しない効果しかないので、ダンジョン探索を主眼に置いて工夫しなければ、踏破するどころかろくに恩恵をもたらすことなく勝敗が決してしまう事も珍しくない。
2層・3層で可能な占術や宝物生成も、ファンデルヴァーの失われた鉱山/Lost Mine of Phandelverなら1層早く可能なので、初動に不安がある場合はあちらに頼らざるを得なくなりやすい。
このダンジョンを探索するならばプレイナー・アライ/Planar Allyや放浪する吟遊詩人/Wandering Troubadourのような一枚で継続して探索し続けられるようなパーマネントが複数出せ、かつ自分が長期戦志向のデッキを使用している場合に限りたい。そうしたデッキならばクロマティック・ドラゴン・サイクルのような重いカードを採用しやすいため最終層の能力も活かしやすくなるだろう。
[編集] ルール
- ルーンストーンの洞窟
- あなたは追放したカードを部屋の能力の解決中に呪文を唱えるかプレイすることになる。コストは通常通り支払う必要がある。土地・カードが追放された場合、それがあなたのターンで土地のプレイ権が残っているならプレイすることができる。
- 解決中にプレイしないことを選んだなら、それらのカードは追放されたままになる。その後はプレイすることはできない。
- 狂える魔導士の住処
- 公開するのは引いたカードすべてである。唱えたいカードだけではない。
- 「解決中に呪文を唱える」及び「マナ・コストを支払うことなく唱える」も参照。
- カードを引くことを置換効果により置換した場合、置換後のイベントがカードを引くことだったとしても、置換後のイベントで引いたカードは公開することはなく、そこから唱えることもできない。
[編集] ストーリー
狂える魔道士の迷宮/Dungeon of the Mad Mageとは、D&D第5版のシナリオ集のひとつで、5-20レベルに対応する高難易度のアドベンチャーである。
栄華を極める大都市ウォーターディープ/Waterdeepの地下には広大なダンジョンが広がっている。アンダーマウンテン/Undermountainと呼ばれる、地下迷宮である。数々の秘宝と真実がそこに眠っているが、それが何のために隠されているのかは誰も知らない。ただ一人、迷宮の主である”狂える魔導士”ハラスター/Halasterを除いては。
- 2022年にダンジョンズ&ドラゴンズの日本語版の取り扱いがホビージャパンからウィザーズ・オブ・ザ・コースト日本支社に変更されたタイミングでこちらのシナリオの日本語版は絶版になっており、入手困難。