躊躇/Hesitation

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
 
(4人の利用者による、間の4版が非表示)
1行: 1行:
 
{{#card:Hesitation}}
 
{{#card:Hesitation}}
  
[[打ち消し]]予約、という感じの牽制用[[エンチャント]]。
+
[[打ち消す|打ち消し]]予約、という感じの牽制用[[エンチャント]]。[[マナ・コスト]]的にも当時の一般的な打ち消し呪文と大差なく、そういう意味でも「予約」の感覚が強い。
[[マナ・コスト]]的にも当時の一般的な打ち消し呪文と大差なく、そういう意味でも「予約」の感覚が強い。
+
  
[[]]を相手にしていれば誰もが多少は呪文が打ち消されることを覚悟しているだろうが、これだけあからさまに「次は打ち消す」と宣言されてしまうと、あきらめていい呪文を選ぶのに文字通り「躊躇」するかもしれない。
+
[[パーマネント]]という形で情報が公開されているので、大抵は[[対戦相手]]に「打ち消されても構わない(通常なら打ち消さない)呪文」で1対1交換をされて終わりになる。つまり、「呪文を吟味して打ち消す」という本来の打ち消しの使い方ができない弱点を持っている。
<!-- 結果的に、相手の減速や[[ロック]]の強化のような効果が期待できる。
+
冷静にプレイングすればそれは全く無いですね。 -->
+
  
但し弱点はそこにあり、相手に情報として公開されていることから、打ち消されても良い(通常なら打ち消さない)呪文で1対1交換をされてしまう事。
+
また自分の[[ターン]]で[[マナ]]を使うため、相手のターンに他の打ち消し呪文用のマナが足りなくなって、本当に打ち消すべき[[マストカウンター]]を[[通し|通されて]]しまう危険もある。見えていない打ち消しに「躊躇」したかもしれないはずが、かえって相手の加速を招いてしまうわけである。
つまり、「その必要のある呪文を選んで打ち消す」という、本来の打ち消しの使い方が出来ない事である。
+
  
また自分のターンでマナを使う為、タイミングを間違えると、続けて本当に打ち消したい呪文を通されてしまう事がある。
+
さらに自分の呪文にも反応してしまうため、自分が不利な状況だと次の一手が打てなくなってしまう。こういった状況では使わないように注意すること。
見えていない[[打ち消し]]に「躊躇」したかもしれない筈が、かえって加速を招いてしまうわけだ。
+
  
さらに、自分の呪文もこれを反応させてしまうため、自分が不利な状況では使わないように注意すること。
+
*これも一種の「[[山分けカード#相手に選択権のあるカードは弱い理由|相手に選択権のある呪文]]」と言えるだろう。だが、ほぼ確実に1対1交換でき、マナに余裕のある時に先置き出来る点は嬉しい。
 
+
*これの能力は強制であるため、もし「[[打ち消されない]]」呪文がプレイされたとしても、それに対してこれの能力は無駄に使われてしまう。だが、相手がそういうカードを引くまで待ってくれるならば、これは十分役に立っているといえるだろう。
 
+
*これと同じコンセプトのカードとして、後に[[行き詰まり/Standstill]]が作られている。そちらは「呪文を使ったら、相手にカードを3枚[[引く|引かせる]]」という形になっている。
*これもある意味、一種の『相手に選択権のある呪文』と言えるだろう。
+
*1999年3月に出された[[エラッタ]]で、一時期、生け贄に捧げた場合のみ[[効果]]が発揮するように変更されていたが、2012年1月の[[オラクル]]更新で生け贄に捧げなくても効果を発揮するように戻された。
ほぼ確実に1対1交換出来、マナに余裕のある時に先置き出来る点は嬉しい。
+
*1マナ増えて対戦相手の呪文限定になると[[月の力/Lunar Force]]。
*これの能力は強制であるため、もし「[[打ち消されない]]」呪文がプレイされたとしても、それに対してこれの能力は無駄に使われてしまう。
+
だが、相手がそういうカードを引くまで待ってくれるならば、これは十分役に立っているといえるだろう。
+
 
+
*これと同じコンセプトのカードとして、後に[[行き詰まり/Standstill]]が作られている。
+
こちらは「呪文を使ったら、相手にカードを3枚引かせる」という形になっている。
+
<!-- 相手を減速させる。
+
全く減速しません。 -->
+
  
 
==参考==
 
==参考==
*[[カード個別評価:テンペストブロック]]
+
*[[カード個別評価:ストロングホールド]] - [[アンコモン]]

2020年10月25日 (日) 20:13時点における最新版


Hesitation / 躊躇 (1)(青)
エンチャント

プレイヤー1人が呪文を唱えたとき、躊躇を生け贄に捧げ、その呪文を打ち消す。


打ち消し予約、という感じの牽制用エンチャントマナ・コスト的にも当時の一般的な打ち消し呪文と大差なく、そういう意味でも「予約」の感覚が強い。

パーマネントという形で情報が公開されているので、大抵は対戦相手に「打ち消されても構わない(通常なら打ち消さない)呪文」で1対1交換をされて終わりになる。つまり、「呪文を吟味して打ち消す」という本来の打ち消しの使い方ができない弱点を持っている。

また自分のターンマナを使うため、相手のターンに他の打ち消し呪文用のマナが足りなくなって、本当に打ち消すべきマストカウンター通されてしまう危険もある。見えていない打ち消しに「躊躇」したかもしれないはずが、かえって相手の加速を招いてしまうわけである。

さらに自分の呪文にも反応してしまうため、自分が不利な状況だと次の一手が打てなくなってしまう。こういった状況では使わないように注意すること。

  • これも一種の「相手に選択権のある呪文」と言えるだろう。だが、ほぼ確実に1対1交換でき、マナに余裕のある時に先置き出来る点は嬉しい。
  • これの能力は強制であるため、もし「打ち消されない」呪文がプレイされたとしても、それに対してこれの能力は無駄に使われてしまう。だが、相手がそういうカードを引くまで待ってくれるならば、これは十分役に立っているといえるだろう。
  • これと同じコンセプトのカードとして、後に行き詰まり/Standstillが作られている。そちらは「呪文を使ったら、相手にカードを3枚引かせる」という形になっている。
  • 1999年3月に出されたエラッタで、一時期、生け贄に捧げた場合のみ効果が発揮するように変更されていたが、2012年1月のオラクル更新で生け贄に捧げなくても効果を発揮するように戻された。
  • 1マナ増えて対戦相手の呪文限定になると月の力/Lunar Force

[編集] 参考

MOBILE