本質の散乱/Essence Scatter

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
(8人の利用者による、間の16版が非表示)
1行: 1行:
 
{{#card:Essence Scatter}}
 
{{#card:Essence Scatter}}
  
[[霊魂放逐/Remove Soul]]の[[同型再版]]。[[クリーチャー]][[呪文]]限定の[[打ち消す|カウンター]]呪文。
+
[[霊魂放逐/Remove Soul]]の[[同型再版]]。[[クリーチャー]][[呪文]]限定の[[打ち消す|カウンター]]呪文。後述する理由から、霊魂放逐に代わって再録される定番のカードとなっている。
  
霊魂放逐と性能は全く同じなので、使い道もその有効度も全く同じ。クリーチャーの強い[[環境]]になれば使用率は高くなる。
+
霊魂放逐と性能は全く同じなので、使い道もその有効度も全く同じ。クリーチャーの強い[[環境]]になれば使用率は高くなる。とはいえ同時に[[除去]][[呪文]]も強い環境なら、タイミングが限られる打ち消しよりも、後からでも対処できる除去のほうを優先するケースも多い。
  
*[[霊魂放逐/Remove Soul]][[アーティファクト・クリーチャー]]を打ち消せるようになり、名前に合わなくなっていた事が同型再版を作った理由の一つかもしれない。
+
実際[[基本セット2010]]での登場当時は、[[審判の日/Day of Judgment]]・[[破滅の刃/Doom Blade]]・[[稲妻/Lightning Bolt]]などの影に隠れていた感がある。しかし[[基本セット2013]]での[[再録]]時はそれらの退場に加え、[[呪禁]]や[[ETB]][[能力]]などによって[[戦場]]に出てから除去するのでは手遅れとなる強力[[クリーチャー]]が増えたことから、採用率が上がった。その後も、除去に頼りづらい[[青]][[単色]]の[[デッキ]]が組まれる環境では採用される事がある。
 +
 
 +
各[[リミテッド]]環境においてはクリーチャーがデッキの主体となるため、[[否認/Negate]]とは対照的に評価が上がる。青としては貴重なクリーチャーに確実に対処出来る手段であり、[[重い]]クリーチャーを打ち消せた時の[[テンポ・アドバンテージ]]は大きい。
 +
 
 +
*公式コラム<ref>[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/savor-flavor/fresh-coat-magic-paint-2009-07-14 A Fresh Coat of Magic Paint](Savor of Flavor 2009年7月14日)</ref>によると、霊魂放逐が[[アーティファクト・クリーチャー]]を打ち消せるようになり、名前のイメージに合わなくなっていたことや、「Removal(Remove)」の響きは[[黒]]のフレイバーで、すでに存在する(おそらく魂を持っている)クリーチャーに働きかけるのではなく[[召喚]]行為を無効にするのであって、魂を引き裂くのは[[青]]らしくないことが同型再版を作った理由であるとされている。霊魂放逐のページも参照。
  
 
==参考==
 
==参考==
 +
<references />
 
*[[条件付きカウンターカード]]
 
*[[条件付きカウンターカード]]
 +
*[[カード個別評価:団結のドミナリア]] - [[コモン]]
 +
*[[カード個別評価:イコリア:巨獣の棲処]] - [[コモン]]
 +
*[[カード個別評価:アモンケット]] - [[コモン]]
 +
*[[カード個別評価:ファウンデーションズ]] - [[アンコモン]]
 +
*[[カード個別評価:基本セット2019]] - [[コモン]]
 +
*[[カード個別評価:基本セット2014]] - [[コモン]]
 +
*[[カード個別評価:基本セット2013]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:基本セット2010]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:基本セット2010]] - [[コモン]]
 +
*[[カード個別評価:アモンケットリマスター]] - [[コモン]]

2024年11月3日 (日) 17:27時点における最新版


Essence Scatter / 本質の散乱 (1)(青)
インスタント

クリーチャー呪文1つを対象とする。それを打ち消す。


霊魂放逐/Remove Soul同型再版クリーチャー呪文限定のカウンター呪文。後述する理由から、霊魂放逐に代わって再録される定番のカードとなっている。

霊魂放逐と性能は全く同じなので、使い道もその有効度も全く同じ。クリーチャーの強い環境になれば使用率は高くなる。とはいえ同時に除去呪文も強い環境なら、タイミングが限られる打ち消しよりも、後からでも対処できる除去のほうを優先するケースも多い。

実際基本セット2010での登場当時は、審判の日/Day of Judgment破滅の刃/Doom Blade稲妻/Lightning Boltなどの影に隠れていた感がある。しかし基本セット2013での再録時はそれらの退場に加え、呪禁ETB能力などによって戦場に出てから除去するのでは手遅れとなる強力クリーチャーが増えたことから、採用率が上がった。その後も、除去に頼りづらい単色デッキが組まれる環境では採用される事がある。

リミテッド環境においてはクリーチャーがデッキの主体となるため、否認/Negateとは対照的に評価が上がる。青としては貴重なクリーチャーに確実に対処出来る手段であり、重いクリーチャーを打ち消せた時のテンポ・アドバンテージは大きい。

  • 公式コラム[1]によると、霊魂放逐がアーティファクト・クリーチャーを打ち消せるようになり、名前のイメージに合わなくなっていたことや、「Removal(Remove)」の響きはのフレイバーで、すでに存在する(おそらく魂を持っている)クリーチャーに働きかけるのではなく召喚行為を無効にするのであって、魂を引き裂くのはらしくないことが同型再版を作った理由であるとされている。霊魂放逐のページも参照。

[編集] 参考

  1. A Fresh Coat of Magic Paint(Savor of Flavor 2009年7月14日)
MOBILE