ロード

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=ロード/Lord(俗称)&aname(trivia);=
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{{Otheruses|かつて存在した[[クリーチャー・タイプ]]|俗称|ロード (俗称)}}
現在は廃止された[[#type|クリーチャー・タイプ]]、[[ロード]]の特徴から転じて、特定のクリーチャー・タイプを[[強化]]したり支援したりする[[パーマネント]]の総称。
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'''ロード'''/''Lord''は、かつて存在した[[クリーチャー・タイプ]]の1つ。現在は[[廃止されたクリーチャー・タイプ|廃止]]された。Lordは「君主」「支配者」を意味する。
実際にロードのクリーチャー・タイプを持っていなくても、「ロード的な存在」と呼ばれることがあった。現在ではそのような使い方が一般的。
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以下はその一例。
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==概要==
*[[葉の王エラダムリー/Eladamri, Lord of Leaves]] [[エルフ]]
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現在は[[廃止されたクリーチャー・タイプ]]であるが、元は[[リミテッド・エディション]]から存在していたクリーチャー・タイプで、[[伝説の]]ロードも全部で8体存在していた。
(エルフのチャンピオンが登場するまで[[]]のロードという位置づけだった。)
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*[[狂気を操る者チェイナー/Chainer, Dementia Master]] → [[ナイトメア]]
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*[[Thrull Champion]] → [[スラル]]
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*[[マイアのマトリックス/Myr Matrix]] → [[マイア]]
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*[[静風の日暮/Higure, the Still Wind]] → [[忍者]]
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*[[頑強なるバルソー/Balthor the Stout]] → [[バーバリアン]]
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*[[陸軍元帥/Field Marshal]] → [[兵士]]
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<!-- -[[狩りの統率者/Caller of the Hunt]] → 指定したクリーチャー・タイプ
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支援してないですよ -->
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また、(当時それぞれの色の代表的なクリーチャー・タイプであったこと、効果が比較的単純でそれぞれに対応があったことから)特に以下のクリーチャーのことを指すこともある。
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かつてロードだった[[クリーチャー]][[ロード (俗称)|俗称のロード]]の元となった、特定のクリーチャー・タイプのクリーチャーを[[強化]]・使役するような[[能力]]の持ち手が多かった。ただし、このクリーチャー・タイプ自体に特別な意味があったわけではなく、能力とは関係なくキャラクター設定が反映されてこのクリーチャー・タイプを持つものもいた。
*[[エルフのチャンピオン/Elvish Champion]] [[エルフ]]
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*[[ゴブリンの王/Goblin King]] [[ゴブリン]]
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*[[アトランティスの王/Lord of Atlantis]] → [[マーフォーク]]
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*[[アンデッドの王/Lord of the Undead]] → [[ゾンビ]]
+
*[[ゾンビ使い/Zombie Master]] → [[ゾンビ]]
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==参考==
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だが、後にこのクリーチャー・タイプは様々な問題を抱えているとされ(詳しくは[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/ask-wizards-july-2007-2007-07-01 Ask Wizardsの2007年7月17日]を参照)廃止されることが決定した。まずは[[エルフのチャンピオン/Elvish Champion]]や[[ゴブリンの王/Goblin King]]などが[[第10版]]での[[再録]]の際にロードを失い、さらに[[アン・カード]]の[[Assquatch]]を除く他のロードだったクリーチャーもその後、[[タイプ的カード]]がメインテーマである[[ローウィン]]の登場に先立って、[[2007年9月サブタイプ変更]]によりロードを失った。
*[[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/daily/bb46|Oh, My Lord!]][[WotC]]、英語)
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*[[カードの俗称]]
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その後長い間[[Assquatch]]のみがこのクリーチャー・タイプを持ち続けていたが、[[2017年]]の[[オラクル]]更新によってAssquatchもロードを失い、完全に絶滅した。
=ロード/Lord(クリーチャー・タイプ) &aname(type);=
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<!--===クリーチャー・タイプとしての問題===
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クリーチャー・タイプとしてのロードが抱える主な問題は「[[プレイヤー]]たちの間でロードのイメージにズレがあり、こうした認識の食い違いをルール上意味を持つクリーチャー・タイプへ持ち込み続けることは好ましくない」とまとめられるだろう。それだけ多くのプレイヤーに愛されている言葉であるというわけでもあり、クリーチャー・タイプとしての廃止は苦渋の決断である様子が、上記の記事からもうかがえる。-->
  
[[銀枠]]にのみ登場する[[クリーチャー・タイプ]]の1つ。Lord とは「君主」「支配者」といったような意味。
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===ロードを廃止するに至った問題===
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上記の記事によれば、ロードを廃止した理由は「[[プレイヤー]]たちの間でロードのイメージにズレがあり、こうした認識の食い違いをルール上意味を持つクリーチャー・タイプへ持ち込み続けることは好ましくない」とまとめられるだろう。具体的には、
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*"ロード的能力"という単語が示すイメージの、R&Dとしては許容しがたい曖昧さ
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*『ロード・タイプを持つ/持たないが、ロード的能力を持たない/持つクリーチャー』『名前にロードが含まれる(Warlordなど)のにロード的能力を持たないクリーチャー』といった存在への矛盾
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*『ロードは強化能力を持たなければならない』『ロードは種族を代表する存在である(代表するならばロード・タイプを持たなければならない)』などの固定観念の定着
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*1クリーチャーに多数のタイプを付与すること(エルフ・ウィザード・ロードなど)への忌避感
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*[[仕組まれた疫病/Engineered Plague]]などのタイプ指定効果で「ロード」を指定することへの不合理性
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*性差問題(英語的には、「支配者」という意味でLordを使うと男性名詞であり、女性の場合はLadyを用いる。すなわち、ルール上意味のない(イラストまたは設定上の)男女性に従ってLordとLadyの2つのタイプを使い分けなければならなくなる)」
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などを挙げている。これらの問題を、プレイヤーとの認識をすり合わせつつルールで統一的に定義・サポートすることは不可能であり、R&Dでの議論の結果完全に廃するほうがよいだろう、という経緯があったようだ。
  
{{#card:Assquatch}}
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同様に記事の中では、「ロード」という言葉がルール上意味を持たないスラングとして残り続けることへの期待も語られている。ルールに縛られた意味を持たない言葉になることで、「[[ファッティ]]」や「[[ウィニー]]」と同様、プレイヤーや解説記事の作者たちが、ある程度まで自由に、各々のイメージに添う形で「ロード」という言葉を用いられるようになるわけだ。
 
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現在は[[アンヒンジド]][[Assquatch]]しか存在しないが、初めて登場したのは[[アルファ]]と由緒正しいクリーチャー・タイプで、[[伝説の]]ロードも全部で8体存在していた。
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かつてロードだった[[#lb9ad229|クリーチャー]]は[[上記の俗称]]の元となった、特定のクリーチャー・タイプのクリーチャーを[[強化]]・使役するような[[能力]]の持ち手が多かった。
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ただし、このクリーチャー・タイプ自体に特別な意味があったわけではなく、能力とは関係なくキャラクター設定が反映されてこのクリーチャー・タイプを持つものもいた。
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<!-- 上の5体以外にも同種のロードがいるが、マイナーであるため含まないことも多い。
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-[[Assquatch]] → [[ロバ]]
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-[[Kobold Overlord]] → [[コボルド]] -->
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<!-- [[オンスロート]]に特定のサブタイプのクリーチャー5体を[[タップ]]する[[起動型能力]]を持つクリーチャーの[[サイクル]]がある。
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-[[祖神の預言者/Ancestor's Prophet]] → [[クレリック]]
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-[[カタパルトの達人/Catapult Master]] → [[兵士]]
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-[[墓地生まれの君主/Gravespawn Sovereign]] → [[ゾンビ]]
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-[[スカークの炎の司令官/Skirk Fire Marshal]] → [[ゴブリン]]
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-[[最高審問官/Supreme Inquisitor]] → [[ウィザード]]
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-[[森林の声/Voice of the Woods]] → [[エルフ]] -->
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だが、後にこのクリーチャー・タイプは様々な問題を抱えているとされ(詳しくは[[http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgcom/askwizards/0707|Ask Wizardsの2007年7月17日]]を参照)廃止されることが決定。
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まずは[[エルフのチャンピオン/Elvish Champion]]や[[ゴブリンの王/Goblin King]]などが[[第10版]]での[[再録]]の際にロードでなくなり、さらに他のロードだったクリーチャーもその後、[[部族カード]]がメインである[[ローウィン]]の登場に先立って、2007年9月に行われたクリーチャー・タイプの大再編によりロードでなくなった。
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*クリーチャー・タイプとしてのロードが抱える主な問題は「プレイヤーたちの間でロードのイメージにズレがあり、こうした認識の食い違いをルール上意味を持つクリーチャー・タイプへ持ち込み続けることは好ましくない」とまとめられるだろう。それだけ多くのプレイヤーに愛されている言葉であるというわけでもあり、クリーチャー・タイプとしての廃止は苦渋の決断である様子が、上記の記事からもうかがえる。
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同様に記事の中では、「ロード」という言葉がルール上意味を持たないスラングとして残り続けることへの期待も語られている。ルール上意味を持たない言葉になることで、「ファッティ」や「ウィニー」と同様、プレイヤーや解説記事の作者たちが、ある程度まで自由に、各々のイメージに添う形で「ロード」という言葉を用いられるようになるわけだ。
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==関連カード==
 
==関連カード==
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*[[狩りの統率者/Caller of the Hunt]]
 
*[[狩りの統率者/Caller of the Hunt]]
 
*[[エルフのチャンピオン/Elvish Champion]]
 
*[[エルフのチャンピオン/Elvish Champion]]
*[[ゾンビ使い/Zombie Master]]
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*[[アンデッドの王/Lord of the Undead]]
 
*[[祖神の預言者/Ancestor's Prophet]]
 
*[[祖神の預言者/Ancestor's Prophet]]
 
*[[カタパルトの達人/Catapult Master]]
 
*[[カタパルトの達人/Catapult Master]]
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*[[最高審問官/Supreme Inquisitor]]
 
*[[最高審問官/Supreme Inquisitor]]
 
*[[森林の声/Voice of the Woods]]
 
*[[森林の声/Voice of the Woods]]
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*[[Assquatch]]
 
*[[議事会の合唱者/Chorus of the Conclave]]
 
*[[議事会の合唱者/Chorus of the Conclave]]
 
*[[オルゾヴァの幽霊議員/Ghost Council of Orzhova]]
 
*[[オルゾヴァの幽霊議員/Ghost Council of Orzhova]]
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==参考==
 
==参考==
*[[http://wizards.com/default.asp?x=mtgcom/feature/424a3|The Grand Creature Type Update]]
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*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/grand-creature-type-update-2007-09-26 The Grand Creature Type Update]
*[[サブタイプ:Lord|ロード(Lord)で検索]]
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*[[廃止されたクリーチャー・タイプ]]
*[[クリーチャー・タイプ解説]]
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<!-- 廃止されたクリーチャータイプとしての項を下方に。 -->
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[[Category:絶滅したクリーチャー・タイプ|ろおと]]
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__NOTOC__

2024年6月27日 (木) 06:50時点における最新版

ロード/Lordは、かつて存在したクリーチャー・タイプの1つ。現在は廃止された。Lordは「君主」「支配者」を意味する。

[編集] 概要

現在は廃止されたクリーチャー・タイプであるが、元はリミテッド・エディションから存在していたクリーチャー・タイプで、伝説のロードも全部で8体存在していた。

かつてロードだったクリーチャー俗称のロードの元となった、特定のクリーチャー・タイプのクリーチャーを強化・使役するような能力の持ち手が多かった。ただし、このクリーチャー・タイプ自体に特別な意味があったわけではなく、能力とは関係なくキャラクター設定が反映されてこのクリーチャー・タイプを持つものもいた。

だが、後にこのクリーチャー・タイプは様々な問題を抱えているとされ(詳しくはAsk Wizardsの2007年7月17日を参照)廃止されることが決定した。まずはエルフのチャンピオン/Elvish Championゴブリンの王/Goblin Kingなどが第10版での再録の際にロードを失い、さらにアン・カードAssquatchを除く他のロードだったクリーチャーもその後、タイプ的カードがメインテーマであるローウィンの登場に先立って、2007年9月サブタイプ変更によりロードを失った。

その後長い間Assquatchのみがこのクリーチャー・タイプを持ち続けていたが、2017年オラクル更新によってAssquatchもロードを失い、完全に絶滅した。

[編集] ロードを廃止するに至った問題

上記の記事によれば、ロードを廃止した理由は「プレイヤーたちの間でロードのイメージにズレがあり、こうした認識の食い違いをルール上意味を持つクリーチャー・タイプへ持ち込み続けることは好ましくない」とまとめられるだろう。具体的には、

  • "ロード的能力"という単語が示すイメージの、R&Dとしては許容しがたい曖昧さ
  • 『ロード・タイプを持つ/持たないが、ロード的能力を持たない/持つクリーチャー』『名前にロードが含まれる(Warlordなど)のにロード的能力を持たないクリーチャー』といった存在への矛盾
  • 『ロードは強化能力を持たなければならない』『ロードは種族を代表する存在である(代表するならばロード・タイプを持たなければならない)』などの固定観念の定着
  • 1クリーチャーに多数のタイプを付与すること(エルフ・ウィザード・ロードなど)への忌避感
  • 仕組まれた疫病/Engineered Plagueなどのタイプ指定効果で「ロード」を指定することへの不合理性
  • 性差問題(英語的には、「支配者」という意味でLordを使うと男性名詞であり、女性の場合はLadyを用いる。すなわち、ルール上意味のない(イラストまたは設定上の)男女性に従ってLordとLadyの2つのタイプを使い分けなければならなくなる)」

などを挙げている。これらの問題を、プレイヤーとの認識をすり合わせつつルールで統一的に定義・サポートすることは不可能であり、R&Dでの議論の結果完全に廃するほうがよいだろう、という経緯があったようだ。

同様に記事の中では、「ロード」という言葉がルール上意味を持たないスラングとして残り続けることへの期待も語られている。ルールに縛られた意味を持たない言葉になることで、「ファッティ」や「ウィニー」と同様、プレイヤーや解説記事の作者たちが、ある程度まで自由に、各々のイメージに添う形で「ロード」という言葉を用いられるようになるわけだ。

[編集] 関連カード

かつてクリーチャー・タイプがロードだったカード。

[編集] 参考

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