ディミーア家/House Dimir

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組織の各工作部隊は完全に独立した個々の部隊となっている。工作員の上部との接触も一ヶ所に限定するようになっている。また、指導者が命令を送る際は、魔法的な存在を使用している。これらも、組織やその策略の全貌を掴ませないようにし、情報漏洩を防ぎその隠密性を保つための手段である。
 
組織の各工作部隊は完全に独立した個々の部隊となっている。工作員の上部との接触も一ヶ所に限定するようになっている。また、指導者が命令を送る際は、魔法的な存在を使用している。これらも、組織やその策略の全貌を掴ませないようにし、情報漏洩を防ぎその隠密性を保つための手段である。
  
指導者は、不気味な吸血鬼、[[秘密の王、ザデック/Szadek, Lord of Secrets|ザデック]]。条約(ギルドパクト)調印の際にもその姿は視界から隠されていたという。本拠地は、地下に隠れた巨大な城[[影の家、ダスクマントル/Duskmantle, House of Shadow|ダスクマントル]]。場所を知るのは住人とその手下のみである。
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指導者は、不気味な[[吸血鬼/Vampire]]、[[秘密の王、ザデック/Szadek, Lord of Secrets|ザデック/Szadek]]。条約([[ギルドパクト/Guildpact]])調印の際にもその姿は視界から隠されていたという。本拠地は、地下に隠れた巨大な城[[影の家、ダスクマントル/Duskmantle, House of Shadow|ダスクマントル/Duskmantle]]。場所を知るのは住人とその手下のみである。
  
 
[[ラヴニカ・ブロック]]のストーリーでザデックは生前と幽霊となった後で逮捕され、[[アギレム/Agyrem (次元カード)|アギレム/Agyrem]]へと追放された。これによってディミーアは壊滅したと考えられた。
 
[[ラヴニカ・ブロック]]のストーリーでザデックは生前と幽霊となった後で逮捕され、[[アギレム/Agyrem (次元カード)|アギレム/Agyrem]]へと追放された。これによってディミーアは壊滅したと考えられた。
  
 
[[ラヴニカへの回帰]]の時代、ディミーアはザデックの魂と交信しその記憶を引き継いだと名乗る[[多相の戦士|シェイプシフター]]、[[ディミーアの黒幕ラザーヴ/Lazav, Dimir Mastermind]]によって再興した。
 
[[ラヴニカへの回帰]]の時代、ディミーアはザデックの魂と交信しその記憶を引き継いだと名乗る[[多相の戦士|シェイプシフター]]、[[ディミーアの黒幕ラザーヴ/Lazav, Dimir Mastermind]]によって再興した。
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==用語==
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===ラザーヴ/Lazav===
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ディミーアの新たなギルド指導者。多相の魔道士/''shapeshifting mage''であり、ラザーヴは必要と計画に応じて様々に姿を変える。年老いた未亡人の姿でラヴニカの通りに繰り出して市場で盗み聞きしているかもしれないし、[[アゾリウス評議会/The Azorius Senate]]の[[ヴィダルケン]]の[[アゾリウス評議会/The Azorius Senate#軽騎兵/Hussar、歩兵隊/Infantry|軽騎兵/Hussar]]になって検問を抜けたり、[[ブリキ通りの市場/Tin Street Market|ブリキ通り/Tin Street]]の商人に化けて道行く貴族を騙しているかもしれない。ディミーアの工作員の一部では、ラザーヴが[[ニヴ=ミゼット/Niv-Mizzet]]の秘密の最終計画を嗅ぎつけ、彼の目的のために利用しようと計画しているのだと考えている者もいる。
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*[[ディミーアの黒幕ラザーヴ/Lazav, Dimir Mastermind]]
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===ダスクマントル/Duskmantle===
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ディミーアの本拠地。ザデックの失脚以後荒廃し、そこへ辿り着く道筋を知るものはいなくなった。ダスクマントルはラヴニカの地下都市の深くに戻り、記憶保護に守られてその正確な場所は勿論、存在すら知るものはいない。
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*[[影の家、ダスクマントル/Duskmantle, House of Shadow]]
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===ディンローヴァ高層建築/Dinrova Heights===
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ディンローヴァ/''the Dinrova''の名で知られる巨大な建物の屋上では、ディミーアの高位ギルド魔道士たちが会合を開いている。通常はその屋上は閉鎖されているが、夜に行われるその慣例の間は天井板が開き、ディミーアを象徴するようなコウモリじみた建築様式があらわになる。その空には[[スペクター]]やその他の言葉で言い表せない[[ホラー|恐ろしいもの]]が人目を遠ざけるためうろついている。
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===破滅小径/Bane Alley===
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適切な人々に依頼し、適切に賄賂を贈った人にとって、破滅小径/''Bane Alley''は恐喝、脅迫、殺人、汚職といったディミーアの大規模なネットワークの一端に繋がる最終的な行き先である。問題を抱えているラヴニカ人の多くは破滅小径にたどり着き、何も知ることなく硬貨数百枚ぶん懐を軽くして通り過ぎることになる。しかし、その人物が帰宅するころには、不思議と問題は解決しているのである。
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===夜帷/Nightveil===
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夜帷/''Nightveil''地区はディミーアの上流層の居住区である。天然の複雑な洞窟網を含むその一角に建てられている夜帷は、巡回する幽体の守護者どもをかいくぐることのできる都市冒険家にとっては楽園である。曲がりくねるトンネルと道は、水没した穴ぐらや高い壁に囲われたディミーア式の建築様式の邸宅へ繋がっている。夜帷の住人たちには種々の後ろ暗い陰謀への関与の疑惑が絶えないが、いかにしてかいずれの悪事に対する追及も逃れている。それはディミーアが彼らや彼らの無数の工作員に繋がるありとあらゆる記憶を入念に消去していることによる。工作員達は様々なギルドに根を張り、犯罪的企てを遂行している。[[オルゾフ組/The Orzhov Syndicate]]の法術士、アゾリウスの弁護士、[[ボロス軍/Boros Legion#ウォジェク連盟/The League of Wojek|ウォジェク]]の警視長、それらすべてにディミーア家の工作員は潜んでいる。
  
 
==ゲームでの特徴==
 
==ゲームでの特徴==
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*[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/daily/mc12 The House That Lies Built]/[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/daily/mc12b The House That Lies Built(隠しページ)](Savor the Flavor 2005年11月9日 [[Matt Cavotta]]著 )
 
*[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/daily/mc12 The House That Lies Built]/[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtgcom/daily/mc12b The House That Lies Built(隠しページ)](Savor the Flavor 2005年11月9日 [[Matt Cavotta]]著 )
 
*[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/feature/210a Ravnica, Then and Now]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/003805/ ラヴニカ、その過去と現在](Feature Article 2012年8月29日 Adam Lee著)
 
*[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/feature/210a Ravnica, Then and Now]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/003805/ ラヴニカ、その過去と現在](Feature Article 2012年8月29日 Adam Lee著)
*[http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/feature/224 Planeswalker's Guide to Gatecrash: Part 1]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/004141/ プレインズウォーカーのための「ギルド門侵犯」案内 その1](Feature Article 2012年12月5日 The Magic Creative Team著 翻訳:[[若月繭子]])
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*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/planeswalkers-guide-gatecrash-part-1-2012-12-05 Planeswalker's Guide to Gatecrash: Part 1]/[https://magic.wizards.com/ja/articles/archive/%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BA%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E3%80%8C%E3%82%AE%E3%83%AB%E3%83%89%E9%96%80%E4%BE%B5%E7%8A%AF%E3%80%8D%E6%A1%88%E5%86%85%E3%80%80%E3%81%9D%E3%81%AE%EF%BC%91-2012-12-15 プレインズウォーカーのための「ギルド門侵犯」案内 その1](Feature Article 2012年12月5日 The Magic Creative Team著 翻訳:[[若月繭子]])
  
 
*[[ラヴニカ/Ravnica]]
 
*[[ラヴニカ/Ravnica]]
 
*[[ギルド/Guild]]
 
*[[ギルド/Guild]]
 
*[[背景世界/ストーリー用語]]
 
*[[背景世界/ストーリー用語]]

2018年8月11日 (土) 22:18時点における版

ディミーア家/House Dimirは、ラヴニカ/Ravnicaにおける10のギルド/Guildの1つ。青黒で、「見えざる者」の別名を持つ。

目次

主義・沿革

一般の市民にはその存在は架空のもの、もしくはもう存在していないものだと思われている。多くの人にとって、このギルドについての話は聞き飽きた怪談の1つでしかない。

しかし、このギルドは現在も間違いなく存在しており、陰に隠れてラヴニカの完全支配を狙っている。ラヴニカの住人に架空の存在だと信じさせようとしているのも、その目的のための手段である。その存在を知っているのは、他のギルドだけである。

組織の各工作部隊は完全に独立した個々の部隊となっている。工作員の上部との接触も一ヶ所に限定するようになっている。また、指導者が命令を送る際は、魔法的な存在を使用している。これらも、組織やその策略の全貌を掴ませないようにし、情報漏洩を防ぎその隠密性を保つための手段である。

指導者は、不気味な吸血鬼/Vampireザデック/Szadek。条約(ギルドパクト/Guildpact)調印の際にもその姿は視界から隠されていたという。本拠地は、地下に隠れた巨大な城ダスクマントル/Duskmantle。場所を知るのは住人とその手下のみである。

ラヴニカ・ブロックのストーリーでザデックは生前と幽霊となった後で逮捕され、アギレム/Agyremへと追放された。これによってディミーアは壊滅したと考えられた。

ラヴニカへの回帰の時代、ディミーアはザデックの魂と交信しその記憶を引き継いだと名乗るシェイプシフターディミーアの黒幕ラザーヴ/Lazav, Dimir Mastermindによって再興した。

用語

ラザーヴ/Lazav

ディミーアの新たなギルド指導者。多相の魔道士/shapeshifting mageであり、ラザーヴは必要と計画に応じて様々に姿を変える。年老いた未亡人の姿でラヴニカの通りに繰り出して市場で盗み聞きしているかもしれないし、アゾリウス評議会/The Azorius Senateヴィダルケン軽騎兵/Hussarになって検問を抜けたり、ブリキ通り/Tin Streetの商人に化けて道行く貴族を騙しているかもしれない。ディミーアの工作員の一部では、ラザーヴがニヴ=ミゼット/Niv-Mizzetの秘密の最終計画を嗅ぎつけ、彼の目的のために利用しようと計画しているのだと考えている者もいる。

ダスクマントル/Duskmantle

ディミーアの本拠地。ザデックの失脚以後荒廃し、そこへ辿り着く道筋を知るものはいなくなった。ダスクマントルはラヴニカの地下都市の深くに戻り、記憶保護に守られてその正確な場所は勿論、存在すら知るものはいない。

ディンローヴァ高層建築/Dinrova Heights

ディンローヴァ/the Dinrovaの名で知られる巨大な建物の屋上では、ディミーアの高位ギルド魔道士たちが会合を開いている。通常はその屋上は閉鎖されているが、夜に行われるその慣例の間は天井板が開き、ディミーアを象徴するようなコウモリじみた建築様式があらわになる。その空にはスペクターやその他の言葉で言い表せない恐ろしいものが人目を遠ざけるためうろついている。

破滅小径/Bane Alley

適切な人々に依頼し、適切に賄賂を贈った人にとって、破滅小径/Bane Alleyは恐喝、脅迫、殺人、汚職といったディミーアの大規模なネットワークの一端に繋がる最終的な行き先である。問題を抱えているラヴニカ人の多くは破滅小径にたどり着き、何も知ることなく硬貨数百枚ぶん懐を軽くして通り過ぎることになる。しかし、その人物が帰宅するころには、不思議と問題は解決しているのである。

夜帷/Nightveil

夜帷/Nightveil地区はディミーアの上流層の居住区である。天然の複雑な洞窟網を含むその一角に建てられている夜帷は、巡回する幽体の守護者どもをかいくぐることのできる都市冒険家にとっては楽園である。曲がりくねるトンネルと道は、水没した穴ぐらや高い壁に囲われたディミーア式の建築様式の邸宅へ繋がっている。夜帷の住人たちには種々の後ろ暗い陰謀への関与の疑惑が絶えないが、いかにしてかいずれの悪事に対する追及も逃れている。それはディミーアが彼らや彼らの無数の工作員に繋がるありとあらゆる記憶を入念に消去していることによる。工作員達は様々なギルドに根を張り、犯罪的企てを遂行している。オルゾフ組/The Orzhov Syndicateの法術士、アゾリウスの弁護士、ウォジェクの警視長、それらすべてにディミーア家の工作員は潜んでいる。

ゲームでの特徴


Glimpse the Unthinkable / 不可思の一瞥 (青)(黒)
ソーサリー

プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを10枚切削する。



Nightveil Specter / 夜帷の死霊 (青/黒)(青/黒)(青/黒)
クリーチャー — スペクター(Specter)

飛行
夜帷の死霊がプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、そのプレイヤーは自分のライブラリーの一番上のカードを追放する。
あなたは夜帷の死霊によって追放されたカードの中から、土地をプレイしても呪文を唱えてもよい。

2/3

相手に悟られぬよう行動するギルドであることから、肉体的な攻撃ではなく「精神攻撃」をイメージしたライブラリー破壊に関するカードが多く収録されている。能力の一環としてライブラリー破壊が含まれているものや、ライブラリー破壊によって誘発する能力も多い。

ラヴニカ・ブロックでのキーワード能力変成ラヴニカへの回帰ブロックでのキーワード能力暗号。いずれも、ギルドの特徴であるライブラリー破壊に直接関係する能力ではなく、青と黒が共にサーチサボタージュ能力が得意という色の特徴から来ていると言えそう。

また、ライブラリー破壊に関する独自メカニズムとして研磨を有する。

関連カード・関連デッキ

ラヴニカ・ブロック

ラヴニカへの回帰ブロック

デッキ

参考

MOBILE