研磨
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研磨(けんま)/Grindは、ギルド門侵犯に存在するメカニズム。ディミーア家/House Dimir(青・黒)のいくつかのカードが持つ。
クリーチャー — 吸血鬼(Vampire) ならず者(Rogue)
飛行
欄干のスパイが戦場に出たとき、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは自分のライブラリーの一番上から、土地カードが公開されるまでカードを公開し続ける。その後、それらのカードを自分の墓地に置く。
[編集] 解説
「ライブラリーの一番上から土地カードが(N枚)公開されるまでカードを公開し続ける。その後、それらのカードをそのプレイヤーの墓地に置く。」というメカニズム。不定の枚数のカードを墓地に置くライブラリー破壊である。
開発当初はディミーアのキーワード(キーワード能力か能力語かは不明)として採用されていた。
- ライブラリーに土地が1枚もない場合は残りの全カードが墓地へ置かれる。これを逆利用したデッキがThe Spyである。
- ゼンディカーの夜明けでモードを持つ両面カード(スペルランド)が登場して以降は土地が1枚も入っていないデッキを構築することが比較的容易となり、The Spyを成立させやすくなった。そのため、パイオニアではラヴニカへの回帰ブロックの自分のライブラリーを研磨できるカード(欄干のスパイ/Balustrade Spy、地底街の密告人/Undercity Informer、証拠隠滅/Destroy the Evidence)三種のうち、前二種が禁止カードに指定された。
[編集] 開発経緯
Mark Rosewaterの発案で、ラヴニカ:ギルドの都時と同様にライブラリー破壊機能を持たせる方針ができたことで生まれたメカニズムである。このシステムはライブラリー破壊のみを行うカードではなく、基本的におまけとしてつけられるように設定された(クリーチャー破壊+研磨、フライヤー+研磨など)。またこれに関連して、墓地のカードを参照するようなカードも多数存在した。
しかし、ライブラリー破壊戦術は通常のライフを狙う戦術とはかみ合わないこと、またライブラリー破壊システムを十分に採用しなければ墓地のカードを参照カードを活かせないことが問題視された。ディミーアのみが他のギルドのシステムから孤立してしまい、別のゲームプランを立てなければならなくなってしまうことはまずいと考えられた。そのため、Mark Gottliebの判断により、ライブラリー破壊に特化しすぎない方針へと転換された。
実際に収録された研磨カードは下記の6枚のみとなっている。ただし、研磨ではないタイプのライブラリー破壊も何枚か収録されている。
研磨の代わりに、ディミーアは暗号のキーワード能力が与えられている。
[編集] 該当カード
ラヴニカへの回帰(先行収録)
ラヴニカへの回帰ブロック外の、同様の方法でライブラリー破壊を行うカード。太字は同ブロックより前に登場。