龍王/Dragonlord
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*「龍王」は彼らを君主と見なす者たちによる呼称である。龍に支配される前の氏族([[アブザン家/The Abzan Houses]]など)は、彼らをThe great dragon(偉大なる龍)などの名で呼んでいた<ref>日本語版の公式記事では、dragonlordとthe great dragonの両方に「龍王」という訳語を当てているものもある。</ref>。 | *「龍王」は彼らを君主と見なす者たちによる呼称である。龍に支配される前の氏族([[アブザン家/The Abzan Houses]]など)は、彼らをThe great dragon(偉大なる龍)などの名で呼んでいた<ref>日本語版の公式記事では、dragonlordとthe great dragonの両方に「龍王」という訳語を当てているものもある。</ref>。 | ||
− | * | + | **ニコル・ボーラスの数多ある異称の中にも「偉大なるドラゴン(Great Dragon)」というよく似たものが見られる。 |
*[[運命再編]]における彼らの[[カード]]・[[イラスト]]はいずれも空中を浮遊・滑空している姿である。一方で、[[タルキール龍紀伝]]においてはいずれも地に足が着いていたり、体を落ち着けていたりする。これは運命再編の時代における彼らが「空からやってくる脅威であり、人間たちの敵対者」として描かれていたのに対し、タルキール龍紀伝の時代においては「自身の地位を確立した、氏族を統べる支配者」として描かれているためである。([http://tmblr.co/ZUrCEt1gEtflq 参考]) | *[[運命再編]]における彼らの[[カード]]・[[イラスト]]はいずれも空中を浮遊・滑空している姿である。一方で、[[タルキール龍紀伝]]においてはいずれも地に足が着いていたり、体を落ち着けていたりする。これは運命再編の時代における彼らが「空からやってくる脅威であり、人間たちの敵対者」として描かれていたのに対し、タルキール龍紀伝の時代においては「自身の地位を確立した、氏族を統べる支配者」として描かれているためである。([http://tmblr.co/ZUrCEt1gEtflq 参考]) | ||
+ | *別の[[次元/Plane]]においても、この称号で呼ばれるものは少数だが存在している。 | ||
+ | **[[アルカデス・サボス/Arcades Sabboth]] - [[ドミナリア/Dominaria]]の[[エルダー・ドラゴン/Elder Dragon]]。[[クリーチャー・タイプ]]や、一定領域の[[人間]]を支配下に置き、千年以上(4~5000年)<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/chronicle-bolas-familiar-stranger-2018-08-01 Chronicle of Bolas: A Familiar Stranger]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0030870/ ボーラス年代記:心安い異邦人](Magic Story 2018年8月1日 Kate Elliott著)</ref>に渡って君臨するなど、多くの共通項が見られる<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/chronicle-bolas-first-lesson-2018-06-20 Chronicle of Bolas: The First Lesson]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0030714/ ボーラス年代記:最初の教え](Magic Story 2018年6月20日 Kate Elliott著)</ref>。 | ||
+ | ***支配の形式は、法と秩序と城壁を築き、助言(智恵)を与えて庇護する、ドロモカ氏族とオジュタイ氏族を合わせたようなものとなっている。彼の構成色([[緑白青]])的にも納得のいく組み合わせである。 | ||
+ | **[[カルガの竜王/Kargan Dragonlord]] - [[ゼンディカー/Zendikar]]の人間・[[戦士]]。初出は龍王よりもこちらの方が先で、日本語訳には別の字が当てられている。{{Gatherer|id=216601|イラスト}}や能力を見るに「竜としての王」ではなく「竜にとっての王(使役するもの)」といった意味合いの模様。 | ||
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2018年8月7日 (火) 17:21時点における版
龍王/Dragonlordは歴史改変後のタルキール/Tarkirの氏族/Clanを支配する、強大な龍。以下の5体を指す。
- ドロモカ/Dromoka - 龍の「忍耐/Endurance」の相を体現する存在。ドロモカ氏族/The Dromoka clanを統べる。
- オジュタイ/Ojutai - 龍の「狡知/Cunning」の相を体現する存在。オジュタイ氏族/The Ojutai clanを統べる。
- シルムガル/Silumgar - 龍の「残忍/Ruthlessness」の相を体現する存在。シルムガル氏族/The Silumgar clanを統べる。
- コラガン/Kolaghan - 龍の「迅速/Speed」の相を体現する存在。コラガン氏族/The Kolaghan clanを統べる。
- アタルカ/Atarka - 龍の「獰猛/Savagery」の相を体現する存在。アタルカ氏族/The Atarka clanを統べる。
タルキールでは、龍はウギン/Uginの力を源とする龍の大嵐/Dragon tempestsから生まれる。龍の大嵐が特定の地域の上に移動すると、それはその土地の環境からエネルギーを得て5つの異なる龍種を生み出す。龍王はそれぞれの龍種を統べる存在となっており、龍は対応する龍王と同じ身体的特徴を持つが、より小型で短命である。
タルキールの元の歴史では、ニコル・ボーラス/Nicol Bolasがウギンを殺したことで龍の大嵐は止んだ。これにより龍は氏族に狩り尽くされて絶滅し、龍王もすべて死に絶えた。しかしサルカン・ヴォル/Sarkhan Volが時間を遡ってウギンの命を助けたことで歴史が変わり、龍王は龍種だけでなく、カン/Khanに代わって氏族をも支配する存在となった。龍王はそれぞれの氏族にその名を冠し、1000年以上にわたって氏族の頂点に君臨し続けている。
- 「龍王」は彼らを君主と見なす者たちによる呼称である。龍に支配される前の氏族(アブザン家/The Abzan Housesなど)は、彼らをThe great dragon(偉大なる龍)などの名で呼んでいた[1]。
- ニコル・ボーラスの数多ある異称の中にも「偉大なるドラゴン(Great Dragon)」というよく似たものが見られる。
- 運命再編における彼らのカード・イラストはいずれも空中を浮遊・滑空している姿である。一方で、タルキール龍紀伝においてはいずれも地に足が着いていたり、体を落ち着けていたりする。これは運命再編の時代における彼らが「空からやってくる脅威であり、人間たちの敵対者」として描かれていたのに対し、タルキール龍紀伝の時代においては「自身の地位を確立した、氏族を統べる支配者」として描かれているためである。(参考)
- 別の次元/Planeにおいても、この称号で呼ばれるものは少数だが存在している。
- アルカデス・サボス/Arcades Sabboth - ドミナリア/Dominariaのエルダー・ドラゴン/Elder Dragon。クリーチャー・タイプや、一定領域の人間を支配下に置き、千年以上(4~5000年)[2]に渡って君臨するなど、多くの共通項が見られる[3]。
- 支配の形式は、法と秩序と城壁を築き、助言(智恵)を与えて庇護する、ドロモカ氏族とオジュタイ氏族を合わせたようなものとなっている。彼の構成色(緑白青)的にも納得のいく組み合わせである。
- カルガの竜王/Kargan Dragonlord - ゼンディカー/Zendikarの人間・戦士。初出は龍王よりもこちらの方が先で、日本語訳には別の字が当てられている。イラストや能力を見るに「竜としての王」ではなく「竜にとっての王(使役するもの)」といった意味合いの模様。
- アルカデス・サボス/Arcades Sabboth - ドミナリア/Dominariaのエルダー・ドラゴン/Elder Dragon。クリーチャー・タイプや、一定領域の人間を支配下に置き、千年以上(4~5000年)[2]に渡って君臨するなど、多くの共通項が見られる[3]。
脚注
- ↑ 日本語版の公式記事では、dragonlordとthe great dragonの両方に「龍王」という訳語を当てているものもある。
- ↑ Chronicle of Bolas: A Familiar Stranger/ボーラス年代記:心安い異邦人(Magic Story 2018年8月1日 Kate Elliott著)
- ↑ Chronicle of Bolas: The First Lesson/ボーラス年代記:最初の教え(Magic Story 2018年6月20日 Kate Elliott著)