アルファ版
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
1行: | 1行: | ||
− | '''アルファ版'''(''Alpha''、略号:'''LA'''、'''LEA''')は、[[リミテッド・エディション]] | + | '''アルファ版'''(''Alpha''、略号:'''LA'''、'''LEA''')は、[[リミテッド・エディション]]の第一刷。 |
== 概要 == | == 概要 == | ||
− | + | リミテッド・エディションの最初に印刷された260万枚分を『アルファ版』という。 | |
− | + | 『アルファ版』の[[カード]]は現在のものよりも四隅が丸みを帯びている。また、[[第4版]]と[[アイスエイジ]]の一部のカードにも、同じカット形状のカードが混入してしまっている。これらの『アルファ版』カットのカードを使ってゲームをする場合、現在のものと区別が付かないように不透明[[スリーブ]]に入れなければならない。 | |
[[Mark Rosewater]]によると、6ヵ月で100万枚売る予定だったが、わずか1週間で売切れてしまったらしい。 | [[Mark Rosewater]]によると、6ヵ月で100万枚売る予定だったが、わずか1週間で売切れてしまったらしい。 | ||
== 印刷の誤謬 == | == 印刷の誤謬 == | ||
− | + | 『アルファ版』には印刷ミスが多かった。具体的には以下の通り。 | |
*[[黒の防御円/Circle of Protection: Black]]と[[Volcanic Island]]が欠落している<ref>[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/arcana/alpha-oops-iii-2002-04-10 Alpha "Oops..." III](Arcana 2002年4月10日)</ref><ref>[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/arcana/alpha-oops-v-2002-07-12 Alpha "Oops..." V](Arcana 2002年7月12日)</ref>。 | *[[黒の防御円/Circle of Protection: Black]]と[[Volcanic Island]]が欠落している<ref>[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/arcana/alpha-oops-iii-2002-04-10 Alpha "Oops..." III](Arcana 2002年4月10日)</ref><ref>[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/arcana/alpha-oops-v-2002-07-12 Alpha "Oops..." V](Arcana 2002年7月12日)</ref>。 | ||
18行: | 18行: | ||
*[[Cyclopean Tomb]]の[[マナ・コスト]]が欠落している<ref>[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/arcana/alpha-oops%E2%80%A6-iv-2002-05-15 Alpha "Oops..." IV](Arcana 2002年5月15日)</ref>。 | *[[Cyclopean Tomb]]の[[マナ・コスト]]が欠落している<ref>[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/arcana/alpha-oops%E2%80%A6-iv-2002-05-15 Alpha "Oops..." IV](Arcana 2002年5月15日)</ref>。 | ||
− | + | これらは全て『[[ベータ版]]』で修正されている。 | |
== その他 == | == その他 == | ||
− | 現在は不透明スリーブに入れることで[[ゲーム]] | + | 現在は不透明スリーブに入れることで[[ゲーム]]での使用を許可されているが、このルールが制定される以前は「『アルファ版』のカードのみで[[デッキ]]を組む」という条件で使用を許可されていた。強力なカードが多いとはいえ『アルファ版』のみでデッキを組むのは難しいという向きも多いが、[[ステイシス]][[ロック]]のパーツはひと通り収録されており、組むことができる。 |
== デザイン == | == デザイン == |
2016年11月28日 (月) 12:43時点における版
アルファ版(Alpha、略号:LA、LEA)は、リミテッド・エディションの第一刷。
目次 |
概要
リミテッド・エディションの最初に印刷された260万枚分を『アルファ版』という。
『アルファ版』のカードは現在のものよりも四隅が丸みを帯びている。また、第4版とアイスエイジの一部のカードにも、同じカット形状のカードが混入してしまっている。これらの『アルファ版』カットのカードを使ってゲームをする場合、現在のものと区別が付かないように不透明スリーブに入れなければならない。
Mark Rosewaterによると、6ヵ月で100万枚売る予定だったが、わずか1週間で売切れてしまったらしい。
印刷の誤謬
『アルファ版』には印刷ミスが多かった。具体的には以下の通り。
- 黒の防御円/Circle of Protection: BlackとVolcanic Islandが欠落している[1][2]。
- 幻影の軍団/Phantasmal Forcesと大地の怒り/Force of Natureのアップキープ・コストが、マナ・シンボルではなく「U」や「G」と表記されている[3]。
- オーク弩弓隊/Orcish Artilleryとオークの軍旗/Orcish Oriflammeのコストがいずれも「(1)(赤)」になってしまっている[4]。
- 赤霊破/Red Elemental Blastのカード・タイプがインスタントになっている。これは当時のルールではインタラプトでなければならなかった[5][6]。
- エルフの射手/Elvish Archersのパワー/タフネスが「1/2」となっている[7]。
- Cyclopean Tombのマナ・コストが欠落している[8]。
これらは全て『ベータ版』で修正されている。
その他
現在は不透明スリーブに入れることでゲームでの使用を許可されているが、このルールが制定される以前は「『アルファ版』のカードのみでデッキを組む」という条件で使用を許可されていた。強力なカードが多いとはいえ『アルファ版』のみでデッキを組むのは難しいという向きも多いが、ステイシスロックのパーツはひと通り収録されており、組むことができる。
デザイン
デザイン&開発 | Richard Garfield |
貢献 | Charlie Cateeno |
貢献 | Skaff Elias |
貢献 | Don Felice |
貢献 | Tom Fontaine |
貢献 | Jim Lin |
貢献 | Joel Mick |
貢献 | Chris Page |
貢献 | Dave Petty |
貢献 | Barry "Bit" Reich |
貢献 | Bill Rose |
貢献 | Elliott Segal |
アート・ディレクター | Jesper Myrfors |
関連記事
- ↑ Alpha "Oops..." III(Arcana 2002年4月10日)
- ↑ Alpha "Oops..." V(Arcana 2002年7月12日)
- ↑ Alpha "Oops..." (Arcana 2002年2月1日)
- ↑ Alpha "Oops..." II(Arcana 2002年2月25日)
- ↑ Alpha "Oops..." VI(Arcana 2002年9月12日)
- ↑ Alpha Red Elemental Blast(Arcana 2004年3月30日)
- ↑ Alpha "Oops..." VII(Arcana 2002年8月4日)
- ↑ Alpha "Oops..." IV(Arcana 2002年5月15日)