グランプリ
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*グランプリ参加者最多記録は[[グランプリラスベガス15]]の7551人(ただし同時開催の2イベントの合計。各イベントの参加者数はそれぞれ3687人、3864人)、国内最多は[[グランプリ千葉15]]の3551人。2グランプリとも[[モダンマスターズ2015]]の[[リミテッド]]という特殊なフォーマットを採用している。 | *グランプリ参加者最多記録は[[グランプリラスベガス15]]の7551人(ただし同時開催の2イベントの合計。各イベントの参加者数はそれぞれ3687人、3864人)、国内最多は[[グランプリ千葉15]]の3551人。2グランプリとも[[モダンマスターズ2015]]の[[リミテッド]]という特殊なフォーマットを採用している。 | ||
**単一イベントの参加者最多記録は、[[グランプリラスベガス13]](フォーマット:[[Modern Masters]][[リミテッド]])の4,500人。 | **単一イベントの参加者最多記録は、[[グランプリラスベガス13]](フォーマット:[[Modern Masters]][[リミテッド]])の4,500人。 | ||
− | *[[2012年]]以降、主催が[[ウィザーズ・オブ・ザ・コースト|ウィザーズ社]] | + | *[[2012年]]以降、主催が[[ウィザーズ・オブ・ザ・コースト|ウィザーズ社]]から大手ショップなどカードゲーム関連会社(日本では[http://www.hareruyamtg.com/ 晴れる屋]・[http://www.bigmagic.net/ BIG MAGIC]・[http://www.hbst.net/ ホビーステーション]など)に移管されている。出展ディーラーが多彩になったり、サイドイベントが[[日本レガシー選手権]]や[[スーパーサンデーシリーズ]]のように豪華になってたりしている。また、大会運営と賞金の提供を分離することで、法律上の問題をクリアしている。日本国内の大会でも賞金がドル建てなのはこのためである。 |
+ | **[[2018年]]、主催が新設会社「ChannelFireball Events」(Siteline Productions及びカードショップ「[[Channel Fireball]]」によって新たに創立された会社)に移管されている予定。 | ||
*2013年以降、各グランプリのスーパーサンデーシリーズの優勝者は、翌年の[[スーパーサンデーシリーズチャンピオンシップ]]への出場権、及び同イベントに参加するための往復交通、ホテル、食事など補助が与えられる。 | *2013年以降、各グランプリのスーパーサンデーシリーズの優勝者は、翌年の[[スーパーサンデーシリーズチャンピオンシップ]]への出場権、及び同イベントに参加するための往復交通、ホテル、食事など補助が与えられる。 | ||
*個人戦に限り、プレインズウォーカーポイントや各地の[[グランプリ・トライアル]]による[[Bye]]が存在し、[[スリープ・イン・スペシャル]]という優待もある。 | *個人戦に限り、プレインズウォーカーポイントや各地の[[グランプリ・トライアル]]による[[Bye]]が存在し、[[スリープ・イン・スペシャル]]という優待もある。 |
2017年3月21日 (火) 00:36時点における版
グランプリ/Grand Prixは、マジックのプレミアイベントの1つ。
目次 |
概要
参加者数は数百人、多い時には2,000人を超えることがあるマジック界最大の大会である。日本でも年4回のペースで各地で開催される。成績上位者には、その順位に応じた賞金とプロツアー・ポイント、プロツアー出場権・トラベル補助などが与えられる。
プレインズウォーカーポイントの倍率は8倍に設定されている。これは参加制限のないイベント・競技合計ポイント集計対象イベントの中で最も高い倍率である。そのためポイントを最も稼ぎやすいイベントのひとつとなっている。
近年はPoY(一時期は世界選手権グランプリ枠)レースが激化していることもあり、海外の強豪が日本のグランプリに参戦したり、国内のプロが積極的に海外のグランプリに遠征したりしている。
本戦に興味がなくても、掘り出し物が出てくるバイヤーブースや、多彩なサイドイベント、カードのイラストを手掛けたアーティストのサイン会などが用意されており、まさしく『マジック界最大の祭典』と言えるだろう。マジックをまったく知らない人でも初心者講習会も行われるので、興味があるのなら是非顔を出すと良いだろう。
参加資格
原則として誰でも参加できる。プロツアーなどと違って、参加するための権利を得る必要はない。
- 近年の参加者数の増大に伴い、事前受付の時点で定員が埋まってしまうことが多くなっているため、参加を考えている場合は早めに受付を済ませておくと良い。
ルール適用度
ルール適用度(REL)は1日目が「競技」、2日目が「プロ」。ヘッド・ジャッジは特に認可を受けた高レベルのジャッジが務める必要がある。
プロモーション・カード
- 本戦に参加したプレイヤーには参加賞として、以下のプロモーション・カードが配布されている。いずれもプレミアム・カードで、新規のイラストが用いられている。
- 言語は英語版のみ。
- 2012年~2013年は前期・後期に別々のカードが各1枚配布された。
- 2014年から再び1種類に変更された。
画像は、以下のサイトで見ることができる。
- あんかば
- ~2009年:2006~2009プロモーションカード画像
- 2010年:2010~プロモーションカード画像
- 2011年:2011~プロモーションカード画像
- 2012年:2012年プロモーションカード画像
- 2013年:2013年プロモーションカード画像
- magiccards.info
配布年度 | カード名 | 備考 |
---|---|---|
2016年度 | 石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic | Johannes Vossによる新規イラスト Grand Prix |
2015年度 | グリセルブランド/Griselbrand | Jaime Jonesによる新規イラスト Grand Prix 基本セット2015以降の新枠を採用 |
2014年度 | 殴打頭蓋/Batterskull | Igor Kierylukによる新規イラスト Grand Prix |
2013年度後期 | 全ては塵/All Is Dust | Vincent Proceによる新規イラスト GP2013b |
2013年度前期 | 原始のタイタン/Primeval Titan | Peter Mohrbacherによる新規イラスト GP2013a |
2012年度後期 | 水蓮のコブラ/Lotus Cobra | Terese Nielsenによる新規イラスト GP2012b |
2012年度前期 | ゴブリンの先達/Goblin Guide | Steve Prescottによる新規イラスト GP2012a |
2011年度 | 大渦の脈動/Maelstrom Pulse | John Avonによる新規イラスト DCI→流星に変更 GP2011 |
2010年度 | 梅澤の十手/Umezawa's Jitte | Svetlin Velinovによる新規イラスト GP2010 |
2009年度 | 金属モックス/Chrome Mox | Alan Pollackによる新規イラスト GP2009 |
2008年度 | 獣群の呼び声/Call of the Herd | Lars Grant-Westによる新規イラスト GP2008 |
2007年度 | 魂売り/Spiritmonger | Kev Walkerによる新規イラスト GP2007 |
賞金とプロポイント
個人戦
順位 | 賞金 | プロポイント | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 10,000USD | 8 | 次回プロツアー参加権利+往復航空券 |
2 | 5,000USD | 6 | |
3-4 | 2,500USD | 5 | |
5-8 | 1,500USD | 4 | |
9-16 | 1,000USD | ※ | |
17-32 | 500USD | ※ | |
33-64 | 250USD | ※ | |
65-100 | 250USD | ※ | 参加人数が3,000人以上の場合 |
101-180 | 200USD | ※ |
チーム戦
順位 | 賞金 (一人あたり) | プロポイント | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 15,000USD (5,000USD) | 6 | 次回プロツアー参加権利+往復航空券 |
2 | 7,500USD (2,500USD) | 5 | |
3-4 | 3,750USD (1,250USD) | 4 | |
5-8 | 2,100USD (700USD) | ※ | |
9-12 | 1,800USD (600USD) | ※ | |
13-16 | 1,500USD (500USD) | ※ | |
17-20 | 1,200USD (400USD) | ※ | |
21-24 | 900USD (300USD) | ※ | |
25-30 | 900USD (300USD) | ※ | 参加チーム数が1,000チーム以上の場合 |
31-42 | 750USD (250USD) | ※ | |
43-58 | 600USD (200USD) | ※ |
プロポイント
決勝ラウンドに進出できなかったプレイヤー/チームは、最終的に獲得したマッチポイントに応じてプロポイントを獲得する。
個人戦 | チーム戦 | ||
---|---|---|---|
マッチポイント | プロポイント | マッチポイント | プロポイント |
39点以上 | 4 | 34点以上 | 4 |
36-38 | 3 | 33 | 3 |
33-35 | 2 | 31-32 | 2 |
30-32 | 1 | 30 | 1 |
0-29 | 0 | 0-29 | 0 |
プロツアー参加権利
以下のプレイヤーに次回プロツアー参加権利及び、開催地までの往復航空券が授与される。
- 個人戦グランプリ
- トップ8
- マッチポイント39点以上獲得者
- チーム戦グランプリ
- トップ4のチームメンバー
- マッチポイント36点以上獲得チームのメンバー
過去のプロツアー参加権利対象者の変遷は以下のとおり。
- 2011年まで:上位16名がプロツアーの参加権利を獲得。
- 2012年:プレミアイベント体制の変更によって上位4名までに調整された。その代わり、上位4名(上位2チーム)全員にプロツアー開催への往復航空券も授与。
- 2013年度:参加人数が1,200人を超えた場合、個人戦39ポイント/チーム戦36ポイント(12勝3敗)以上でプロツアーの参加権利が与えられ、決勝トーナメント進出者(個人戦上位8名/チーム戦上位4チーム)全員にはさらに開催地の往復航空券も授与される。
- 2014-2015シーズン:参加人数に関係なく、個人戦39ポイント/チーム戦36ポイント以上でプロツアーの参加権利が与えられるようになった。決勝トーナメント進出者全員にはさらに開催地の往復航空券も前年同様に授与される。
- 2015-2016シーズン:プロツアーの参加権利を獲得したプレイヤー全員に、開催地の往復航空券が授与される。
賞金(2015年まで)
個人戦賞金
順位 | 賞金 | 備考 |
---|---|---|
1 | 4,000USD | 次回プロツアー参加権利+往復航空券 |
2 | 2,700USD | |
3-4 | 1,500USD | |
5-8 | 1,000USD | |
9-12 | 600USD | |
13-16 | 550USD | |
17-23 | 500USD | |
24-32 | 400USD | |
33-64 | 300USD | |
65-100 | 250USD | 参加人数が1200人以上の場合 |
101-150 | 200USD | 参加人数が2400人以上の場合 |
151-230 | 200USD | 参加人数が3600人以上の場合(※) |
※なお、実際の本戦参加人数が3600人未満だが、主催者によって3600人以上扱いというケースがある。(→グランプリ千葉15)
チーム戦賞金
順位 | 賞金 | 備考 |
---|---|---|
1 | 8,100USD(2,700USD) | 次回プロツアー参加権利+往復航空券 |
2 | 5,400USD(1,800USD) | |
3-4 | 3,000USD(1,000USD) | |
5-8 | 2,025USD(675USD) | |
9-12 | 1,275USD(425USD) | |
13-16 | 1,125USD(375USD) | |
17-20 | 1,050USD(350USD) | |
21-24 | 900USD(300USD) | |
25-36 | 750USD(250USD) | 参加チーム数が400チーム以上の場合 |
37-51 | 600USD(200USD) | 参加チーム数が800チーム以上の場合 |
52-76 | 600USD(200USD) | 参加チーム数が1200チーム以上の場合 |
※賞金の括弧内は一人あたりの金額
その他
- グランプリ参加者最多記録はグランプリラスベガス15の7551人(ただし同時開催の2イベントの合計。各イベントの参加者数はそれぞれ3687人、3864人)、国内最多はグランプリ千葉15の3551人。2グランプリともモダンマスターズ2015のリミテッドという特殊なフォーマットを採用している。
- 単一イベントの参加者最多記録は、グランプリラスベガス13(フォーマット:Modern Mastersリミテッド)の4,500人。
- 2012年以降、主催がウィザーズ社から大手ショップなどカードゲーム関連会社(日本では晴れる屋・BIG MAGIC・ホビーステーションなど)に移管されている。出展ディーラーが多彩になったり、サイドイベントが日本レガシー選手権やスーパーサンデーシリーズのように豪華になってたりしている。また、大会運営と賞金の提供を分離することで、法律上の問題をクリアしている。日本国内の大会でも賞金がドル建てなのはこのためである。
- 2018年、主催が新設会社「ChannelFireball Events」(Siteline Productions及びカードショップ「Channel Fireball」によって新たに創立された会社)に移管されている予定。
- 2013年以降、各グランプリのスーパーサンデーシリーズの優勝者は、翌年のスーパーサンデーシリーズチャンピオンシップへの出場権、及び同イベントに参加するための往復交通、ホテル、食事など補助が与えられる。
- 個人戦に限り、プレインズウォーカーポイントや各地のグランプリ・トライアルによるByeが存在し、スリープ・イン・スペシャルという優待もある。
- かつてプレインズウォーカーポイントだけでも上限である3Byeを獲得できたが、2013-14シーズンでプレインズウォーカーポイントの競技合計部門が簡略化により、プレインズウォーカーポイントによる3Byeは廃止され、1Bye、2Bye獲得の必要ポイントが過去の約3倍になった。その代わり、Byeの有効期間が過去の「約3~6ヶ月」から「次のトーナメント・シーズン終了まで(約1年以上)」に延長された。
- プロプレイヤーズ・クラブ(ゴールドレベル以上)とマジック・プロツアー殿堂表彰者による個人戦3Byeは引き続き採用される。
- なお、かつてチーム戦のグランプリはByeが存在したが、前述の改訂に伴い廃止された。
- 世界で最初に開催されたグランプリはグランプリアムステルダム97、日本で最初に開催されたグランプリはグランプリ東京97である。
- 必要以上の遠征による負担軽減のため、2013-14年度から、同一プロツアー・シーズンにおいて、グランプリから獲得したポイントは上位5戦分のみ加算し、その以外のポイントは生涯プロツアー・ポイントのみに加算する。2014-15年度から、上位6戦分に拡張される。
参考
- グランプリ開催案内
- Category:グランプリ - グランプリのトーナメント記録ページの一覧
- トーナメント記録
- トーナメント用語