シャーマンの恍惚/Shaman's Trance
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2017年5月6日 (土) 00:31時点における版
WHISPERのテキストは最新のオラクルに対応していません。「自分の墓地からカードをプレイできず」は「自分の墓地から呪文を唱えられず、土地をプレイできず」と読み替えて下さい。
他のプレイヤーの墓地にあるカードを自分の墓地にあるかのようにプレイできるようにし、逆に他のプレイヤーにはその墓地からカードをプレイすることを禁止する呪文。
しかし、このカード自体に「墓地のカードをプレイできるようにする」特別な能力はないことに注意。単体ではほとんど意味をなさず、下記のような方法との組み合わせが必要である。
- フラッシュバック
- いずれかの墓地にあるフラッシュバックを持つカードは、いずれもプレイが可能である。これらのカードは、通常通りプレイ後には追放される。
- 収録されたブロックから見てもこの用法がメインと言えるだろう。
- ヨーグモスの意志/Yawgmoth's Will
- このターンにあなたがヨーグモスの意志を唱えている場合、あなたの墓地のカードと同様に、他のプレイヤーの墓地のカードをプレイすることができる。
- あなたの墓地からプレイされたカードは追放される。他のプレイヤーの墓地からプレイされたカードはヨーグモスの意志の置換効果が適用されないため、そのままそのプレイヤーの墓地に置かれる。
- マナが許す限り他のプレイヤーの墓地のカードを使い続けることができる。
- 対戦相手の墓地にBlack Lotus・暗黒の儀式/Dark Ritual・煮えたぎる歌/Seething Song等のマナ加速があった場合、無限マナを発生させることが可能となる。→友情コンボ
- 世界のるつぼ/Crucible of Worlds
- いずれかの墓地にある土地カードは、いずれもプレイが可能である。当然だが、自分のターンのメイン・フェイズに、1ターンに1枚しかプレイできない。
- どちらかというと、世界のるつぼのオマケのような使い方になる。
上記の方法でも色の問題などでうまくいかないことも多い。総合的に見て使いづらいカードと言える。
他によく勘違いされるのは下記の事柄である。
- 栄光/Gloryのような他のプレイヤーの墓地にあるカードの能力を起動することはできず、そのプレイヤーがその能力を起動することを妨げることができない。
- ゾンビ化/Zombifyなどで対戦相手の墓地にあるクリーチャーを戦場に出すことはできない。なぜならカードのプレイを許可するだけでそれがあなたの墓地にあるわけではないからである。
- 2017年4月のオラクル更新で翻弄する魔道士/Meddling Mageなどと共に、カードという表現が無くなり呪文を唱えることと土地のプレイが分けられた。些細な変更だが、呪文織りの渦巻/Spellweaver Voluteの効果を阻止できるようになった。
参考
- 18,000 Words: The 100 Worst Magic Cards of All Time 第13位(Braingeyser)
- 恍惚(カード名国語辞典)
- カード個別評価:ジャッジメント - レア