原初の災厄、ザカマ/Zacama, Primal Calamity

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(近年の同様のティム能力を検索してみたところ特に珍しくはない。誘発型の場合はうっかり自殺してしまわないようになっているだけである。)
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[[赤緑白]]3色の[[伝説の]][[エルダー]]・[[恐竜]]。[[警戒]]、[[到達]]、[[トランプル]]に加え、[[唱える|唱えて]]いた場合には[[CIP]]で[[粗野な覚醒/Rude Awakening]]の一番目の[[モード]]が[[誘発]]し(いわゆる[[フリースペル]]である)、更に自身の持つ三色それぞれに因んだ3[[マナ]]の[[起動型能力]]を3つ持つ。
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[[赤緑白]]3色の[[伝説の]][[エルダー]]・[[恐竜]]。[[警戒]]、[[到達]]、[[トランプル]]に加え、[[唱える|唱えて]]いた場合には[[CIP]]で[[あなた]][[コントロール (ルール用語)|コントロール]]するすべての[[土地]]が[[アンタップ]]され([[フリースペル]]の一種である)、さらに自身の持つ3色それぞれに因んだ3[[マナ]]の[[起動型能力]]を3つ持つ。
  
起動型能力はそれぞれ[[対象]]に制限のない[[掃射/Strafe]][[帰化/Naturalize]]、[[治癒の軟膏/Healing Salve]][[回復]]モード相当の[[効果]]。9マナ分の[[土地]]からこれを唱えたならばCIP[[能力]]によって更に9マナを使えるはずなので、最低でも合計3回[[起動]]できる。[[対戦相手]]の盤面を焼き払うなり、マナを伸ばす過程で擦り減った[[ライフ]]を補填するなり、厄介な[[置物]]を[[除去]]するなりで、9/9という自身の[[サイズ]]と合わせて劣勢をも一気に引っ繰り返し得る。[[チャンプブロック]]を許さないトランプル、防御を疎かにしない警戒、[[飛行]]クリーチャーにも対応できる到達と、このレベルのファッティにはどれも嬉しい[[戦闘]]向け能力を三つも持っており、クリーチャー同士の攻防においては隙が無い。厄介な[[接死]]持ちも[[赤]]の起動型能力で[[除去]]できる上、[[イクサランの束縛/Ixalan's Binding]]や[[光明の縛め/Luminous Bonds]]などの[[エンチャント]]による疑似除去も[[緑]]の起動型能力で(前者についてはマナを立てていれば)自力で突破できるのも高評価。
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起動型能力の[[効果]]はそれぞれ[[クリーチャー]]への3点[[ティム]]、[[帰化/Naturalize]]、3点の[[回復]]。9マナ分の[[土地]]からこれを唱えたならばCIP[[能力]]によってさらに9マナを使えるはずなので、最低でも合計3回[[起動]]できる。[[対戦相手]][[置物]][[接死]]持ちなどの厄介な[[生物]]を[[除去]]するなり、マナを伸ばす過程ですり減ったライフを補填するなりしつつ、9/9という自身の[[サイズ]]も合わさって劣勢をも一気に引っ繰り返し得る。このサイズの[[ファッティ]]にはどれも嬉しい[[戦闘]]向けの[[常在型能力]]を3つも持っており、クリーチャー同士の攻防においても隙がない。[[イクサランの束縛/Ixalan's Binding]]や[[光明の縛め/Luminous Bonds]]などの[[エンチャント]]による疑似除去も[[緑]]の起動型能力で(前者についてはマナを立てていれば)自力で突破できるのも高評価。
  
最大の懸念点は[[呪禁]]や[[破壊不能]]といった[[除去耐性]]を備えていないこと。対戦相手が[[土地]]しか[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]していないような場合、即除去はもちろんCIP能力の解決後であっても精々9点のライフ回復程度しか仕事をしない可能性もある。それでも[[戦場に出る]]ことさえ出来ればマナや[[テンポ]]の面では損をせず、更に土地が伸びているなら使えるマナが増える。2体目のザカマに繋げることや、除去を弾く手段を構えることもできるため、プレイングや[[構築]]次第で補える範囲ではある。
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最大の懸念点は[[除去耐性]]に乏しいこと。土地のアンタップが[[解決]]される前に[[対応して]]除去されると、マナ不足で一度も能力を起動できないこともありうる。また対象に取れるものがなかった場合、せいぜい9点のライフ回復程度しか仕事をしない可能性もある。それでも唱えられて[[戦場に出る]]ことさえ出来ればマナや[[テンポ]]の面では損をせず、土地が10マナ分以上に伸びているなら使えるマナが増える。2体目のザカマに繋げることや、除去から守る手段を構えることもできるため、プレイングや[[構築]]で補いたい。
  
 
総じて[[ランプ]][[デッキ]]の[[フィニッシャー]]としての風格を充分に備えた強力なクリーチャー。[[リミテッド]]では3色9マナという[[重い|重さ]]さえクリア出来れば、劣勢を一気に引っ繰り返せるボムとなる。[[構築]]においてもランプ系のデッキが成立すれば採用されるだろう。
 
総じて[[ランプ]][[デッキ]]の[[フィニッシャー]]としての風格を充分に備えた強力なクリーチャー。[[リミテッド]]では3色9マナという[[重い|重さ]]さえクリア出来れば、劣勢を一気に引っ繰り返せるボムとなる。[[構築]]においてもランプ系のデッキが成立すれば採用されるだろう。
  
 
*CIP能力は、[[風への放流/Release to the Wind]]で[[追放]]領域から唱えた場合や、([[スタンダード]]での共演は叶わなかったが)[[霊気池の驚異/Aetherworks Marvel]]で[[ライブラリー]]から唱えた場合など、[[手札]]以外から唱えられた場合でも問題なく誘発する。
 
*CIP能力は、[[風への放流/Release to the Wind]]で[[追放]]領域から唱えた場合や、([[スタンダード]]での共演は叶わなかったが)[[霊気池の驚異/Aetherworks Marvel]]で[[ライブラリー]]から唱えた場合など、[[手札]]以外から唱えられた場合でも問題なく誘発する。
*[[赤]]の起動型能力は、近年のこの手の能力では珍しく[[あなた]]がコントロールする他のクリーチャーや自分自身をも対象にできる。追放除去や[[ソーサリー]]によるコントロール奪取に対して、9マナ分が残っているなら非常措置として自身を焼いてしまえることは覚えておいて損はない。
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*コントロール奪取などに対して、非常措置としてザカマ自身や自分の他のクリーチャーを焼いてしまえることは覚えておいて損はない。
  
 
==関連カード==
 
==関連カード==

2018年4月22日 (日) 00:26時点における版


Zacama, Primal Calamity / 原初の災厄、ザカマ (6)(赤)(緑)(白)
伝説のクリーチャー — エルダー(Elder) 恐竜(Dinosaur)

警戒、到達、トランプル
原初の災厄、ザカマが戦場に出たとき、あなたがそれを唱えていた場合、あなたがコントロールしている土地をすべてアンタップする。
(2)(赤):クリーチャー1体を対象とする。原初の災厄、ザカマはそれに3点のダメージを与える。
(2)(緑):アーティファクト1つかエンチャント1つを対象とし、それを破壊する。
(2)(白):あなたは3点のライフを得る。

9/9

赤緑白3色の伝説のエルダー恐竜警戒到達トランプルに加え、唱えていた場合にはCIPあなたコントロールするすべての土地アンタップされ(フリースペルの一種である)、さらに自身の持つ3色それぞれに因んだ3マナ起動型能力を3つ持つ。

起動型能力の効果はそれぞれクリーチャーへの3点ティム帰化/Naturalize、3点の回復。9マナ分の土地からこれを唱えたならばCIP能力によってさらに9マナを使えるはずなので、最低でも合計3回起動できる。対戦相手置物接死持ちなどの厄介な生物除去するなり、マナを伸ばす過程ですり減ったライフを補填するなりしつつ、9/9という自身のサイズも合わさって劣勢をも一気に引っ繰り返し得る。このサイズのファッティにはどれも嬉しい戦闘向けの常在型能力を3つも持っており、クリーチャー同士の攻防においても隙がない。イクサランの束縛/Ixalan's Binding光明の縛め/Luminous Bondsなどのエンチャントによる疑似除去もの起動型能力で(前者についてはマナを立てていれば)自力で突破できるのも高評価。

最大の懸念点は除去耐性に乏しいこと。土地のアンタップが解決される前に対応して除去されると、マナ不足で一度も能力を起動できないこともありうる。また対象に取れるものがなかった場合、せいぜい9点のライフ回復程度しか仕事をしない可能性もある。それでも唱えられて戦場に出ることさえ出来ればマナやテンポの面では損をせず、土地が10マナ分以上に伸びているなら使えるマナが増える。2体目のザカマに繋げることや、除去から守る手段を構えることもできるため、プレイングや構築で補いたい。

総じてランプデッキフィニッシャーとしての風格を充分に備えた強力なクリーチャー。リミテッドでは3色9マナという重ささえクリア出来れば、劣勢を一気に引っ繰り返せるボムとなる。構築においてもランプ系のデッキが成立すれば採用されるだろう。

関連カード

サイクル

イクサランの相克エルダー恐竜サイクル。いずれも伝説のクリーチャーレアの各に1枚ずつ存在するほか、多色にも神話レア原初の災厄、ザカマ/Zacama, Primal Calamityが存在する。

イクサランを補完するために、イクサランの相克では主要四大クリーチャー・タイプを強化するカードを収録する必要性があった。その内恐竜について、各陣営ごとに設定された固有色の縛りを曲げる、メガサウルス/Megasaursという巨大恐竜のサイクルが提唱された。陣営を成立させるためのそれに例外を設ける事への懸念や抵抗もあったが、クリエイティブ・チームはそれらをエルダー・恐竜にするというアイデアを返し、議論の末収録の運びとなった(The Arrival of Rivals/『イクサランの相克』の時刻)。

ストーリー

ザカマ/Zacamaは、オラーズカ/Orazcaとともに長い眠りについていた古の恐竜の1体。三つの頭を持つ巨大な肉食恐竜(イラスト)。マナと、三相一体の太陽/The Threefold Sunの生ける体現である。

黄金の都オラーズカ/Orazcaを発見したファートリ/Huatliは、同時に目覚めたザカマに騎乗して太陽帝国/The Sun Empireへと凱旋した。都へ到着すると、ザカマはいずこかへと去っていった。

登場カード

イラストに登場

イクサランの相克
基盤の揺るぎ/Shake the Foundations光輝の勇者、ファートリ/Huatli, Radiant Champion

登場作品・登場記事

参考

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