プロツアー「マジック・オリジン」
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'''プロツアー「[[マジック・オリジン]]」'''/''Pro Tour Magic Origins''は、[[2015年]]にカナダ・バンクーバーで開催された、[[スタンダード]]と[[ブースター・ドラフト]]の[[プロツアー]]。 | '''プロツアー「[[マジック・オリジン]]」'''/''Pro Tour Magic Origins''は、[[2015年]]にカナダ・バンクーバーで開催された、[[スタンダード]]と[[ブースター・ドラフト]]の[[プロツアー]]。 | ||
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[[マジック・オリジン]]に収録されている新[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]群や個性的な新[[カード]]がどう[[環境]]に影響を与えるのか注目を集めた今大会。 | [[マジック・オリジン]]に収録されている新[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]群や個性的な新[[カード]]がどう[[環境]]に影響を与えるのか注目を集めた今大会。 | ||
− | 初日時点での使用者数は、[[緑単信心#テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期|緑赤信心]]が15.01%で第一位、[[ケラル砦の修道院長/Abbot of Keral Keep]]や[[極上の炎技/Exquisite Firecraft]]などを獲得した[[スライ/スタンダード/テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期|赤単]]が13.74%で第二位、[[衰滅/Languish]]などを獲得した[[黒緑白ビートダウン#テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期|アブザン・コントロール]](アブザン大変異を含む)が11.96%で第三位と、[[マジック・オリジン]]以前より活躍していた[[デッキタイプ]]が3位までには並んだ。新デッキタイプでは、マジック・オリジンで多数のパーツを獲得した[[青赤魂込め#テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期|青赤アーティファクト]](8.40%で第四位)や[[先祖の結集|アブザンラリー]](6.11%で第七位)などを比較的多くの[[プレイヤー]]が用い台風の目となった([ | + | 初日時点での使用者数は、[[緑単信心#テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期|緑赤信心]]が15.01%で第一位、[[ケラル砦の修道院長/Abbot of Keral Keep]]や[[極上の炎技/Exquisite Firecraft]]などを獲得した[[スライ/スタンダード/テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期|赤単]]が13.74%で第二位、[[衰滅/Languish]]などを獲得した[[黒緑白ビートダウン#テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期|アブザン・コントロール]](アブザン大変異を含む)が11.96%で第三位と、[[マジック・オリジン]]以前より活躍していた[[デッキタイプ]]が3位までには並んだ。新デッキタイプでは、マジック・オリジンで多数のパーツを獲得した[[青赤魂込め#テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期|青赤アーティファクト]](8.40%で第四位)や[[先祖の結集|アブザンラリー]](6.11%で第七位)などを比較的多くの[[プレイヤー]]が用い台風の目となった([https://magic.wizards.com/en/events/coverage/ptori/pro-tour-magic-origins-standard-metagame-breakdown-2015-07-31 参考]/[https://mtg-jp.com/coverage/ptori15/article/015371/ 翻訳])。 |
− | + | 2日目進出者の使用率は、緑赤信心、赤単、アブザン・コントロール、青赤アーティファクトと4位までの順序は変わらない。ただし、デッキタイプごとの2日目進出率を見るとチーム[[Channel Fireball]]とカナダ勢が合同で組み上げた青赤アーティファクトが非常に優れた成績を残している([https://magic.wizards.com/en/events/coverage/ptdtk/day-two-standard-metagame-breakdown-2015-04-11 参考]/[https://mtg-jp.com/coverage/ptdtk15/article/014666/ 翻訳])。 | |
日本勢では、[[山本賢太郎]]が初日全勝という好スタートを切り、そのまま予選ラウンドをトップ通過して3度目のプロツアーベスト8進出を果たし[[プロプレイヤーズ・クラブ|プラチナ・レベル]]に到達した。 | 日本勢では、[[山本賢太郎]]が初日全勝という好スタートを切り、そのまま予選ラウンドをトップ通過して3度目のプロツアーベスト8進出を果たし[[プロプレイヤーズ・クラブ|プラチナ・レベル]]に到達した。 | ||
− | + | 最終的に赤単が2プロツアー大会連続で優勝をおさめた。トップ8に赤単や青赤アーティファクト等の高速アグロが多く残ったため、3日目の生放送は過去最速で終了した。 | |
熾烈な争いとなっていた2014-15年[[プロツアー・ポイント]]・ランキングは、青赤アーティファクトを用い準優勝した[[Mike Sigrist]]がランキングごぼう抜きで[[プレイヤー・オブ・ザ・イヤー]]となった。 | 熾烈な争いとなっていた2014-15年[[プロツアー・ポイント]]・ランキングは、青赤アーティファクトを用い準優勝した[[Mike Sigrist]]がランキングごぼう抜きで[[プレイヤー・オブ・ザ・イヤー]]となった。 | ||
− | *[[マリガン]]したプレイヤーは[[キープ]]後に[[占術]]1を行ってもよいという新マリガンルールが試験的に採用されている([ | + | *[[マリガン]]したプレイヤーは[[キープ]]後に[[占術]]1を行ってもよいという新マリガンルールが試験的に採用されている([https://magic.wizards.com/en/events/coverage/ptori/vancouver-mulligan-rule-2015-07-31 参考]/[https://mtg-jp.com/coverage/ptori15/article/015386/ 翻訳])。 |
*ニコニコ動画において、全日程を通じて日本人向け生放送配信に加えて、開催の同週に直前生放送が行われた。 | *ニコニコ動画において、全日程を通じて日本人向け生放送配信に加えて、開催の同週に直前生放送が行われた。 | ||
*日本人の[[八十岡翔太]]を含む3名のプレイヤーが[[2015年]]度の[[マジック・プロツアー殿堂]]顕彰者として発表された。 | *日本人の[[八十岡翔太]]を含む3名のプレイヤーが[[2015年]]度の[[マジック・プロツアー殿堂]]顕彰者として発表された。 | ||
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==上位入賞者== | ==上位入賞者== | ||
− | *優勝 [[Joel Larsson]] ([[スライ/スタンダード/テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期|赤単]]) | + | *優勝 [[Joel Larsson]]([[スライ/スタンダード/テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期|赤単]]) |
− | *準優勝 [[Mike Sigrist]] ([[青赤魂込め#テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期|青赤アーティファクト]]) | + | *準優勝 [[Mike Sigrist]]([[青赤魂込め#テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期|青赤アーティファクト]]) |
− | *第3位 [[Paul Jackson]] ([[緑単信心#テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期|緑赤信心]]) | + | *第3位 [[Paul Jackson]]([[緑単信心#テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期|緑赤信心]]) |
− | *第4位 [[Matt Sperling]] ([[黒緑白コントロール#テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期|アブザン・コントロール]]) | + | *第4位 [[Matt Sperling]]([[黒緑白コントロール#テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期|アブザン・コントロール]]) |
− | *第5位 [[山本賢太郎]] ([[黒緑白コントロール#テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期|アブザン大変異]]) | + | *第5位 [[山本賢太郎]]([[黒緑白コントロール#テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期|アブザン大変異]]) |
− | *第6位 [[Stephen Neal]] ([[スライ/スタンダード/テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期|赤単]]) | + | *第6位 [[Stephen Neal]]([[スライ/スタンダード/テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期|赤単]]) |
− | *第7位 [[Pat Cox]] ([[スライ/スタンダード/テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期|赤単]]) | + | *第7位 [[Pat Cox]]([[スライ/スタンダード/テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期|赤単]]) |
− | *第8位 [[Stephen Berrios]] ([[青赤魂込め#テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期|青赤アーティファクト]]) | + | *第8位 [[Stephen Berrios]]([[青赤魂込め#テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期|青赤アーティファクト]]) |
==参考== | ==参考== | ||
− | *[ | + | *[https://magic.wizards.com/en/events/coverage/ptori Larsson's Spark Ignites in Vancouver] ([[WotC]]、英語) |
− | *[ | + | *[https://mtg-jp.com/coverage/ptori15/ プロツアー『マジック・オリジン』イベントカバレージ] (WotC、日本語) |
− | *[https://live.nicovideo.jp/watch/lv227601145 | + | *[https://live.nicovideo.jp/watch/lv227601145 マジック:ザ・ギャザリング プロツアー『マジック・オリジン』 in バンクーバー DAY1](WotC、ニコニコ生放送 日本語) |
− | *[https://live.nicovideo.jp/watch/lv227601982 | + | *[https://live.nicovideo.jp/watch/lv227601982 マジック:ザ・ギャザリング プロツアー『マジック・オリジン』 in バンクーバー DAY2](WotC、ニコニコ生放送 日本語) |
− | *[https://live.nicovideo.jp/watch/lv227602145 | + | *[https://live.nicovideo.jp/watch/lv227602145 マジック:ザ・ギャザリング プロツアー『マジック・オリジン』 in バンクーバー DAY3](WotC、ニコニコ生放送 日本語) |
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2021年9月11日 (土) 14:31時点における版
プロツアー「マジック・オリジン」/Pro Tour Magic Originsは、2015年にカナダ・バンクーバーで開催された、スタンダードとブースター・ドラフトのプロツアー。
目次 |
概要
マジック・オリジンに収録されている新プレインズウォーカー群や個性的な新カードがどう環境に影響を与えるのか注目を集めた今大会。
初日時点での使用者数は、緑赤信心が15.01%で第一位、ケラル砦の修道院長/Abbot of Keral Keepや極上の炎技/Exquisite Firecraftなどを獲得した赤単が13.74%で第二位、衰滅/Languishなどを獲得したアブザン・コントロール(アブザン大変異を含む)が11.96%で第三位と、マジック・オリジン以前より活躍していたデッキタイプが3位までには並んだ。新デッキタイプでは、マジック・オリジンで多数のパーツを獲得した青赤アーティファクト(8.40%で第四位)やアブザンラリー(6.11%で第七位)などを比較的多くのプレイヤーが用い台風の目となった(参考/翻訳)。
2日目進出者の使用率は、緑赤信心、赤単、アブザン・コントロール、青赤アーティファクトと4位までの順序は変わらない。ただし、デッキタイプごとの2日目進出率を見るとチームChannel Fireballとカナダ勢が合同で組み上げた青赤アーティファクトが非常に優れた成績を残している(参考/翻訳)。
日本勢では、山本賢太郎が初日全勝という好スタートを切り、そのまま予選ラウンドをトップ通過して3度目のプロツアーベスト8進出を果たしプラチナ・レベルに到達した。
最終的に赤単が2プロツアー大会連続で優勝をおさめた。トップ8に赤単や青赤アーティファクト等の高速アグロが多く残ったため、3日目の生放送は過去最速で終了した。
熾烈な争いとなっていた2014-15年プロツアー・ポイント・ランキングは、青赤アーティファクトを用い準優勝したMike Sigristがランキングごぼう抜きでプレイヤー・オブ・ザ・イヤーとなった。
- マリガンしたプレイヤーはキープ後に占術1を行ってもよいという新マリガンルールが試験的に採用されている(参考/翻訳)。
- ニコニコ動画において、全日程を通じて日本人向け生放送配信に加えて、開催の同週に直前生放送が行われた。
- 日本人の八十岡翔太を含む3名のプレイヤーが2015年度のマジック・プロツアー殿堂顕彰者として発表された。
基本データ
- 日時:2015年7月31日~8月2日
- 会場:Vancouver Convention Centre
- フォーマット:混合
- 1日目:ブースター・ドラフト(マジック・オリジン)3回戦、スタンダード(基本セット2015+マジック・オリジン+テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック)5回戦
- 2日目:ブースター・ドラフト3回戦、スタンダード5回戦
- 3日目(決勝ラウンド):スタンダード
- 参加者数:391名
上位入賞者
- 優勝 Joel Larsson(赤単)
- 準優勝 Mike Sigrist(青赤アーティファクト)
- 第3位 Paul Jackson(緑赤信心)
- 第4位 Matt Sperling(アブザン・コントロール)
- 第5位 山本賢太郎(アブザン大変異)
- 第6位 Stephen Neal(赤単)
- 第7位 Pat Cox(赤単)
- 第8位 Stephen Berrios(青赤アーティファクト)
参考
- Larsson's Spark Ignites in Vancouver (WotC、英語)
- プロツアー『マジック・オリジン』イベントカバレージ (WotC、日本語)
- マジック:ザ・ギャザリング プロツアー『マジック・オリジン』 in バンクーバー DAY1(WotC、ニコニコ生放送 日本語)
- マジック:ザ・ギャザリング プロツアー『マジック・オリジン』 in バンクーバー DAY2(WotC、ニコニコ生放送 日本語)
- マジック:ザ・ギャザリング プロツアー『マジック・オリジン』 in バンクーバー DAY3(WotC、ニコニコ生放送 日本語)
- トーナメント記録
2015シーズン | |||||||||
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世界選手権 ワールドカップ |
世界選手権 - ワールド・マジック・カップ(大阪予選 - 東京予選 - 名古屋予選) | ||||||||
プロツアー | プロツアー「運命再編」(ワシントンDC) - プロツアー「タルキール龍紀伝」(ブリュッセル) - プロツアー「マジック・オリジン」(バンクーバー) - プロツアー「戦乱のゼンディカー」(ミルウォーキー) | ||||||||
グランプリ |
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その他 | SSSチャンピオンシップ - ヴィンテージ - レガシー | ||||||||
1995-1996・1996-1997・1997-1998・1998-1999・1999-2000・2000-2001・2001-2002・2002-2003・2003-2004・2004-2005・2006・ 2007・2008・2009・2010・2011・2012・2013・2014・2015・2016・2017・2018・2019・2020・2020-2021・2021-2022・2022-2023・2023-2024・2024-2025 |